20241120
Q:事業内容やビジネスモデル、特徴や強みなどをご説明ください。
A:弊社のビジネスモデルは、ゴルフシャフトをメインとしています。ゴルフクラブメーカーは数多くありますが、実際にはほとんどのメーカーがシャフトを自社で製造しておらず、ヘッドメーカー、シャフトメーカー、グリップメーカーから部品を調達して組み立てています。ヨネックスのように、全てを自社で製造しているメーカーもありますが、ほとんどは外注です。 カーボンシャフトメーカーとしては、弊社は大手である三菱ケミカル、フジクラと並んで、国内では3社が主要なメーカーとなっています。 創業以来、カーボンシャフト一本で事業を行っており、ブランド戦略としてはプロのトーナメントで使用率を上げることで、「プロが評価するシャフト」というイメージを確立するトップダウン戦略をとっています。 会社の規模が小さいため、CMなどを大々的に行うことは難しいので、プロに使用してもらうことが宣伝効果に繋がると考えています。
Q:プロゴルファーとの契約は行っていないということでよろしいでしょうか?
A:はい、契約はしていません。プロの用品契約となると、クラブメーカーと契約するのが一般的で、シャフト単体、ヘッド単体での契約というのは基本的にはありません。 弊社は品質にこだわっており、プロからの評価も高いです。
Q:シャフトの製造工程についてお伺いしてもよろしいでしょうか?
A:シャフトの製造は、一般的には機械で作られていると思われがちですが、実際にはほとんどが手作業です。 カーボンシートを100種類以上の中から10種類近くを厳選し、10個以上のパーツを設計し組み合わせて1本のシャフトを製造しています。
Q:手作業で製造されているというのは、業界では当たり前のことなのでしょうか?
A:はい、シャフト製造において、機械で全てを製造できるメーカーはありません。
Q:ゴルフメーカーからシャフトの製造を依頼されることはあるのでしょうか?
A:はい、メーカーの企画で「こういうものを作ってほしい」という要望があり、OEMとして製造しています。 OEMの売上は全体の1割程度で、残りの9割は自社オリジナル製品です。 オリジナル製品は、特定のメーカーのものではなく、良いものを作るという理念で開発しています。
Q:メーカーが違っても、シャフトが同じということはよくあるのでしょうか?
A:はい、メーカーはOEMメーカーの規格のものを標準品として使用しており、それがメーカーによって5割程度のものから9割以上のものまで様々です。 また、カスタムクラブとして、ユーザーがヘッド、シャフト、グリップを指定して注文を受ける場合があり、カスタムクラブに使用されるシャフトは、各シャフトメーカーのオリジナル製品です。
Q:ヘッドとシャフトの相性についてはいかがでしょうか?
A:ヘッドとシャフトの相性は、多少あります。ヘッドは時代によって流行りがあり各メーカーの方向性は似ています。 当社はその時々でヘッドに合わせたシャフトを開発しています。
Q:新商品と既存商品の売上比率はどれくらいでしょうか?
A:新商品は秋に発売していますが、大体半分くらいです。残りの半分は既存商品となります。 基本的に新商品といっても、新しいイメージのものであり、バージョンアップという概念はありません。
Q:売上高の増減理由としてテストセンターの活用が挙げられていましたが、どのような活動をしているのでしょうか?
A:テストセンターは、開発途中のシャフトのテストがメインです。プロゴルファーにフィッティングしたり、メーカーのCM撮影などにも使用しています。
Q:シェア拡大やブランド力向上に向けた取り組みについて教えていただけますでしょうか?
A:シェアについては、フジクラコンポジットがトップで、OEMで見ると三菱ケミカルがトップです。 自社ブランドでは、フジクラコンポジットがトップで、弊社と三菱ケミカルがそれに続きます。
Q:説明資料に、女子プロの使用率アップに向けた取り組みについて記載がありましたが、具体的にはどのような取り組みをされているのでしょうか?
A:以前はあまり実施していませんでしたが、6年ほど前から女子ツアーのサポートに力を入れるようになり、徐々に使用率も増加しています。 特に今年の製品は、女子プロに使用者が多く、好評です。
Q:海外との売上比率はどれくらいでしょうか?
A:海外は3割程度です。アメリカとアジアに代理店があり、アメリカでは代理店経由で販売しています。 ほとんどのメーカーは日本法人があり、日本向けに販売しています。
Q:前期の決算説明資料から新分野についての記載がありましたが、この新分野についてご説明いただけますでしょうか?
A:ゴルフ業界の波は激しいため、カーボン技術を応用した新分野への進出として、自動車部品などの開発を行っています。 OEMだったりメーカーの問題で公表できないものも多いですが、自動車関係や他のスポーツ関係など、様々な分野で活用されています。
Q:創業の経緯について教えていただけますでしょうか?
A:創業者は、元々オリンピック社でカーボンシャフトの製造に携わっていました。当時、シャフトの売り上げが伸びていたにも関わらず、会社がゴルフクラブ全体を製造することを目指したため、シャフト専門で世界一を目指したいという思いから独立しました。
Q:シャフトで世界一の企業はどこなのでしょうか?
A:世界一位は三菱ケミカルだと考えています。OEMが圧倒的に多く、アメリカでのシェアも高いです。 カスタムシャフトでは、フジクラコンポジットと弊社の方が高いシェアを有しています。
取材者: 事業内容やビジネスモデル、特徴や強みなどをご説明ください。
回答者: 弊社のビジネスモデルは、ゴルフシャフトをメインとしています。ゴルフクラブメーカーは数多くありますが、実際にはほとんどのメーカーがシャフトを自社で製造しておらず、ヘッドメーカー、シャフトメーカー、グリップメーカーから部品を調達して組み立てています。ヨネックスのように、全てを自社で製造しているメーカーもありますが、ほとんどは外注です。カーボンシャフトメーカーとしては、弊社は大手である三菱、フジクラと並んで、国内では3社が主要なメーカーとなっています。
創業以来、カーボンシャフト一本でやってきており、ブランド戦略としてはプロのトーナメントで使用率を上げることで、「プロが評価するシャフト」というイメージを確立するトップダウン戦略をとっています。会社の規模が小さいため、CMなどを大々的に行うことは難しいので、プロに使用してもらうことが宣伝効果に繋がると考えています。
取材者: プロのゴルファーの方とは、御社様自身とはご契約されているわけではないですよね?
回答者: はい、契約はしていません。プロの用品契約となると、クラブメーカーと契約するのが一般的で、シャフト単体、ヘッド単体での契約というのは基本的にはありません。弊社は品質にこだわっており、プロからの評価も高いです。
取材者: シャフトの製造工程についてお伺いしてもよろしいでしょうか?
回答者: シャフトの製造は、一般的には機械で作られていると思われがちですが、実際にはほとんどが手作業です。カーボンシートを100種類以上の中から10種類近くを厳選し、10個以上のパーツを設計し組み合わせて1本のシャフトを作っています。
取材者: 手作業で製造されているというのは、業界では当たり前のことなのでしょうか?
回答者: はい、シャフト製造において、機械で全てを製造できるメーカーはありません。
取材者: ゴルフメーカーからシャフトの製造を依頼されることはあるのでしょうか?
回答者: はい、メーカーの企画で「こういうものを作ってほしい」という要望があり、OEMとして製造しています。OEMの売上は全体の1割程度で、残りの9割は自社オリジナル製品です。オリジナル製品は、特定のメーカーのものではなく、良いものを作るという理念で開発しています。
取材者: メーカーが違っても、シャフトが同じということはよくあるのでしょうか?
回答者: はい、メーカーはOEMメーカーの規格のものを標準品として使用しており、それがメーカーによって5割程度のものから9割以上のものまで様々です。また、カスタムクラブとして、ユーザーがヘッド、シャフト、グリップを指定して注文を受ける場合があり、カスタムクラブに使用されるシャフトは、各シャフトメーカーのオリジナル製品です。
取材者: ヘッドとシャフトの相性についてはいかがでしょうか?
回答者: ヘッドとシャフトの相性は、多少あります。ヘッドは時代によって流行りがあり各メーカーの方向性は似ております。当社はその時々でヘッドに合わせたシャフトを開発しています。
取材者: 新商品と既存商品の売上比率はどれくらいでしょうか?
回答者: 新商品は秋に発売していますが、大体半分くらいです。残りの半分は既存商品となります。 基本的に新商品といっても、新しいイメージのものであり、バージョンアップという概念はありません。
取材者: 売上高の増減理由としてテストセンターの活用が挙げられていましたが、どのような活動をしているのでしょうか?
回答者: テストセンターは、開発途中のシャフトのテストがメインです。プロゴルファーにフィッティングしたり、メーカーのCM撮影などにも使用しています。
取材者: シェア拡大やブランド力向上に向けた取り組みについて教えていただけますでしょうか?
回答者: シェアについては、フジクラがトップで、OEMで見ると三菱がトップです。自社ブランドでは、フジクラがトップで、弊社と三菱がそれに続きます。
取材者: 説明資料に、女子プロの使用率アップに向けた取り組みについて記載がありましたが、具体的にはどのような取り組みをされているのでしょうか?
回答者: 以前はあまりやっていませんでしたが、6年ほど前から女子ツアーのサポートに力を入れるようになり、徐々に使用率も増加しています。特に今年の製品は、女子プロに使用者が多く、好評です。
取材者: 海外との売上比率はどれくらいでしょうか?
回答者: 海外は3割程度です。アメリカとアジアに代理店があり、アメリカでは代理店経由で販売しています。ほとんどのメーカーは日本法人があり、日本向けに販売しています。
取材者: 前期の決算説明資料から新分野についての記載がありましたが、この新分野についてご説明いただけますでしょうか?
回答者: ゴルフ業界の波は激しいため、カーボン技術を応用した新分野への進出として、自動車部品などの開発を行っています。OEMだったりメーカーの問題で公表できないものも多いですが、自動車関係や他のスポーツ関係など、様々な分野で活用されています。
取材者: 創業の経緯について教えていただけますでしょうか?
回答者: 創業者は、元々オリンピック社でカーボンシャフトの製造に携わっていました。当時、シャフトの売り上げが伸びていたにも関わらず、会社がゴルフクラブ全体を製造することを目指したため、シャフト専門で世界一を目指したいという思いから独立しました。
取材者: シャフトで世界一の企業はどこなのでしょうか?
回答者: 世界一位は三菱だと思います。OEMが圧倒的に多く、アメリカでのシェアも高いです。カスタムシャフトでは、フジクラと弊社の方が強いです。
20241120 CP&X
ビジネスモデルや事業内容
グラファイトデザインはゴルフシャフト専業メーカーとして、カーボンシャフトに特化し、高品質な製品を製造している。 ゴルフクラブメーカーの多くはシャフトを外部調達しており、同社は主要なカーボンシャフトメーカー3社のうちの1社である。
創業の経緯と転機となった出来事
創業者は元々オリンピック社でカーボンシャフトの製造に携わっていたが、シャフト専門で世界一を目指したいという思いから独立し、高品質なシャフトを追求してきた。
特徴や強み
手作業での製造にこだわり、100種類以上のカーボンシートから厳選した素材を使用し、10個以上のパーツを組み合わせて1本のシャフトを製造している。 プロのトーナメントでの使用率向上を重視したトップダウン戦略を採用し、プロからの評価も高い。
成長戦略
近年は女子プロへのサポートを強化することでシェア拡大を目指している。 また、カーボン技術を応用した自動車部品などの開発にも力を入れている。
今期の取り組みやトピックス
新商品は秋に発売しており、売上高は新商品と既存商品で半分ずつを占める。 売上高の増減理由としてテストセンターの活用が挙げられており、開発途中のシャフトのテストや、プロゴルファーへのフィッティング、メーカーのCM撮影などに活用している。
IR担当
・資料
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(株)グラファイトデザイン
東証STD 7847
決算:2月末日
Q:事業内容やビジネスモデル、特徴や強みなどをご説明ください。
A:弊社のビジネスモデルは、ゴルフシャフトをメインとしています。ゴルフクラブメーカーは数多くありますが、実際にはほとんどのメーカーがシャフトを自社で製造しておらず、ヘッドメーカー、シャフトメーカー、グリップメーカーから部品を調達して組み立てています。ヨネックスのように、全てを自社で製造しているメーカーもありますが、ほとんどは外注です。 カーボンシャフトメーカーとしては、弊社は大手である三菱ケミカル、フジクラと並んで、国内では3社が主要なメーカーとなっています。 創業以来、カーボンシャフト一本で事業を行っており、ブランド戦略としてはプロのトーナメントで使用率を上げることで、「プロが評価するシャフト」というイメージを確立するトップダウン戦略をとっています。 会社の規模が小さいため、CMなどを大々的に行うことは難しいので、プロに使用してもらうことが宣伝効果に繋がると考えています。
Q:プロゴルファーとの契約は行っていないということでよろしいでしょうか?
A:はい、契約はしていません。プロの用品契約となると、クラブメーカーと契約するのが一般的で、シャフト単体、ヘッド単体での契約というのは基本的にはありません。 弊社は品質にこだわっており、プロからの評価も高いです。
Q:シャフトの製造工程についてお伺いしてもよろしいでしょうか?
A:シャフトの製造は、一般的には機械で作られていると思われがちですが、実際にはほとんどが手作業です。 カーボンシートを100種類以上の中から10種類近くを厳選し、10個以上のパーツを設計し組み合わせて1本のシャフトを製造しています。
Q:手作業で製造されているというのは、業界では当たり前のことなのでしょうか?
A:はい、シャフト製造において、機械で全てを製造できるメーカーはありません。
Q:ゴルフメーカーからシャフトの製造を依頼されることはあるのでしょうか?
A:はい、メーカーの企画で「こういうものを作ってほしい」という要望があり、OEMとして製造しています。 OEMの売上は全体の1割程度で、残りの9割は自社オリジナル製品です。 オリジナル製品は、特定のメーカーのものではなく、良いものを作るという理念で開発しています。
Q:メーカーが違っても、シャフトが同じということはよくあるのでしょうか?
A:はい、メーカーはOEMメーカーの規格のものを標準品として使用しており、それがメーカーによって5割程度のものから9割以上のものまで様々です。 また、カスタムクラブとして、ユーザーがヘッド、シャフト、グリップを指定して注文を受ける場合があり、カスタムクラブに使用されるシャフトは、各シャフトメーカーのオリジナル製品です。
Q:ヘッドとシャフトの相性についてはいかがでしょうか?
A:ヘッドとシャフトの相性は、多少あります。ヘッドは時代によって流行りがあり各メーカーの方向性は似ています。 当社はその時々でヘッドに合わせたシャフトを開発しています。
Q:新商品と既存商品の売上比率はどれくらいでしょうか?
A:新商品は秋に発売していますが、大体半分くらいです。残りの半分は既存商品となります。 基本的に新商品といっても、新しいイメージのものであり、バージョンアップという概念はありません。
Q:売上高の増減理由としてテストセンターの活用が挙げられていましたが、どのような活動をしているのでしょうか?
A:テストセンターは、開発途中のシャフトのテストがメインです。プロゴルファーにフィッティングしたり、メーカーのCM撮影などにも使用しています。
Q:シェア拡大やブランド力向上に向けた取り組みについて教えていただけますでしょうか?
A:シェアについては、フジクラコンポジットがトップで、OEMで見ると三菱ケミカルがトップです。 自社ブランドでは、フジクラコンポジットがトップで、弊社と三菱ケミカルがそれに続きます。
Q:説明資料に、女子プロの使用率アップに向けた取り組みについて記載がありましたが、具体的にはどのような取り組みをされているのでしょうか?
A:以前はあまり実施していませんでしたが、6年ほど前から女子ツアーのサポートに力を入れるようになり、徐々に使用率も増加しています。 特に今年の製品は、女子プロに使用者が多く、好評です。
Q:海外との売上比率はどれくらいでしょうか?
A:海外は3割程度です。アメリカとアジアに代理店があり、アメリカでは代理店経由で販売しています。 ほとんどのメーカーは日本法人があり、日本向けに販売しています。
Q:前期の決算説明資料から新分野についての記載がありましたが、この新分野についてご説明いただけますでしょうか?
A:ゴルフ業界の波は激しいため、カーボン技術を応用した新分野への進出として、自動車部品などの開発を行っています。 OEMだったりメーカーの問題で公表できないものも多いですが、自動車関係や他のスポーツ関係など、様々な分野で活用されています。
Q:創業の経緯について教えていただけますでしょうか?
A:創業者は、元々オリンピック社でカーボンシャフトの製造に携わっていました。当時、シャフトの売り上げが伸びていたにも関わらず、会社がゴルフクラブ全体を製造することを目指したため、シャフト専門で世界一を目指したいという思いから独立しました。
Q:シャフトで世界一の企業はどこなのでしょうか?
A:世界一位は三菱ケミカルだと考えています。OEMが圧倒的に多く、アメリカでのシェアも高いです。 カスタムシャフトでは、フジクラコンポジットと弊社の方が高いシェアを有しています。
取材者: 事業内容やビジネスモデル、特徴や強みなどをご説明ください。
回答者: 弊社のビジネスモデルは、ゴルフシャフトをメインとしています。ゴルフクラブメーカーは数多くありますが、実際にはほとんどのメーカーがシャフトを自社で製造しておらず、ヘッドメーカー、シャフトメーカー、グリップメーカーから部品を調達して組み立てています。ヨネックスのように、全てを自社で製造しているメーカーもありますが、ほとんどは外注です。カーボンシャフトメーカーとしては、弊社は大手である三菱、フジクラと並んで、国内では3社が主要なメーカーとなっています。
創業以来、カーボンシャフト一本でやってきており、ブランド戦略としてはプロのトーナメントで使用率を上げることで、「プロが評価するシャフト」というイメージを確立するトップダウン戦略をとっています。会社の規模が小さいため、CMなどを大々的に行うことは難しいので、プロに使用してもらうことが宣伝効果に繋がると考えています。
取材者: プロのゴルファーの方とは、御社様自身とはご契約されているわけではないですよね?
回答者: はい、契約はしていません。プロの用品契約となると、クラブメーカーと契約するのが一般的で、シャフト単体、ヘッド単体での契約というのは基本的にはありません。弊社は品質にこだわっており、プロからの評価も高いです。
取材者: シャフトの製造工程についてお伺いしてもよろしいでしょうか?
回答者: シャフトの製造は、一般的には機械で作られていると思われがちですが、実際にはほとんどが手作業です。カーボンシートを100種類以上の中から10種類近くを厳選し、10個以上のパーツを設計し組み合わせて1本のシャフトを作っています。
取材者: 手作業で製造されているというのは、業界では当たり前のことなのでしょうか?
回答者: はい、シャフト製造において、機械で全てを製造できるメーカーはありません。
取材者: ゴルフメーカーからシャフトの製造を依頼されることはあるのでしょうか?
回答者: はい、メーカーの企画で「こういうものを作ってほしい」という要望があり、OEMとして製造しています。OEMの売上は全体の1割程度で、残りの9割は自社オリジナル製品です。オリジナル製品は、特定のメーカーのものではなく、良いものを作るという理念で開発しています。
取材者: メーカーが違っても、シャフトが同じということはよくあるのでしょうか?
回答者: はい、メーカーはOEMメーカーの規格のものを標準品として使用しており、それがメーカーによって5割程度のものから9割以上のものまで様々です。また、カスタムクラブとして、ユーザーがヘッド、シャフト、グリップを指定して注文を受ける場合があり、カスタムクラブに使用されるシャフトは、各シャフトメーカーのオリジナル製品です。
取材者: ヘッドとシャフトの相性についてはいかがでしょうか?
回答者: ヘッドとシャフトの相性は、多少あります。ヘッドは時代によって流行りがあり各メーカーの方向性は似ております。当社はその時々でヘッドに合わせたシャフトを開発しています。
取材者: 新商品と既存商品の売上比率はどれくらいでしょうか?
回答者: 新商品は秋に発売していますが、大体半分くらいです。残りの半分は既存商品となります。 基本的に新商品といっても、新しいイメージのものであり、バージョンアップという概念はありません。
取材者: 売上高の増減理由としてテストセンターの活用が挙げられていましたが、どのような活動をしているのでしょうか?
回答者: テストセンターは、開発途中のシャフトのテストがメインです。プロゴルファーにフィッティングしたり、メーカーのCM撮影などにも使用しています。
取材者: シェア拡大やブランド力向上に向けた取り組みについて教えていただけますでしょうか?
回答者: シェアについては、フジクラがトップで、OEMで見ると三菱がトップです。自社ブランドでは、フジクラがトップで、弊社と三菱がそれに続きます。
取材者: 説明資料に、女子プロの使用率アップに向けた取り組みについて記載がありましたが、具体的にはどのような取り組みをされているのでしょうか?
回答者: 以前はあまりやっていませんでしたが、6年ほど前から女子ツアーのサポートに力を入れるようになり、徐々に使用率も増加しています。特に今年の製品は、女子プロに使用者が多く、好評です。
取材者: 海外との売上比率はどれくらいでしょうか?
回答者: 海外は3割程度です。アメリカとアジアに代理店があり、アメリカでは代理店経由で販売しています。ほとんどのメーカーは日本法人があり、日本向けに販売しています。
取材者: 前期の決算説明資料から新分野についての記載がありましたが、この新分野についてご説明いただけますでしょうか?
回答者: ゴルフ業界の波は激しいため、カーボン技術を応用した新分野への進出として、自動車部品などの開発を行っています。OEMだったりメーカーの問題で公表できないものも多いですが、自動車関係や他のスポーツ関係など、様々な分野で活用されています。
取材者: 創業の経緯について教えていただけますでしょうか?
回答者: 創業者は、元々オリンピック社でカーボンシャフトの製造に携わっていました。当時、シャフトの売り上げが伸びていたにも関わらず、会社がゴルフクラブ全体を製造することを目指したため、シャフト専門で世界一を目指したいという思いから独立しました。
取材者: シャフトで世界一の企業はどこなのでしょうか?
回答者: 世界一位は三菱だと思います。OEMが圧倒的に多く、アメリカでのシェアも高いです。カスタムシャフトでは、フジクラと弊社の方が強いです。
20241120 CP&X
ビジネスモデルや事業内容
グラファイトデザインはゴルフシャフト専業メーカーとして、カーボンシャフトに特化し、高品質な製品を製造している。 ゴルフクラブメーカーの多くはシャフトを外部調達しており、同社は主要なカーボンシャフトメーカー3社のうちの1社である。
創業の経緯と転機となった出来事
創業者は元々オリンピック社でカーボンシャフトの製造に携わっていたが、シャフト専門で世界一を目指したいという思いから独立し、高品質なシャフトを追求してきた。
特徴や強み
手作業での製造にこだわり、100種類以上のカーボンシートから厳選した素材を使用し、10個以上のパーツを組み合わせて1本のシャフトを製造している。 プロのトーナメントでの使用率向上を重視したトップダウン戦略を採用し、プロからの評価も高い。
成長戦略
近年は女子プロへのサポートを強化することでシェア拡大を目指している。 また、カーボン技術を応用した自動車部品などの開発にも力を入れている。
今期の取り組みやトピックス
新商品は秋に発売しており、売上高は新商品と既存商品で半分ずつを占める。 売上高の増減理由としてテストセンターの活用が挙げられており、開発途中のシャフトのテストや、プロゴルファーへのフィッティング、メーカーのCM撮影などに活用している。
IR担当
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