
TONE(株)
東証STD 5967
決算:5月末日
20251027
【サマリー省略】
決算概要、増減要因、足元の状況等につきましては
下の「資料」欄に記載のリンクから10/10開示の決算短信をご参照ください。
【Q&A】
Q:成長戦略のポイント(今後の取り組みやトピックス、計画にない新たな戦略的施策等を含む)は何でしょうか?
A:工具類の販売を、国内外問わず、あらゆる業界に対して拡大していく。そのための製品開発、広告宣伝、価格戦略、営業活動の多角化、そして人材育成を図っていく。(これまでと方針に変わりはございません)
Q:通期業績の見通についてご説明ください。
A:上記の成長戦略のポイントを実現していくことで、通期業績予想の数字も達成できると考えております。
Q:受注・競合状況についてご説明ください。
A:物価高等を背景とした買い控えが見受けられ、受注状況は決して芳しくはありません。これは競合他社も同じような状況と見ております。
Q:M&A、業務提携の実施または検討状況と、それに伴う影響についてご説明ください。
A:特に予定はございません。
Q:株主還元の方針をご説明ください。
A:これまでの方針から、特に変更はございません。
(注:前回の取材内容(アーカイブ)もご参照ください)

企業名
上場市場 証券コード
決算日
取材アーカイブ
CP&X
ビジネスモデルや事業内容
TONE株式会社は、コーポレートメッセージとして「ボルティングソリューションカンパニー」を掲げ、ネジやボルトの締め付け、緩めといった作業におけるあらゆる困りごとを解決する製品を提供する総合工具メーカーである。 手作業で使う手動工具から、電動工具、エア工具まで、幅広く取り揃えている点が強みである。 また、工具の収納棚やキャビネットなど、付随する製品も提供することで、顧客のニーズに対応している。
創業の経緯と転機となった出来事
1925年に創業者が輸入工具商社を立ち上げ、その後、「自分たちの手でクオリティの高い工具を作りたい」という思いから、自社ブランドの工具を製造することを決意し、1938年に製造部門を独立させて前田金属工業㈱(現:TONE㈱)を設立し、1941年よりTONEブランドの工具として販売を開始した。
直近の決算状況
2025年2月期第2四半期までの業績は、前期と比較して増益となっているが、前々期の水準にはまだ達しておらず、これは市場シェア拡大のための戦略的な販売価格維持の影響で、原材料費等の高騰分を吸収できていないことが主要因であるが、売上高は順調に伸長している状況である。
特徴や強み
総合的な製品ラインナップを取り揃えていることが強みである。 手動工具から電動工具、エア工具、収納具まで、幅広く取り揃えている。 また、顧客の作業スペースや環境に応じた特注品の請負も行っており、顧客のニーズに対応している。
成長戦略
海外各地域の現地代理店との販売ネットワーク構築を進めています。ベトナムとアメリカには現地法人を設立し、特にASEAN地域と北中米地域の市場開拓に注力している。海外での売上を伸ばしていくことを成長戦略としている。
株主還元策
利益は、適正に還元することを基本としており、配当性向は現状維持を基本としている。 株主優待は、クオカードや自社製品などを提供している。
今期の取り組みやトピックス
新工場の設立を計画している。 既存工場の老朽化対策と、製造機能の高度化を目的としており、新工場の設立により、リードタイムの短縮や原価圧縮などが実現できる見込みである。
Q:事業内容やビジネスモデル、特徴や強みなどをご説明ください。
A:総合工具メーカーとして、幅広い工具を取り揃えています。コーポレートメッセージとしては、「ボルティングソリューションカンパニー」を掲げています。これは、ネジやボルトの締め付け、緩めといった作業におけるあらゆる困りごとを解決する製品を提供するというコンセプトを表したものです。強みは、総合的なラインナップを取り揃えていることです。手作業で使う手動工具から、電動工具、エア工具まで、幅広く取り揃えています。また、工具の収納棚やキャビネットなど、付随する製品も提供することで、顧客のニーズに対応しています。
Q:カスタムオーダー工具・特注工具はどのようなものを製作しているのでしょうか?
A:既存製品の仕様変更から、一から新規設計を行うものまで、ユーザーからの要望にあわせて制作しています。例えば、奥まった場所にあるボルトを締めるために、長い工具の製作要望や、狭いスペースで作業するために、薄い工具の製作要望などがあります。
Q:カスタムオーダー工具・特注工具の新規の依頼を停止している理由を教えてください。
A:新型コロナウイルス感染症の感染終息に伴う市況回復を受け、予測より多くの受注を頂きましたことで、通常品の製造にリソースを投入する必要が出て参りましたので、特殊品の製造を一時的に停止しています。状況が安定し次第、再開いたします。
Q:業績好調の要因はどのような点にあるのでしょうか?
A:業績好調の要因として、広告宣伝活動の効果、総合的な製品ラインナップの継続拡大、販売価格維持による市場シェアの拡大が挙げられます。長年、産業界向けに製品を提供してまいりましたが、近年はモータースポーツのスポンサー活動などを通じて、自動車業界および一般ユーザーへの認知度向上にも力を入れています。その結果、裾野が広がり、売り上げに繋がっています。また、幅広い製品を取り揃えていること、そして原材料費や物流費が高騰している中、10年以上価格を据え置いていることも、顧客に選ばれる理由になっています。競合他社が軒並み値上げをしている中で、価格面で優位性があることが、顧客に選ばれる理由になっています。幅広い製品ラインナップと価格維持が、業績に貢献しています。
Q:モータースポーツの分野ではどのような所に貴社の製品が使われるのでしょうか?
A:レーシングカーの車体整備やタイヤ交換などに使う工具を提供しています。レーシングカーは特殊仕様になることが多いので、メカニックからの要望に応じて特注品を製作することもあります。
Q:2025年2月期第2四半期までの増益要因は何でしょうか?
A:前期の業績が低調であったため、前期と比較して増益となりました。しかし、前々期の水準にはまだ達していません。これは市場シェア拡大のための戦略的な販売価格維持の影響で、原材料費等の高騰分を吸収できていないことが主要因です。
Q:貴社の創業の経緯について教えていただけますでしょうか?
A:1938年に創業しました。当初は、創業者が1925年に輸入工具商社を立ち上げ、その後、「自分たちの手でクオリティの高い工具を作りたい」という思いから、自社ブランドの工具を製造することを決意し、1938年に製造部門を独立させて前田金属工業㈱(現:TONE㈱)を設立し、1941年よりTONEブランドの工具として販売を開始いたしました。
Q:海外の販売戦略について教えていただけますでしょうか?
A:海外各地域の現地代理店との販売ネットワーク構築を進めています。ベトナムとアメリカには現地法人を設立し、特にASEAN地域と北中米地域の市場開拓に注力しております。今後は、海外での売上を伸ばしていくことを成長戦略としています。
Q:株主還元についての方針を伺えますでしょうか?
A:利益は、株主への還元を基本としています。配当性向も気にしながら基本的には維持をしながら安定的に配当を出すことを計画しています。株主優待は、クオカードや自社製品などその時使えるものを適正に還元しています。
Q:株主優待で提供している自社製品は、株主優待限定のものですか?
A:株主優待で提供している自社製品は、通常品の場合も株主優待のために特別に作る場合もございます。多くの株主様に使っていただけるよう、ご家庭でも役立つ製品を選んでいます。
Q:採用戦略について教えていただけますでしょうか?
A:学生に知ってもらい、選択肢に入れてもらうことが重要です。そのため、就職活動イベントへの参加や、学校とのコネクション強化などを行っています。また、通年で会社説明会などを開催することで、学生との接点を増やすようにしています。
Q:今後のトピックスがあれば教えていただけますでしょうか?
A:新工場の設立を計画しています。既存工場の老朽化対策と、製造機能の高度化を目的としています。新工場の設立により、リードタイムの短縮や原価圧縮を実現します。
Q:新工場設立のメリットはどのような点にあるのでしょうか?
A:既存工場の老朽化対策と、製造機能の高度化を目的としています。新工場の設立により、リードタイムの短縮や原価圧縮を実現します。
取材者: 貴社のビジネスモデル及び事業内容について、総合工具メーカーとして、特に締結部品に注力されているとのことですが、改めて貴社の特徴や強みなどを含めてご説明いただけますか?
回答者: 総合工具メーカーとして、幅広い工具を取り揃えております。コーポレートメッセージとしては、「ボルティングソリューションカンパニー」を掲げております。これは、ネジやボルトの締め付け、緩めといった作業におけるあらゆる困りごとを解決する製品を提供するというコンセプトを表したものです。強みとしましては、総合的なラインナップを取り揃えていることです。手作業で使う手動工具から、電動工具、エア工具まで、幅広く取り揃えております。また、工具の収納棚やキャビネットなど、付随する製品も提供することで、お客様のニーズに対応しております。
取材者: 貴社のホームページを拝見しましたところ、非常に幅広い製品を取り扱っていらっしゃる印象を受けました。カスタムオーダー工具・特注工具はどのようなものを製作しているのでしょうか?
回答者:
既存製品の仕様変更から、一から新規設計を行うものまで、ユーザーからの要望にあわせて制作しています。例えば、奥まった場所にあるボルトを締めるために、長い工具を作ってほしいという要望や、狭いスペースで作業するために、薄い工具を作ってほしいという要望などに対応しております。
取材者: 現在、カスタムオーダー工具・特注工具の新規の依頼を停止している理由を教えてください。
回答者: 新型コロナウイルス感染症の感染終息に伴う市況回復を受け、予測より多くの受注を頂きましたことで、通常品の製造にリソースを投入する必要が出て参りましたので、特殊品の製造を一時的に停止しています。状況が安定し次第、再開いたします。
取材者: 貴社の業績は好調に推移しているとのことですが、要因は何ですか?
回答者: いくつか要因が考えられます。まず、広告宣伝活動の効果が出ていることが挙げられます。長年、産業界向けに製品を提供してまいりましたが、近年はモータースポーツのスポンサー活動などを通じて、一般ユーザーへの認知度向上にも力を入れております。その結果、裾野が広がり、売り上げに繋がっていると考えております。
回答者: 2点目は、総合的なラインナップの継続拡大です。幅広い製品を取り揃えていることが、お客様に選ばれる理由の一つになっていると考えております。
回答者: 3点目は、販売価格維持による市場シェアの拡大です。原材料費や物流費が高騰している中、10年以上価格を据え置いております。競合他社が軒並み値上げをしている中で、価格面で優位性があることが、お客様に選ばれる理由になっていると考えております。
回答者: 幅広い製品ラインナップと価格維持が、業績に貢献していると考えています。
取材者: モータースポーツの分野ではどのような所に貴社の製品が使われるのでしょうか?
回答者: レーシングカーの車体整備やタイヤ交換などに使う工具を提供しています。レーシングカーは特殊仕様になることが多いので、メカニックからの要望に応じて特注品を制作することもあります。
取材者: 第2四半期までかなり増益になっている要因は?
回答者: 前期が非常に悪かったため、前期と比べると増益になっています。しかし、前期の水準にはまだ戻っておりません。
これは市場シェア拡大のための戦略的な販売価格維持の影響で、原材料費等の高騰分を吸収しきれていないことが主要因です。
取材者: 貴社の創業の経緯について教えてください。
回答者: 1938年に創業しました。当初は、創業者が1925年に輸入工具商社を立ち上げ、その後、「自分たちの手でクオリティの高い工具を作りたい」という思いから、自社ブランドの工具を製造することを決意し、1938年に製造部門を独立させて前田金属工業㈱(現:TONE㈱)を設立し、1941年よりTONEブランドの工具として販売を開始いたしました。取材者: 海外の販売戦略について教えてください。
回答者: 海外各地域の現地代理店との販売ネットワーク構築を進めています。ベトナムとアメリカには現地法人を設立し、特にASEAN地域と北中米地域の市場開拓に注力しております。
取材者: 今後の成長戦略は、海外での売上を伸ばしていくことですか?
回答者: 海外での売上を伸ばしていくことです。
取材者: 株主還元についての方針を教えてください。
回答者: 利益は、適正に還元することを基本としております。配当性向は、現状維持を基本としております。株主優待は、クオカードや自社製品などを提供しております。
取材者: 株主優待で提供している自社製品は、株主優待限定のものですか?
回答者: 株主優待で提供している自社製品は、通常品の場合も株主優待のために特別に作る場合もございます。多くの株主様に使っていただけるよう、ご家庭でも役立つ製品を選んでいます。
取材者: 採用戦略について教えてください。
回答者: 学生に知ってもらい、選択肢に入れてもらうことが重要だと考えております。そのため、就職活動イベントへの参加や、学校とのコネクション強化などを行っております。また、通年で会社説明会などを開催することで、学生との接点を増やすようにしております。
取材者: 今後のトピックスがあれば教えてください。
回答者: 新工場の設立を計画しております。既存工場の老朽化対策と、製造機能の高度化を目的としております。新工場の設立により、リードタイムの短縮や原価圧縮などが実現できる見込みです。
取材者: 新工場設立のメリットは?
回答者: 既存工場の老朽化対策と、製造機能の高度化を目的としております。新工場の設立により、リードタイムの短縮や原価圧縮などが実現できる見込みです。
IR担当
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TONE(株)
東証STD 5967
決算:5月末日
【サマリー省略】
決算概要、増減要因、足元の状況等につきましては
下の「資料」欄に記載のリンクから10/10開示の決算短信をご参照ください。
【Q&A】
Q:成長戦略のポイント(今後の取り組みやトピックス、計画にない新たな戦略的施策等を含む)は何でしょうか?
A:工具類の販売を、国内外問わず、あらゆる業界に対して拡大していく。そのための製品開発、広告宣伝、価格戦略、営業活動の多角化、そして人材育成を図っていく。(これまでと方針に変わりはございません)
Q:通期業績の見通についてご説明ください。
A:上記の成長戦略のポイントを実現していくことで、通期業績予想の数字も達成できると考えております。
Q:受注・競合状況についてご説明ください。
A:物価高等を背景とした買い控えが見受けられ、受注状況は決して芳しくはありません。これは競合他社も同じような状況と見ております。
Q:M&A、業務提携の実施または検討状況と、それに伴う影響についてご説明ください。
A:特に予定はございません。
Q:株主還元の方針をご説明ください。
A:これまでの方針から、特に変更はございません。
(注:前回の取材内容(アーカイブ)もご参照ください)
取材アーカイブ
CP&X
ビジネスモデルや事業内容
TONE株式会社は、コーポレートメッセージとして「ボルティングソリューションカンパニー」を掲げ、ネジやボルトの締め付け、緩めといった作業におけるあらゆる困りごとを解決する製品を提供する総合工具メーカーである。 手作業で使う手動工具から、電動工具、エア工具まで、幅広く取り揃えている点が強みである。 また、工具の収納棚やキャビネットなど、付随する製品も提供することで、顧客のニーズに対応している。
創業の経緯と転機となった出来事
1925年に創業者が輸入工具商社を立ち上げ、その後、「自分たちの手でクオリティの高い工具を作りたい」という思いから、自社ブランドの工具を製造することを決意し、1938年に製造部門を独立させて前田金属工業㈱(現:TONE㈱)を設立し、1941年よりTONEブランドの工具として販売を開始した。
直近の決算状況
2025年2月期第2四半期までの業績は、前期と比較して増益となっているが、前々期の水準にはまだ達しておらず、これは市場シェア拡大のための戦略的な販売価格維持の影響で、原材料費等の高騰分を吸収できていないことが主要因であるが、売上高は順調に伸長している状況である。
特徴や強み
総合的な製品ラインナップを取り揃えていることが強みである。 手動工具から電動工具、エア工具、収納具まで、幅広く取り揃えている。 また、顧客の作業スペースや環境に応じた特注品の請負も行っており、顧客のニーズに対応している。
成長戦略
海外各地域の現地代理店との販売ネットワーク構築を進めています。ベトナムとアメリカには現地法人を設立し、特にASEAN地域と北中米地域の市場開拓に注力している。海外での売上を伸ばしていくことを成長戦略としている。
株主還元策
利益は、適正に還元することを基本としており、配当性向は現状維持を基本としている。 株主優待は、クオカードや自社製品などを提供している。
今期の取り組みやトピックス
新工場の設立を計画している。 既存工場の老朽化対策と、製造機能の高度化を目的としており、新工場の設立により、リードタイムの短縮や原価圧縮などが実現できる見込みである。
Q:事業内容やビジネスモデル、特徴や強みなどをご説明ください。
A:総合工具メーカーとして、幅広い工具を取り揃えています。コーポレートメッセージとしては、「ボルティングソリューションカンパニー」を掲げています。これは、ネジやボルトの締め付け、緩めといった作業におけるあらゆる困りごとを解決する製品を提供するというコンセプトを表したものです。強みは、総合的なラインナップを取り揃えていることです。手作業で使う手動工具から、電動工具、エア工具まで、幅広く取り揃えています。また、工具の収納棚やキャビネットなど、付随する製品も提供することで、顧客のニーズに対応しています。
Q:カスタムオーダー工具・特注工具はどのようなものを製作しているのでしょうか?
A:既存製品の仕様変更から、一から新規設計を行うものまで、ユーザーからの要望にあわせて制作しています。例えば、奥まった場所にあるボルトを締めるために、長い工具の製作要望や、狭いスペースで作業するために、薄い工具の製作要望などがあります。
Q:カスタムオーダー工具・特注工具の新規の依頼を停止している理由を教えてください。
A:新型コロナウイルス感染症の感染終息に伴う市況回復を受け、予測より多くの受注を頂きましたことで、通常品の製造にリソースを投入する必要が出て参りましたので、特殊品の製造を一時的に停止しています。状況が安定し次第、再開いたします。
Q:業績好調の要因はどのような点にあるのでしょうか?
A:業績好調の要因として、広告宣伝活動の効果、総合的な製品ラインナップの継続拡大、販売価格維持による市場シェアの拡大が挙げられます。長年、産業界向けに製品を提供してまいりましたが、近年はモータースポーツのスポンサー活動などを通じて、自動車業界および一般ユーザーへの認知度向上にも力を入れています。その結果、裾野が広がり、売り上げに繋がっています。また、幅広い製品を取り揃えていること、そして原材料費や物流費が高騰している中、10年以上価格を据え置いていることも、顧客に選ばれる理由になっています。競合他社が軒並み値上げをしている中で、価格面で優位性があることが、顧客に選ばれる理由になっています。幅広い製品ラインナップと価格維持が、業績に貢献しています。
Q:モータースポーツの分野ではどのような所に貴社の製品が使われるのでしょうか?
A:レーシングカーの車体整備やタイヤ交換などに使う工具を提供しています。レーシングカーは特殊仕様になることが多いので、メカニックからの要望に応じて特注品を製作することもあります。
Q:2025年2月期第2四半期までの増益要因は何でしょうか?
A:前期の業績が低調であったため、前期と比較して増益となりました。しかし、前々期の水準にはまだ達していません。これは市場シェア拡大のための戦略的な販売価格維持の影響で、原材料費等の高騰分を吸収できていないことが主要因です。
Q:貴社の創業の経緯について教えていただけますでしょうか?
A:1938年に創業しました。当初は、創業者が1925年に輸入工具商社を立ち上げ、その後、「自分たちの手でクオリティの高い工具を作りたい」という思いから、自社ブランドの工具を製造することを決意し、1938年に製造部門を独立させて前田金属工業㈱(現:TONE㈱)を設立し、1941年よりTONEブランドの工具として販売を開始いたしました。
Q:海外の販売戦略について教えていただけますでしょうか?
A:海外各地域の現地代理店との販売ネットワーク構築を進めています。ベトナムとアメリカには現地法人を設立し、特にASEAN地域と北中米地域の市場開拓に注力しております。今後は、海外での売上を伸ばしていくことを成長戦略としています。
Q:株主還元についての方針を伺えますでしょうか?
A:利益は、株主への還元を基本としています。配当性向も気にしながら基本的には維持をしながら安定的に配当を出すことを計画しています。株主優待は、クオカードや自社製品などその時使えるものを適正に還元しています。
Q:株主優待で提供している自社製品は、株主優待限定のものですか?
A:株主優待で提供している自社製品は、通常品の場合も株主優待のために特別に作る場合もございます。多くの株主様に使っていただけるよう、ご家庭でも役立つ製品を選んでいます。
Q:採用戦略について教えていただけますでしょうか?
A:学生に知ってもらい、選択肢に入れてもらうことが重要です。そのため、就職活動イベントへの参加や、学校とのコネクション強化などを行っています。また、通年で会社説明会などを開催することで、学生との接点を増やすようにしています。
Q:今後のトピックスがあれば教えていただけますでしょうか?
A:新工場の設立を計画しています。既存工場の老朽化対策と、製造機能の高度化を目的としています。新工場の設立により、リードタイムの短縮や原価圧縮を実現します。
Q:新工場設立のメリットはどのような点にあるのでしょうか?
A:既存工場の老朽化対策と、製造機能の高度化を目的としています。新工場の設立により、リードタイムの短縮や原価圧縮を実現します。
取材者: 貴社のビジネスモデル及び事業内容について、総合工具メーカーとして、特に締結部品に注力されているとのことですが、改めて貴社の特徴や強みなどを含めてご説明いただけますか?
回答者: 総合工具メーカーとして、幅広い工具を取り揃えております。コーポレートメッセージとしては、「ボルティングソリューションカンパニー」を掲げております。これは、ネジやボルトの締め付け、緩めといった作業におけるあらゆる困りごとを解決する製品を提供するというコンセプトを表したものです。強みとしましては、総合的なラインナップを取り揃えていることです。手作業で使う手動工具から、電動工具、エア工具まで、幅広く取り揃えております。また、工具の収納棚やキャビネットなど、付随する製品も提供することで、お客様のニーズに対応しております。
取材者: 貴社のホームページを拝見しましたところ、非常に幅広い製品を取り扱っていらっしゃる印象を受けました。カスタムオーダー工具・特注工具はどのようなものを製作しているのでしょうか?
回答者:
既存製品の仕様変更から、一から新規設計を行うものまで、ユーザーからの要望にあわせて制作しています。例えば、奥まった場所にあるボルトを締めるために、長い工具を作ってほしいという要望や、狭いスペースで作業するために、薄い工具を作ってほしいという要望などに対応しております。
取材者: 現在、カスタムオーダー工具・特注工具の新規の依頼を停止している理由を教えてください。
回答者: 新型コロナウイルス感染症の感染終息に伴う市況回復を受け、予測より多くの受注を頂きましたことで、通常品の製造にリソースを投入する必要が出て参りましたので、特殊品の製造を一時的に停止しています。状況が安定し次第、再開いたします。
取材者: 貴社の業績は好調に推移しているとのことですが、要因は何ですか?
回答者: いくつか要因が考えられます。まず、広告宣伝活動の効果が出ていることが挙げられます。長年、産業界向けに製品を提供してまいりましたが、近年はモータースポーツのスポンサー活動などを通じて、一般ユーザーへの認知度向上にも力を入れております。その結果、裾野が広がり、売り上げに繋がっていると考えております。
回答者: 2点目は、総合的なラインナップの継続拡大です。幅広い製品を取り揃えていることが、お客様に選ばれる理由の一つになっていると考えております。
回答者: 3点目は、販売価格維持による市場シェアの拡大です。原材料費や物流費が高騰している中、10年以上価格を据え置いております。競合他社が軒並み値上げをしている中で、価格面で優位性があることが、お客様に選ばれる理由になっていると考えております。
回答者: 幅広い製品ラインナップと価格維持が、業績に貢献していると考えています。
取材者: モータースポーツの分野ではどのような所に貴社の製品が使われるのでしょうか?
回答者: レーシングカーの車体整備やタイヤ交換などに使う工具を提供しています。レーシングカーは特殊仕様になることが多いので、メカニックからの要望に応じて特注品を制作することもあります。
取材者: 第2四半期までかなり増益になっている要因は?
回答者: 前期が非常に悪かったため、前期と比べると増益になっています。しかし、前期の水準にはまだ戻っておりません。
これは市場シェア拡大のための戦略的な販売価格維持の影響で、原材料費等の高騰分を吸収しきれていないことが主要因です。
取材者: 貴社の創業の経緯について教えてください。
回答者: 1938年に創業しました。当初は、創業者が1925年に輸入工具商社を立ち上げ、その後、「自分たちの手でクオリティの高い工具を作りたい」という思いから、自社ブランドの工具を製造することを決意し、1938年に製造部門を独立させて前田金属工業㈱(現:TONE㈱)を設立し、1941年よりTONEブランドの工具として販売を開始いたしました。取材者: 海外の販売戦略について教えてください。
回答者: 海外各地域の現地代理店との販売ネットワーク構築を進めています。ベトナムとアメリカには現地法人を設立し、特にASEAN地域と北中米地域の市場開拓に注力しております。
取材者: 今後の成長戦略は、海外での売上を伸ばしていくことですか?
回答者: 海外での売上を伸ばしていくことです。
取材者: 株主還元についての方針を教えてください。
回答者: 利益は、適正に還元することを基本としております。配当性向は、現状維持を基本としております。株主優待は、クオカードや自社製品などを提供しております。
取材者: 株主優待で提供している自社製品は、株主優待限定のものですか?
回答者: 株主優待で提供している自社製品は、通常品の場合も株主優待のために特別に作る場合もございます。多くの株主様に使っていただけるよう、ご家庭でも役立つ製品を選んでいます。
取材者: 採用戦略について教えてください。
回答者: 学生に知ってもらい、選択肢に入れてもらうことが重要だと考えております。そのため、就職活動イベントへの参加や、学校とのコネクション強化などを行っております。また、通年で会社説明会などを開催することで、学生との接点を増やすようにしております。
取材者: 今後のトピックスがあれば教えてください。
回答者: 新工場の設立を計画しております。既存工場の老朽化対策と、製造機能の高度化を目的としております。新工場の設立により、リードタイムの短縮や原価圧縮などが実現できる見込みです。
取材者: 新工場設立のメリットは?
回答者: 既存工場の老朽化対策と、製造機能の高度化を目的としております。新工場の設立により、リードタイムの短縮や原価圧縮などが実現できる見込みです。
IR担当
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