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(株)明豊エンタープライズ

東証STD 8927

決算:7月末日

20260304

【本内容は2Q決算発表(2026年3月17日)前に取材】

2026年7月期第2四半期決算

大幅な増収・増益で推移。

売上高:14,861百万円(前年同期比26.5%増)

営業利益:1,440百万円(同37.0%増)

経常利益:1,202百万円(同67.0%増)

親会社に帰属する四半期純利益:859百万円(同86.7%増)


ビジネスモデルや事業内容

東京都内の23区、特に城南・城西地区に特化して物件を仕入れ開発・販売する1棟のアパート・マンションの投資用デベロッパー。主なターゲット層は国内外の投資家であり、購入者が大家となる賃貸経営向けの物件を提供する事業形態。


創業の経緯と転機となった出来事

社歴は58年と長く、過去には大手企業とジョイントベンチャーを組む時期もあったが、現在は独自展開の実施。最大の転機は5年前の人事評価のフルモデルチェンジ。管理職自らが仕入れを行わずチームの売上を評価基準とする体制へ移行したことで若手へのノウハウ継承が進み、組織全体の総合力が向上したという経緯。


直近の決算状況

【2026年7月期1Q】

2026年7月期第1四半期の売上高は4,921百万円(前年同期比31.6%減)、営業利益は411百万円(前年同期比44.3%減)、経常利益は180百万円(前年同期比69.7%減)という実績。前年同期比における減収減益の要因は、前第1四半期に売却予定物件の期ずれによる売却が複数あったことによる売上高の減少と、人件費や融資関連費用の増加。しかしこの前年同期比減は期初の計画に織り込み済みであり、第2四半期以降での売上増加に伴い販管費等は回収される見込みであり、通期業績予想に向けて順調に進捗している状況。


特徴や強み

城南・城西地区へのドミナント戦略による高密度な情報収集力と、新卒から育成した20代の若手社員が同時多発的に仕入れを行うチームワーク制により、属人化を排した安定的な調達力。また、グループ内に建設会社2社と管理会社を持つ垂直統合戦略により、自前での迅速なプランニングと徹底したコスト管理が可能となる構造。これにより、土地仕入れから売却までのキャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)を他社より約3ヶ月早い18ヶ月程度に短縮し、資金効率の飛躍的な向上。さらに、自社管理による将来の売却益確保を見据えた立地選定により、他社より高い賃料利回り4%前後の水準を提示できる競争優位性。


成長戦略

「垂直統合から水平展開へ」の方針のもと、城南・城西地区での開発体制は維持しつつ、買い手である投資家の開拓を海外へ水平展開していく戦略。具体的には台湾に販売拠点を設け、円安を背景とした海外投資家や海外在住の日本人富裕層への販売機会の拡大。さらに、スマートフォン支給やコミュニケーションツールの活用、AIを利用した迅速なプランニングといったDX化を推進し、仕入れの意思決定スピードを劇的に高める生産性向上。


株主還元策

昨年8月に累進配当制度を正式に導入し、継続的かつ安定的な還元と配当の絶対値引き上げを基本とする方針。配当性向などの目安はあえて設けず、デベロッパーとして不可欠な手元資金を充実させて事業利益を拡大し、結果として株価上昇を通じて投資家へより大きく還元する考え。2026年7月期の年間配当は7期連続累進配当となる13円/株を予想しており、新たに1,000株以上保有の株主に対して年2回デジタルギフトを進呈する株主優待制度の導入。


中期事業計画について

前期の急激な業績伸長を踏まえ、今後の伸び幅をしっかりと想定した計画。財務および業績のKPIとして、売上高に対する営業利益率10%以上、ROE15%以上を収益性の目標とし、財務面の安全基準として自己資本比率30%以上の維持。D/Eレシオによる厳格な制限よりも棚卸資産の回転期間を調整し、キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)を短縮して手元資金を浮かすことを最も重視した経営管理。


今期の取り組みやトピックス

第1四半期の開発物件売却は5件、開発用地取得は下北沢や緑が丘など8件の実績。対象エリアである城南・城西地区を変えることなく、従来の4階建て低層物件に加え、10階建ての高層物件の建築や古い建物のリニューアル販売を行うなど、商品の幅を増やす取り組み。また、高騰する資材価格や人件費などの外部環境のコストアップ要因に対しては、グループの建設会社を用いた内製化による工期短縮とコスト管理の徹底で影響を吸収する施策。

(株)明豊エンタープライズ

東証STD 8927

決算:7月末日

【本内容は2Q決算発表(2026年3月17日)前に取材】

2026年7月期第2四半期決算

大幅な増収・増益で推移。

売上高:14,861百万円(前年同期比26.5%増)

営業利益:1,440百万円(同37.0%増)

経常利益:1,202百万円(同67.0%増)

親会社に帰属する四半期純利益:859百万円(同86.7%増)


ビジネスモデルや事業内容

東京都内の23区、特に城南・城西地区に特化して物件を仕入れ開発・販売する1棟のアパート・マンションの投資用デベロッパー。主なターゲット層は国内外の投資家であり、購入者が大家となる賃貸経営向けの物件を提供する事業形態。


創業の経緯と転機となった出来事

社歴は58年と長く、過去には大手企業とジョイントベンチャーを組む時期もあったが、現在は独自展開の実施。最大の転機は5年前の人事評価のフルモデルチェンジ。管理職自らが仕入れを行わずチームの売上を評価基準とする体制へ移行したことで若手へのノウハウ継承が進み、組織全体の総合力が向上したという経緯。


直近の決算状況

【2026年7月期1Q】

2026年7月期第1四半期の売上高は4,921百万円(前年同期比31.6%減)、営業利益は411百万円(前年同期比44.3%減)、経常利益は180百万円(前年同期比69.7%減)という実績。前年同期比における減収減益の要因は、前第1四半期に売却予定物件の期ずれによる売却が複数あったことによる売上高の減少と、人件費や融資関連費用の増加。しかしこの前年同期比減は期初の計画に織り込み済みであり、第2四半期以降での売上増加に伴い販管費等は回収される見込みであり、通期業績予想に向けて順調に進捗している状況。


特徴や強み

城南・城西地区へのドミナント戦略による高密度な情報収集力と、新卒から育成した20代の若手社員が同時多発的に仕入れを行うチームワーク制により、属人化を排した安定的な調達力。また、グループ内に建設会社2社と管理会社を持つ垂直統合戦略により、自前での迅速なプランニングと徹底したコスト管理が可能となる構造。これにより、土地仕入れから売却までのキャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)を他社より約3ヶ月早い18ヶ月程度に短縮し、資金効率の飛躍的な向上。さらに、自社管理による将来の売却益確保を見据えた立地選定により、他社より高い賃料利回り4%前後の水準を提示できる競争優位性。


成長戦略

「垂直統合から水平展開へ」の方針のもと、城南・城西地区での開発体制は維持しつつ、買い手である投資家の開拓を海外へ水平展開していく戦略。具体的には台湾に販売拠点を設け、円安を背景とした海外投資家や海外在住の日本人富裕層への販売機会の拡大。さらに、スマートフォン支給やコミュニケーションツールの活用、AIを利用した迅速なプランニングといったDX化を推進し、仕入れの意思決定スピードを劇的に高める生産性向上。


株主還元策

昨年8月に累進配当制度を正式に導入し、継続的かつ安定的な還元と配当の絶対値引き上げを基本とする方針。配当性向などの目安はあえて設けず、デベロッパーとして不可欠な手元資金を充実させて事業利益を拡大し、結果として株価上昇を通じて投資家へより大きく還元する考え。2026年7月期の年間配当は7期連続累進配当となる13円/株を予想しており、新たに1,000株以上保有の株主に対して年2回デジタルギフトを進呈する株主優待制度の導入。


中期事業計画について

前期の急激な業績伸長を踏まえ、今後の伸び幅をしっかりと想定した計画。財務および業績のKPIとして、売上高に対する営業利益率10%以上、ROE15%以上を収益性の目標とし、財務面の安全基準として自己資本比率30%以上の維持。D/Eレシオによる厳格な制限よりも棚卸資産の回転期間を調整し、キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)を短縮して手元資金を浮かすことを最も重視した経営管理。


今期の取り組みやトピックス

第1四半期の開発物件売却は5件、開発用地取得は下北沢や緑が丘など8件の実績。対象エリアである城南・城西地区を変えることなく、従来の4階建て低層物件に加え、10階建ての高層物件の建築や古い建物のリニューアル販売を行うなど、商品の幅を増やす取り組み。また、高騰する資材価格や人件費などの外部環境のコストアップ要因に対しては、グループの建設会社を用いた内製化による工期短縮とコスト管理の徹底で影響を吸収する施策。

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