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(株)POPER

東証GRT 5134

決算:10月末日

20260318

CP&X


【2026年10月期1Q】

決算概要

2026年10月期第1四半期(2025年11月−2026年1月)の売上高は349百万円(前年同期比+1.3%)となりました。これは、フロー型収益からストック型収益への構造改革を推進する中、主力SaaSの課金生徒ID数の着実な積み上げによるものです。売上総利益は258百万円(同−1.6%)、売上総利益率は74.1%(同−2.2pt)となりました。利益率低下の主因は、将来のエンタープライズ対応に向けたシステム基盤の堅牢化(セキュリティ強化・サーバー増強)への計画的投資です。販管費は222百万円(同+11.3%)で、販管費率は63.6%に上昇しました。これは習い事・学校領域への専任体制構築や専門人材採用等の「人」への先行投資によるものです。営業利益は36百万円(同−42.0%)、営業利益率10.6%(同−7.8pt)、当期純利益は30百万円(同−40.2%)となりました。減益は中長期的な収益力強化を目的とした先行投資を計画通り実行した結果であり、概ね当初の想定範囲内で推移しています。


セグメント別または事業別の増減要因

当社は教育事業者等向けSaaS型業務管理プラットフォーム事業の単一セグメントです。顧客領域別の動向は以下の通りです。【学習塾領域】中小規模塾向けに経営セミナー起点の顧客獲得モデルを確立し、広告宣伝費率4.6%に抑制しながら高い商談化率を維持しました。準大手・中堅大手向けには「ComiruERP」およびセミカスタマイズ開発を中心とした提案へ軸足を移し、収益モデルの質的転換(フロー型→ストック型)を加速しています。前期からの継続案件含め19社と商談中で、うち8社が受注・開発段階にあり、第2四半期以降に順次課金開始予定です。【習い事領域】英会話・プログラミング・書道教室等への展開を加速し、有料契約企業数は310社(前年同期比+69.4%)と想定を上回るペースで拡大しました。「ComiruPay」との相乗効果が新規獲得を後押ししています。【学校領域】千葉県栄町との連携協定に基づき、セキュリティポリシー策定支援・生成AI活用研修・校務DX推進等の伴走支援を実施し、具体的な成果を創出しました。BtoGビジネスのモデルケース構築を進めており、他自治体への横展開を図っています。


主要KPIの進捗と変化

2026年1月末時点の主要KPIは以下の通りです。有料契約企業数:1,996社(前年同期比+15.3%)。習い事領域の急拡大(同+69.4%、310社)が全体成長を牽引しました。課金生徒ID数:518千ID超(同+12.9%)。新規顧客獲得と既存顧客内でのアップセルが寄与し、ストック収益の源泉として順調に拡大しています。ARR:12.43億円(同+8.5%)。有料契約企業数・課金生徒ID数の積み上げが寄与しました。ARPU:51,897円/社/月(同−5.9%)。習い事・中小規模顧客の獲得加速に伴う顧客構成比の変化によるものであり、概ね当初の想定範囲内です。第2四半期以降の「ComiruERP」課金開始や「ComiruPay」浸透により、再び上昇基調へ転じることを見込んでいます。顧客の解約率:0.5%(前年同期0.4%)。引き続き低水準を維持しており、高い顧客満足度を示しています。


季節性・一過性要因の有無と影響

特段の一過性要因はありませんでした。なお、収益面での一時的な影響として、前期(2025年10月期)に計上された約9,400万円規模の受託案件が当期は減少したことが、売上高の伸びを抑制する要因となっています。これは市場の飽和によるものではなく、労働集約的なカスタマイズ開発を戦略的に抑制し、拡張性の高いSaaSプロダクトへ経営資源を再配分する収益構造の質的転換を意図的に推進した結果です。


通期見通しと進捗率・達成可能性

2026年10月期の通期業績予想に変更はありません(売上高1,425百万円・前期比+2.6%、営業利益85百万円・同−50.8%、当期純利益55百万円・同−59.7%)。第1四半期の進捗率は、売上高24.5%、売上総利益25.3%、営業利益43.0%、当期純利益54.9%となっており、売上高・利益ともに概ね当初の想定通りに推移しています。営業利益・純利益の進捗率が高めに見えますが、これも当初の想定範囲内であり、第2四半期以降もシステム基盤強化および人材採用等の体制強化に向けた戦略的投資を計画通りに執行する予定です。また、8社が受注・開発段階にある大手案件が第2四半期以降に順次課金開始予定であり、ストック収益の拡大が見込まれます。


トピックス

自社株買いの実施:2026年3月13日より約半年間、上限金額40百万円・上限株数8万株の自社株取得を開始しました。EPS向上を図るとともに、取得した自社株を将来のM&Aや優秀人材獲得のためのストックオプション付与等に柔軟に活用する方針です。

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​企業名

上場市場 証券コード

​決算日

取材アーカイブ

  • CP&X

     

    【2025年10月期(通期)】

    決算概要

    2025年10月期は増収・増益、大手塾からのカスタム開発受注が寄与

    2025年10月期通期決算は、顧客数の順調な伸びに加え、大手塾からのカスタム開発要望による約1億7,000万円の受注が大きく寄与し、売上高・利益ともに良好な推移を記録した。学習塾業界におけるシステム面での圧倒的な優位性を背景に、既存の競合他社からもリプレイス受注を獲得するなど、市場における全面的な優位性を確立している。前期は受託開発案件の増加によりリソースが割かれた側面もあったが、最終的には業績の押し上げ要因となった。

     

    セグメント別または事業別の増減要因

    学習塾市場でのシェア1位確立と習い事領域への本格展開

    学習塾業界では、少子化に伴い大手事業者が自社でのシステム構築・維持から、低コストかつ短納期な同社システムへの切り替えを加速させている。同社は1IDあたり300円のフルパッケージ戦略を軸に、2週間に1回という高頻度のシステムアップデートを行うことで、低価格・限定機能を提供し改善の進まない中小競合との差別化を図り、業界1位のシェアを維持している。今後は、チケット管理やバス運行管理などの汎用機能を開発することで、習い事領域(英会話、音楽、スポーツ等)の攻略を本格化させる方針である。

     

    主要KPIの進捗と変化

    商談受注率40%超を維持し導入教室数は最大5倍の成長余地

    年間約1,000件の商談に対し、40%強という高い受注率を安定的に維持しており、足元の導入教室数は5,000から6,000教室に達している。業界全体の52,000教室に対し、現在のシェアは約1割にとどまっており、中期的に25,000教室(約5倍)までの拡大を見込んでいる。また、大規模塾に対しては機能を絞った割引価格での設定で対応し、中小規模塾へは定価に近い単価設定と使い分けることで、ID数増加に伴う利益率向上を図る構造を構築している。

     

    季節性・一過性要因の有無と影響

    2026年10月期をシステム増強と人材強化の集中投資期間に設定

    2026年10月期は、将来の持続的な成長基盤を構築するための「設備投資の集中期間」と位置づけ、約1億円規模の開発予算を投入する。この一過性のコスト増により、今期の利益は一時的に減少する計画であるが、これは習い事領域や公立学校向け展開を見据えたシステム増強および人材確保を優先する戦略的判断によるものである。

     

    通期見通しと進捗率・達成可能性

    将来成長を優先した「売上横ばい・利益減」の保守的ガイダンス

    2026年10月期の通期予想は、目先の利益確保よりも投資を優先し、売上高は横ばい、利益は大幅に減少する計画を公表している。今期中に習い事向けのチケット管理機能やバス運行管理システムの開発を完了させることで、来期以降の収益拡大に向けた体制を万全に整える方針である。中長期的には、2030年までに利益25億円の達成を目標に掲げ、単年度の成長を積み重ねることで確度を高めていく。

     

    トピックス

    公立学校への実務支援と有利子負債による機動的なM&A戦略

    千葉県教育委員会との実態調査を通じ、教職員の働き方改革に直結する現場即応型のシステム導入やコンサルティングを中長期的な成長の柱として推進している。また、財務戦略として有利子負債比率を15%から70%に引き上げ、教育系企業を対象としたM&Aを検討しており、単なるICT提供にとどまらない総合的なサービス企業への脱皮を目指している。

  • 【2025年10月期(通期)】

    Q:成長戦略のポイント(今後の取り組みやトピックス、計画にない新たな戦略的施策等を含む)はなんでしょうか?

    A:今後の成長戦略としましては、学習塾業界で培ったノウハウとシステム基盤を活かし、市場規模が塾の約3倍と言われる習い事領域(英会話、音楽教室、スポーツクラブ等)への展開を強化いたします。これまでは受託開発にリソースを割かれる部分がありましたが、今期はチケット管理機能やバス運行管理支援システムなど、他業態でも汎用性の高い機能開発に注力し、習い事領域における受注率を塾と同様の40%水準まで引き上げ、安定的な収益拡大を目指す方針です。また、中長期的には公立学校向けのシステム導入や、大人向けの教室などの需要も取り込んでいく考えであります。

     

    Q:成長戦略のポイントについて、前提条件等での変化とその影響等をご説明ください。

    A:市場環境の変化として、学習塾業界では少子化の影響等により、大手事業者が自社で巨額のコストを投じてシステムを構築・維持することが困難になってきております。その結果、機能が充実し、短納期かつ低コストでカスタマイズ可能な当社のシステムへの切り替え需要が大手中堅塾からも増加しております。また、公立学校現場では働き方改革やシステム統合が進められておりますが、実務運用面での課題が大きく、現場に即した支援が求められている状況です。習い事市場に関しては、教室数の総量は横ばいですが入れ替わりが激しいため、大手チェーンとの提携などがシェア拡大の機会になると認識しております。

     

    Q:通期予想の戦略と施策についてご説明ください。

    A:2026年10月期の通期予想につきましては、目先の利益確保よりも将来の成長に向けた基盤構築を優先し、売上高は横ばい、利益は一時的に減少する計画としております。具体的には、習い事領域や学校向け展開を見据えたシステム増強および人材強化に注力する方針です。今期を設備投資の集中期間と位置づけ、約1億円規模の開発予算を投じることで、来期以降の体制を万全に整え、持続的な成長を実現するための準備を進めてまいります。

     

    Q:受注・競合状況は如何でしょうか?

    A:受注状況につきましては、年間で約1,000件の商談に対し40%強の受注率を維持しており、順調に推移しております。競合環境に関しては、学習塾業界において目立った競合はほぼ存在せず、機能面での優位性を確立していると認識しております。一部の中小競合が低価格で限定的な機能を提供しているのに対し、当社はSaaSとしてフルパッケージを提供し、2週間に1回の頻度で機能改善を行うことで顧客評価を獲得し、業界1位のシェアを有しております。現在、約5,000から6,000教室に導入いただいておりますが、業界全体の約52,000教室に対して大きな開拓余地が残されていると考えております。

     

    Q:M&A、業務提携、事業売却などの実施または検討状況と、それに伴う影響についてご説明ください。

    A:M&Aにつきましては、教育系企業を対象として検討を進めております。単なるシステム提供にとどまらず、人と関わる領域やICT化に関連する多様な要素を取り込み、総合的なサービス提供を行う企業を目指す方針です。そのための資金調達手段として、有利子負債比率を引き上げ、M&Aに向けた財務戦略を実行しております。

     

    Q:中期事業計画の内容や進捗状況等をご説明ください。

    A:中期経営計画については、毎年の状況変化が激しいため、具体的な数値を対外的に公表しておりません。しかしながら、長期的な目標として2030年までに利益25億円の達成を目指しており、その実現に向け単年度ごとの成長を積み重ねていく方針です。

  • 【2025年10月期(通期)】

    取材者:今回の決算は非常に良い内容であったと拝見しています。

    回答者:2025年10月期については、顧客数も伸びており、決算の内容は良かったと考えております。また、大手の塾様からカスタム開発の要望があり、年間で170百万円ほど受注がありました。そこを含めて非常に良い成績になったと考えております。もともと当社は競合に対し、システム面で優位性がありましたが、さらに昨年1年間で、大手の、元々競合となるようなところからも受注が取れておりました。そこを含め、現在、学習塾業界においては全面的に優位性を保てる状態にあると考えております。その結果、昨年の利益と売上ともに良い状況になったと認識しております。

     

    取材者:競合がいる中で受注が取れているというのは、どういう理由からなのでしょうか。

    回答者:競合は、大手と中小で分かれますが、中小の場合、当社の機能の一部に限定して、3分の1の価格で売るというのが競合様の戦略でした。それに対して当社は、フルパッケージで1IDあたり300円で販売しております。

    当社の一番の強みは、2週間に1回、システムのアップデートをしていることです。皆様から月間で100件ぐらいのご要望をいただき、その中で当社のコストで2週間に50件ほど改善していく形をとっております。それによって、システムが常に進化していることをご認識いただいております。カスタマーサポートを含めて、「安かろう悪かろう」ではなく、きちんとサポートしつつ、システムが進化していることを評価いただいている点が大きいと思います。

     

    取材者:価格に関して、先ほど3分の1ぐらいとおっしゃっていましたが、これは月額サービス料のことですか。

    回答者:はい。一部の競合が出しているサービスですと、大体単価100円前後で売っています。機能面では、当社が15機能ほどあるのに対し、向こうは3、4機能程度に限定して売っているケースが多いと思います。

     

    取材者:貴社の場合はパッケージで売っているのですね。

    回答者:はい、SaaS(Software as a Service)として提供しています。また、向こうの場合ですと1回システムを作ってしまうと、なかなか改善要望を出しても改善しにくいところがあるのですが、当社の場合、常にシステム自体が動いているので、2週間、3週間ごとに進化している時間を先生方にご体験いただけている状況です。

     

    取材者:やはりお客様にとって、この15機能ほどあるパッケージの方が便利なのでしょうか。

    回答者:塾の業務フローに沿って作っておりますので、きちんと使えば使うほどやりやすいと感じていただけると思います。

     

    取材者:2週間に1回アップデートをして使いやすくしていくというのは、大変な作業ではありませんか。

    回答者:そうですね。現在は社内のエンジニアがリモートワークを含めて約60人体制でやっております。業務フローとして計画的に回っておりますので、体制は整っております。

     

    取材者:この2週間に1回のアップデートや使いやすさの向上が、お客様の好感や継続につながっていくということですね。

    回答者:その通りです。大手の場合、これまでは自社で5億円から10億円をかけてシステムを作り直している状況だったと思います。しかし直近では少子化の問題もあり、そこまでコストをかけられなくなってきています。その後、およそ数千万円から1億円、2億円程度で、ある程度使いやすいシステムを構築すること自体が要望として増えています。当社は機能が充実しており、そこから一部をカスタマイズすることによって、短納期かつ他社と比べて少し安い形で提供できます。それによって評価いただいているケースも多いと思います。

     

    取材者:大手というのは、例えばどういうところですか。

    回答者:例えば、生徒数が1万人規模や5,000人以上の、首都圏、関西の、進学スクール以外の塾が多いです。

     

    取材者:大手もやはり1IDあたり300円ですか。

    回答者:当社の平均単価は200円強で小中小規模の塾には定価近い価格で販売し、大規模なところは機能を少し絞った上で少し割引をさせていただいている感じです。

     

    取材者:それでも一応システムが出来上がっているので、IDが増えれば増えるほど利益率は良くなりますね。

    回答者:その通りです。したがって、塾業界全体で言いますと、昨年は約1,000件の商談がございまして、そこに対して受注率が40%強なので、400件程度は受注できるという状況になってくるかと思います。

     

    取材者:受注率が40%ぐらいとは高いですね。まだまだ中小の塾は多数あるのですか。

    回答者:はい。今は塾業界全体で約52,000教室あると言われており、当社は現在、5,000から6,000教室くらいのシェアですので、まだ市場としては10倍くらいあるか思います。少なくとも半分の25,000教室までは問題なくいけると思いますので、約5倍の余地はあると考えています。

     

    取材者:シェアは、貴社が業界1位ということですか。

    回答者:はい、現状は1位の認識です。

     

    取材者:まだまだ伸びしろはあるのですね。

    回答者:はい。塾業界ではもうほぼ目立った競合はないという印象ですので、利益を出して毎年成長していけます。それによって現在の5,000教室からその5倍、25,000教室へという成長は見えてくると思います。前期は受託開発がいろいろと向上したこともあり、もともと社内でリソースが限られていた部分がありましたが、今期は、例えばチケットの管理機能、つまり単発で3回分の回数券を買うことによっていつでも通えるという、塾とは違う業態、英会話や音楽教室、スポーツクラブなどで需要がある機能や、バスの運行管理支援システムなどを含め、要望が多くあります。今年は個別のカスタマイズ開発ではなく、皆さんが使いやすい機能の開発にリソースを割こうと思っております。

    習い事などの領域でこういった機能によって受注率を塾と同じく4割まで向上させたいと考えています。そうすることで安定的な収益を拡大していこうと思います。習い事市場は塾の約3倍と言われており、今まで少しリスクを感じていた部分ではあるのですが、塾業界においてはほぼ競合はいなくなる状態ですので、次は習い事領域をきちんと攻めていこうと思っている次第です。

     

    取材者:結局、塾よりも習い事の方がマーケットはまだまだあるということなので、先ほど塾でまだ5倍まではいけるとおっしゃいましたが、それプラスアルファで習い事の部分が塾の3倍もあるから、まだまだ伸びていきますね。

    回答者:はい、公立学校に対しても、今は主にコンサルティングを行っていますが、システムのニーズなどもございます。そこについては導入実績が必要ですから、中長期で見ていこうと思っています。

    取材者:普通の学校の先生が過酷な労働を強いられていて、なり手も少ないと聞きます。教育は大事ですので、おろそかになると困ります。政府も打開策を考えているのでしょうが、今の状況ではなり手があまりいないのではないかと思います。

    回答者:今、教師の就職倍率は地方や千葉などで言うと1.2倍ぐらいで、だいぶ少なくなってきています。ただ2030年以降は少子化がさらに進んでくるので、また少し状況は違ってくるかもしれないと思っています。

    今、千葉県の教育委員会と一緒に、千葉県の学校の実態調査をしており、朝7時から学校に入って夜9時までずっと張り付いて先生方の動きを見ていました。何が問題かというと、働き方改革などは皆さんおっしゃるのですが、教育委員会がプランを策定しても実行は学校にお任せなので、結局うまくいっていないのです。先日も某自治体で勤務管理ツールを入れると言って、3月31日にシステムとマニュアルが配られて4月1日から運用開始でした。その後どうやって運用すればいいのか、誰もわからない状態でした。今までの業務にさらにこれがプラスされるということになってしまっています。

    取材者:なるほど、それは大変ですね。

    回答者:狙いと現状が全然違います。今どちらかというと、各学校の実務において一緒に手取り足取りしてあげて、「こうやったら先生方はこれまでかかっていた時間が削減できるのです」と言う部分までやらない限り難しいです。今、N社を含めていろんな業者があるのですが、みんな教育委員会相手に商売をしていて、現場の先生方の負担軽減までつながっているかというと極めて疑問です。N社も端末を導入する際に個人情報保護という意味で、いわゆるアウターと校務内のシステムを別々のネットワークにしているのです。それではやはり不便ですという声があまりにも大きすぎるから、今、文科省からゼロトラスト構想を出して、二つのシステムを統合しようよという当たり前のようなことをやっています。それをまたN社が受注していて、先生方からすると「今までの5年間は何だったのか」という感じです。そういう実務面が一番の問題ではないかと思っています。

     

    取材者:先生や子供たちにとって、やはり教育はとても大事ですので、先生が時間に追われて授業をやられても困るわけで、一番大事なのは授業です。やはり授業に専念できるように、こういうシステムを作ったのだと、社長もおっしゃっていましたね。

    回答者:塾はもう現在の取り組みで成長できると考えています。習い事の分野もおそらく1年間ほどである程度、当社の優位性を確立できるであろうと思っています。既に英会話やプログラミングのスクールとか、一部のスポーツクラブには既に当社を入れていただいていますので、そこをさらに強化すればよいのでは思います。ただ一方で、やはり教育の話になりますと、公立と私立の選択は避けられませんし、皆さんから要望もいただいていますので、その辺りに対応しつつ、中長期で見ていく形にはなるであろうと思います。

     

    取材者:N社のお話が出ましたが、B社とは違ったのですか。

    回答者:N社もあります。ネットワーク関係はN社が多くて、B社だと例えば採点システムや校務システムをお持ちです。E社なども持っていますので、そういうところは校務支援システムなどを持っていますね。ただ、校務支援システムについて現場の先生に聞くと、やはり使いにくいという意見がありましたので、なかなか変更しづらい点もありますが、対策を考えていきたいところです。

     

    取材者:私立とは異なり、公立ではやはり教育委員会が予算を出さないとできないというものなのですか。学校単位ではできないのですか。

    回答者:学校ではできないですね。要は市町村の教育委員会が出さないとできないという感じです。

     

    取材者:なぜ八千代、習志野、印西、栄町など、なぜ千葉なのですか。

    回答者:きっかけを言いますと、最初に千葉県教育委員会様と良好な関係をお持ちのM社と一緒に動いていました。

    熊谷知事が1期目のときに、教職員採用のプロモーション予算を教育委員会が申請しており、そこで教職員希望者が少ない状況の原因究明もした方がよいという意見があり、プロモーション予算とは別に、実態調査や、そこに対する対策案を当社がM社と一緒に検討しました。

    取材者:基本的なことですが、「コミル」は何かの略ですか。

    回答者:コミュニケーションをより密接にさせる、「コミュニケーション」と「密にする」、コミュニケーションを密にするという意味の造語です。

    取材者:社長は元々、塾出身でしたか。

    回答者:元々社長は会社員だったのですが、偶然、友人の誘いがあって塾の経営者兼講師としてやっておられました。その中で、非常にアナログな部分が多いと感じて開発したところ、最初は1機能しかなかったのですが、徐々に皆さんからいろんな要望をいただいて、拡張してきたという感じです。

    取材者:教育改革の中でもこれは非常に大事なところなので、ぜひ公立学校にぜひ入っていただきたいとおもいます。塾も学校も似たような仕組みだと考えられますね。

    回答者:共通するところはあると思います。

    取材者:ほぼ共通するところがあるのは、例えば成績をつけるといった部分ですね。逆につけないのは別の話かもしれませんが。

    今年の取り組み、新年度の取り組みはいかがですか。

    回答者:主に習い事向けの取り組みや機能開発がメインになってくると思いますので。

    取材者:2026年10月期の業績予想としては、売上が横ばい程度で、利益は半減というのは、意図的なのですね。

    回答者:はい。システム増強に加え、習い事や学校向けの人材強化を図ることによって、短期ではなく先々の成長を見込んで、少し横ばいの予想としました。

    取材者:株価を見てみると、年末からの落ち込みはやはり、その辺り理解せず数字だけ捉えている人たちだという考え方ですね。

    回答者:個人投資家中心に売られたのかなと思いますが、結構機関投資家の皆様とお会いさせていただくと、皆さん大体理解してくださいますし、現在、外資系の小型ファンドの取材も増えてきています。もちろん、皆さんにご迷惑かけた部分もあるとは思いますが、少しでも弊社の思いを株主の皆様にお伝え出来たらと思っています。

    取材者:貴社のKPIなどいろいろ見てみると、ものすごい勢いで数も伸びています。有料契約者数も伸びていますし、IDも増えています。株価がなぜ急に落ちるのだろうというところは、サプライズ感があったのかなと思います。

    回答者:サプライズ感はあったのかなと思います。

    取材者:中期経営計画は発表していますか。

    回答者:いいえ。どちらかというと、毎年状況が変わるところもありますので。2030年までに25億円の売上高は目指したいと思いますが、その前に毎年いくらという線をまだ出してない状態です。

    取材者:設備投資の期間は、今期だけですか、それとも来期以降も続くとお考えですか。

    回答者:今期がメインになると思います。

    取材者:今期が終わって、来期はそこの部分を補強して、特にシステム部分は習い事と塾だけではなくとも、塾もまだ5倍くらい伸びるでしょうし、習い事も大いに増えていくでしょうから、そこの部分のシステム対応要員を増強し、体制が整え、問題ない形で来期を迎えるということなのでしょうね。

    回答者:はい。ご認識通りでございます。

    取材者:システム開発予算はどの程度ですか。

    回答者:今年は、1億円前後です。

    利益水準がまだ低いので、少しぶれただけでもパーセンテージは大きく見えてしましますので。

    取材者:利益額でいうと、何かあったらすぐ赤字に転落しないか、心配します。2、3倍の利益はあった方がよさそうです。その方が投資家としては安心しますよ。

    シェアNo.1の会社ですし、これがまだまだ伸びていくというのは、今日のお話を聞いてよく理解できましたので、他社との違いをもう少し、投資家が理解できる形があればいいなと思っています。

    取材者:習い事教室の絶対数は、まだ伸びているのですか。

    回答者:今は、塾もそうなのですが、入れ替えが激しく、トータルとしては数も変わっていません。教育カテゴリーが微増で、さほど参入障壁が高いわけではないので、数は横ばい程度のイメージです。

    取材者:貴社が大手の習い事のチェーンと組めると一気に相手が増えるからメリットがありますね。

    回答者:そうです。

    取材者:貴社のシステムは、オンラインとリアル、どちらの習い事でも問題なく使えるシステムですか。

    回答者:そうです。

    取材者:バス運行管理システムなど他にもいろいろ使えると、すごく拡張性がありますね。

    回答者:特に地方自治体だと、バスを運行していますので、それも含め、安心安全な運行情報を提供できればよいと思います。

    取材者:PERが42倍もあるわけですから、非常に評価が高いと感じています。

    有利子負債率を15%から70%にして有利子負債、つまり借入によるM&Aをやっていくという話もありましたが、M&Aはどういう企業が対象ですか。

    回答者:M&Aは教育系の企業が対象です。

    取材者:教育系の企業を買っていくということですか。

    回答者:B社を目指すみたいな感じです。システムだけではなく、人と関わる部分もそうですし、システム以外でも今、ICT化するいろんな要素がありますので、一緒に対応していく部分もあるのではと思います。

    取材者:まだまだマーケットの拡張性は高いので、それに伴って貴社の業績の成長性が中計で見せられるようになると、マーケットからの評価はさらに高まると思われます。

    取材者:まずは今期の様子を見てみたいと考えています。将来に向けてのシステム開発と、どこまで補強ができるか。来期の数字は期待できそうですか?

    回答者:ご期待に添えるよう、今期しっかりと取り組んでまいります。

  • 取締役CFO 姚 志鵬 様

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  • CP&X

     

    決算概要

    2025年10月期第2四半期決算は、売上高6億9,100万円(前年同期比46.7%増)、営業利益1億1,800万円(同405.4%増)、経常利益1億1,700万円(同432.7%増)、中間純利益1億3,600万円(同965.6%増)と、大幅な増収増益を達成。業績の上方修正も発表されており、非常に好調な進捗である。この増収は、システム「Comiru」と「BIT CAMPUS」のシステム統合による売上増加に加え、大手顧客向けの受注獲得や既存事業の成長が順調なオーガニック成長を牽引している。

     

    セグメント別または事業別の増減要因

    Comiruでは、ユーザー数、契約者数ともに順調に増加しており、新規ユーザーも増加傾向にある。ComiruERPの案件数は現在の18社で予定通り進行しており、昨年から継続している4社を除くと14社と商談を進めております。特に大手塾における比較的低コストかつ短納期での導入ニーズが高いことが背景にある。ComiruPayは、中間期において想定以上に好調に推移しており、新規顧客に加え、既存顧客への案内だけでも申し込みが多数発生。これは、1件あたり料金の引き下げに加え、、手続きが簡素化されたことが要因である。

     

    主要KPIの進捗と変化

    現在、主に社内で確認している主要KPIは、月額課金ユーザー数、契約者数、MRR、および解約率(0.4%〜0.5%程度)である。これらの指標は全てプラスで推移しており、特に懸念事項はなく、順調な成長が継続している。今期末までの課金ユーザー数や契約者数の具体的な社内目標は設定されているが、顧客の都合もあり対外的な公表は控えているものの、売上成長に匹敵する成長を目指す方針である。

     

    季節性・一過性要因の有無と影響

    今年4月よりERPの基幹システムとして大手企業2社への提供を開始したため、開発系の売上が上半期に集中する傾向が見られる。しかし、下半期においても同様の開発ニーズが複数の大手企業から発生しており、引き続き対応していく方針である。また、下半期の夏季講習や冬季講習に向けてID数を順調に伸ばすことができれば、良好な数値に繋がると見込んでいる。

     

    通期見通しと進捗率・達成可能性

    今期の売上高見通しは、当初の13億2,000万円から13億5,000万円に引き上げられた。これは主に大手企業からの開発需要が中心である。利益については、開発売上がほぼそのまま利益に計上される一方で、来期を見据えた投資費用が今期に一部計上される。具体的には、9月の中堅・大手企業向け大規模カンファレンスに約1,000万円、インフラシステム強化や開発・PM人材の増強に約2,800万円を投じる予定である。加えて、BIT CAMPUSのシステムを社内開発に移行することで、これまで外部委託に充てていた費用が不要となること、オンプレミス運用資産の除却損を今期計上することで、社内の収益改善を進める見込みである。

     

    トピックス

    9月には中堅・大手企業向けの大規模カンファレンスを1日がかりで開催予定であり、教育にまつわる講演や議論を通じて事業のアピールと新たなリード獲得を目指す。

  • Q:成長戦略のポイント(今後の取り組みやトピックス、計画にない新たな戦略的施策等を含む)はなんでしょうか?

    A:当社はオーガニック成長を基盤とし、M&Aを積極的に実行していく方針です。学校事業においては、昨年までの部活動の地域移行支援に加え、今年はDXアドバイザー事業を強化しており、千葉県とのDXアドバイザー事業では当社からアドバイザーを派遣しております。また、千葉県栄町では、当社が教育委員会のメンバーとしてICT推進に携わっております。その他、学校徴収金向けのソリューションをComiruPay中心に提案を強化しており、今後学校領域のシェアを拡大していく予定です。

     

    Q:通期業績の見通についてご説明ください。

    A:今期の売上高は当初の13億2,000万円から13億5,000万円に上方修正いたしました。これは主に大手企業からの開発需要が中心となっております。利益については、開発売上がほぼそのまま計上される一方で、来期を見据えた投資費用を今期に一部計上しております。具体的には、9月に中堅・大手企業向けの大規模カンファレンスを約1,000万円の投資で開催する予定です。また、インフラシステム強化や、開発・PM人材の増強に約2,800万円を投じます。さらに、BIT CAMPUSのシステム改修を外部委託から社内開発に移行することで、これまで改修に充てていた費用が不要となり、収益性の向上が見込まれます。これに伴い、オンプレミスで運用していた資産の除却損を今期に計上し、社内収益の改善を進めてまいります。

     

    Q:受注・競合状況は如何でしょうか?

    A:ComiruERPの案件数は現在の18社で予定通り進行しており、昨年から継続している4社を除くと14社と商談を進めております。一部はすでに進行中であり、新規で追加された案件もございます。ヒアリングを通じて、ComiruERPに対するニーズは一定数存在すると感じております。特に大手塾においては、市況変化に伴い高額な投資が難しい状況下で、比較的低コストかつ短納期(半年から1年程度)で導入可能なComiruERPのニーズは非常に高いと認識しております。ComiruPayの申し込みは、この中間期において想定以上に好調に推移し、新規のお客様のみならず、既存のお客様へのメール通知や案内だけでも多くの申し込みがありました。これは、料金を引き下げたこと、および手続きが簡素化されたことが主な要因であると考えております。教室側からすると導入しない理由がない状況です。一部の既存顧客ではオペレーション確立済みのために切り替えに時間を要するケースもございますが、支払い回数の変更や金融機関の指定など、オペレーション変更によって非常に魅力的な商品であると考えております。

     

    Q:M&A、業務提携、事業売却などの実施または検討状況と、それに伴う影響についてご説明ください。

    A:M&Aは重要な成長戦略の一つとして考えておりますが、全てではありません。当社のオーガニック成長を基盤とし、その上でM&Aを積極的に実行してまいりたいと考えております。具体的には、システム系の企業、特に業務管理システムを提供している企業や、教育系の講師派遣などの人材派遣を行っている企業を中心に、前向きに検討を進めております。運営施設や教育コンテンツ系のM&Aに関する問い合わせも多数ございますが、現時点ではシステム系や人材派遣系の企業に重点を置いております。

  • 取材者:初めに、2025年10月期第2四半期の決算についてお伺いいたします。売上高は6億9,100万円で前年同期比46.7%増加、営業利益は1億1,800万円で同405.4%増加、経常利益は1億1,700万円で同432.7%増加、中間純利益は1億3,600万円で同965.6%増加となりました。業績の上方修正も出され、かなり好調に進捗していると見ておりますが、この増減要因についてご説明をお願いできますか。

     

    回答者:まず、POPERが提供するシステム「Comiru」と、「BIT CAMPUS」のシステム統合がございましたので、その分の売上プラス要因がございます。BIT CAMPUS単体の売上は月間1,000万円前後で推移しており、6ヶ月間のフルカウントで約6,000万円の増加になります。これに加えて、大手顧客向けの受注や既存事業の成長が伴い、順調なオーガニック成長を遂げていると考えております。

     

    取材者:そうしますと、その他、Comiruのユーザー数増加や契約者数増加については、いかがでしょうか。

     

    回答者:ユーザー数、契約者数ともに順調に増加している状況です。新規ユーザーも増加しておりますが、一部の学年の入れ替わりにより、第1四半期に比べて微減しております。しかし、10月から12月にかけては順調に伸びており、夏休みや冬期講習などを通じて、今後さらにユーザー数は回復すると見込んでおります。

     

    取材者:今期の施策として、ComiruERPの引き合い拡大を掲げていらっしゃるかと思いますが、現在進行中の18社の案件数は、当初の予定に対して大幅に伸びている状況ですか、それとも予定通りですか。

     

    回答者:予定通りと考えております。18社のうち、昨年から継続している4社を除くと14社と商談を進めており、一部はすでに進行中であり、新規で追加された案件もございます。ヒアリングを通じて、ComiruERPに対するニーズは一定数存在すると感じております。大手塾においては、市況変化に伴い高額な投資が難しくなっている状況ですので、比較的低コストかつ短納期(半年から1年程度)で導入可能なComiruERPのニーズは非常に高いと考えております。

     

    取材者:ComiruPayの169社の申し込みという部分については、いかがですか。

     

    回答者:この中間期においては、想定以上に好調に推移いたしました。新規のお客様はもちろんのこと、既存のお客様へのメール通知や案内だけでもかなりの申し込み数がありましたので、多くの方々にご利用いただいている状況です。これは、これまでの手数料を引き下げたこと、そして手続き自体も従来に比べて簡素化されたことが要因だと考えております。教室側からすると導入しない理由がないという状況です。一部の既存のお客様はすでにオペレーションが確立されているため、切り替えに時間がかかるケースもございますが、支払い回数の変更や金融機関の指定など、オペレーションを変更いただければ非常に魅力的な商品であると考えております。

     

    取材者:その他、何か主要なKPIがございましたら教えていただけますか。

     

    回答者:現在、主に社内で確認している主要なKPIは、月額課金ユーザー数、契約者数、MRR、および解約率(0.4%〜0.5%程度)です。これらの指標はすべてプラスで推移しており、特段懸念事項はございません。順調に成長を続けていると認識しております。

     

    取材者:特に課金ユーザー数や契約者数に関して、今期末までの目標はどれくらいですか。

     

    回答者:社内目標はございますが、お客様のご都合もございますので、対外的な公表は控えております。売上成長に匹敵する成長を目指してまいります。

     

    取材者:その他、何かここまでの業績に影響を与えている季節要因や一過性の要因がございましたら教えていただけますか。

     

    回答者:はい。今年4月にERPの基幹システムとして大手企業2社向けに提供を開始しましたので、開発系の売上が上半期に集中している傾向がございます。しかし、足元では下半期も同様の開発ニーズが複数の大手企業から出てきておりますので、引き続き対応してまいります。また、下半期の夏季講習や冬季講習に向けてID数を順調に伸ばしていければ、良い数字が出ると考えております。

     

    取材者:前回お話しさせていただいた際に、特に学校系のところをさらに強めていきたいと伺いました。

     

    回答者:学校事業については、昨年までは部活動の地域移行支援がメインでしたが、今年はDXアドバイザー事業をさらに強化しております。千葉県とのDXアドバイザー事業では、実際に当社からアドバイザーを派遣しております。また、千葉県栄町では、当社が教育委員会の1メンバーとしてICT推進に携わらせていただいております。その他、現在、学校徴収金向けのソリューションをComiruPay中心に提案を強化しており、今後学校領域のシェアを拡大していく予定です。

     

    取材者:その他、M&Aも含めてというお話があったかと思いますが、全体としては業務提携に対して何か実施の有無や、方針のところでお答えできる範囲でお話しいただけますか。

     

    回答者:M&Aは重要な手段の一つとして考えておりますが、すべてではありません。オーガニック成長を基盤とし、その上でM&Aを積極的に実行してまいりたいと考えております。具体的には、システム系の企業、特に業務管理システムを提供している企業や、教育系の講師派遣などの人材派遣を行っている企業を中心に、前向きに検討を進めております。運営施設や教育コンテンツ系のM&Aに関する問い合わせも多数ございますが、現時点ではシステム系や人材派遣系の企業に重点を置いております。

     

    取材者:今期の業績見通しにつきまして、業績修正の内容も含めて簡単にご説明いただけますか。

     

    回答者:今期、売上高は元々13億2,000万円だったのを13億5,000万円まで引き上げました。これは大手企業からの開発需要が中心となっております。利益については、開発売上がほぼそのまま利益に計上されますが、来年を見据えた投資費用として、今期に一部計上しております。具体的には、9月に中堅・大手企業向けの大規模カンファレンスを開催予定で、これに約1,000万円を投資いたします。また、インフラシステム強化や、開発・PM人材の増強に約2,800万円を投じます。さらに、BIT CAMPUSのシステム自体は、今までは外部に改修を委託しておりましたが、より利益率を向上させるために社内開発に移行する予定です。これに伴い、これまで改修に充てていた費用が不要となることや、オンプレミスで運用していた資産の除却損を今期に計上することで、社内の収益改善を進めてまいりたいと考えております。

     

    取材者:カンファレンスはかなり大規模なものになりそうですが、どういった内容でしょうか。

     

    回答者:1日がかりのイベントで、当社の展示会というよりも、教育にまつわる様々な講演や議論を行う場として、著名な方を多数お招きする予定です。カンファレンスに参加していただく方々に当社の事業をアピールし、新たなリード獲得に繋げていきたいと考えております。

     

    取材者:株主還元の方針について変更などございましたら教えていただけますか。

     

    回答者:特に変更はございません。今期までは財源規制に抵触しておりますが、今期終了後に順調に推移すれば、来年度からは財源規制の対象外となります。その際には、一部自社株買いによる株主還元を検討したいと考えております。

     

    取材者:最後に、足元の状況などにつきましてトピックスがございましたら教えていただけますか。

     

    回答者:おかげさまで、多くの方々からポジティブなご評価をいただいております。当社としましても塾市場において引き続き邁進してまいります。また、各市場においても、今年から来年にかけてしっかりと布石を打ち、対応してまいりたいと考えておりますので、今後とも継続的なご支援を賜りますようお願い申し上げます。

  • 取締役CFO 姚 志鵬 様

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​企業名

上場市場 証券コード

​決算日

取材アーカイブ

  • ビジネスモデルや事業内容

    株式会社POPERは、2015年に設立され学習塾業界のDXを推進するEdTech企業である。 学習塾向けの業務管理システム「Comiru」を主力サービスとして提供し、塾の運営を効率化するクラウドサービスで成長を続けている。同社は、高い収益性と成長性を両立しており、今後の更なる発展が期待される企業である。

     

    創業の経緯

    創業者は、以前学習塾を経営していた経験から、業界特有の非効率な業務や保護者とのコミュニケーション不足といった課題を解決したいという思いで起業した。

     

    主力サービス

    主力サービスの「Comiru」は、学習塾向けの業務管理システムである。 生徒の学習進捗管理、指導報告書の作成・共有、請求・決済処理など、塾運営に必要な機能を網羅しており、業務効率化とコスト削減に貢献している。

     

    特徴や強み

    Comiruの最大の強みは、業界最多の機能を備えながら、価格が比較的安価である点である。さらに、顧客の声を迅速に反映できる開発体制も大きな魅力となっています。エンジニアが2週間ごとにシステムを改良することで、常に最新の機能を提供し、顧客満足度を高めている。その結果、解約率はわずか0.4%と非常に低く、安定的な収益基盤を築いてる。

     

    直近の決算状況

    2015年の創業以来、右肩上がりに成長を続け、今期(2025年10月期)の売上高は前期比23%増の13.2億円、営業利益は1億円を達成見込みである。これは、同社の主力サービスである塾の業務管理システム「Comiru」の好調な売上が牽引しています。Comiruは、利用生徒ID数約44万4千名、取引社数約1,600社という圧倒的な導入実績を誇り、学習塾業界のバックオフィス業務を効率化に貢献している。また、近年では、公立学校向けの働き方改革支援など、サービスの幅を拡げています。コナミスポーツ株式会社や株式会社マイナビなど、他社との連携も積極的に進めており、新たな事業機会を創出しています。

     

    成長戦略

    今後は、M&Aを通じて事業領域の拡大を図っていく方針である。

    今後の成長戦略としては、既存事業の学習塾市場における顧客基盤の拡大に加え、M&Aによる事業拡大も視野に入れている。Webセミナーなどを活用した新規顧客獲得にも注力しており、更なる成長が期待される。

     

    株主還元策

    2025年10月期以降、自社株買いによる株主還元を検討している。

     

    今期の取り組みやトピックス

    今期は、大手学習塾向けに「Comiru」と基幹システムを連携させるERPパッケージを開発した。 また、中小塾向けには業界最安値水準の決済手数料で利用できる決済システムの提供を開始する予定である。

  • Q:貴社の事業内容やビジネスモデル、特徴や強みなどをご説明ください。

    A:株式会社POPERは、2015年に設立されたEdTech企業です。学習塾業界を中心に、教育事業者向けに業務管理システムなどを提供しています。現在の従業員数は約78名です。業界出身者の知見を活かしたサービス開発と顧客の声を迅速に反映できる開発体制が強みです。約50名のエンジニアが2週間ごとにシステムを改良しており、顧客満足度向上にも力を入れています。その結果、解約率は0.4%と非常に低い水準を維持しています。

     

    Q:創業の背景には、どのような経緯があったのでしょうか?

    A:以前、学習塾を経営していた当社の代表取締役が、塾業界における業務の非効率化や保護者とのコミュニケーションのミスマッチなどの課題に気づき、それを解決するために、現在のサービスを開始いたしました。

     

    Q:貴社の事業目的は何でしょうか?

    A:教育においては、先生と生徒のコミュニケーションが最も重要であると考え、いかに先生の時間を捻出し、コミュニケーションを促進できるかを事業目的としております。

     

    Q:教育分野の市場規模はどのくらいでしょうか?

    A:教育分野のICT市場は約3,800億円と推定しております。

     

    Q:貴社の主力サービスについて教えてください。

    A:主力サービスは、塾の業務管理システム「Comiru」です。学習進捗管理、指導報告書の共有、請求決済など、約15種類の機能を提供しています。

     

    Q:Comiruの導入メリットは何でしょうか?

    A:コストダウン、時間削減、業務効率化などが挙げられます。また、保護者とのコミュニケーションを促進することで、指導内容や結果に対する理解を深め、学習塾における会員解約率の低下につながります。Comiru導入により、年間約5,000万円の売上改善を実現した大手学習塾もございます。

     

    Q:サービスの料金体系について教えてください。

    A:初期費用と生徒ID単位の利用料を頂戴しております。一部の大手教育機関に対しては、カスタマイズ開発費用を頂戴しております。

    Q:貴社の競合優位性はどこにあると考えていますか?

    A:バックオフィス業務に特化することで、競争優位性を築いていると考えております。コンテンツや集客、人材などの分野と異なり、バックオフィスシステムは1社で十分です。そのため、顧客との長期的な関係構築が可能となり、他の事業にも展開しやすいというメリットがございます。

     

    Q:貴社の業績について教えてください。

    A:売上高は順調に推移しており、2023年10月期は8億2,900万円でしたが、2024年10月期は10億7,000万円まで伸長し、2025年10月期は13億円2,000万円まで成長する予定です。

     

    Q:ターゲットとしている市場規模はどのくらいでしょうか?

    A:学習塾市場全体で約52,000教室ありますが、現在、当社はその約10%のシェアを獲得しています。

     

    Q:今後の成長戦略について教えてください。

    A:顧客基盤の拡大とM&Aによる事業拡大を推進してまいります。大手、中堅、個人事業主など、あらゆる規模の学習塾に対して、営業活動を強化してまいります。

     

    Q:新規顧客獲得のための取り組みについて教えてください。

    A:Webセミナーを積極的に開催し、新規顧客の獲得に努めております。1回のセミナーで約200社を集客し、年間を通して6,400件のリードを獲得しています。

     

    Q:大手学習塾への営業活動について教えてください。

    A:大手学習塾に対しては、基幹システムとの連携など、顧客のニーズに合わせたカスタマイズ開発の提案をしてまいりました。今年から開発周期が短く、開発コストが比較的に安いERPパッケージの提案も強化する予定です。

     

    Q:2025年10月期以降の具体的な施策はありますか?

    A:大手学習塾向けに、Comiruと基幹システムを連携させるためのERPパッケージを開発いたしました。また、中小塾向けに、業界最安値の決済手数料で利用できる決済システムを提供してまいります。

     

    Q:学校分野や習い事分野への展開についてはいかがでしょうか?

    A:プログラミング、英会話、学習塾、音楽教室、スポーツ教室など、さまざまな分野への展開を検討しています。働き方改革支援という文脈では、コナミスポーツ株式会社や株式会社マイナビなどと連携し、部活動の地域移行支援なども行ってまいります。

     

    Q:他社との連携について、具体的に教えてください。

    A:例えば、コナミスポーツ株式会社と連携し、部活動の地域移行支援を行っております。コナミスポーツ社が指導員を派遣し、当社がコミュニケーションツールを提供しています。また、株式会社マイナビが受注した千葉県のDXアドバイザー配置事業において、当社はDXアドバイザーとして、学校へのアドバイス等を行っています。

     

    Q:学校分野への進出には、どのような課題がありますか?

    A:実績が重要視されるため、実績を積むまでに時間がかかるという点が課題です。

     

    Q:中小塾向けの施策について、具体的に教えてください。

    A:顧客のニーズが高い決済分野において、業界最安値の決済手数料で利用できる決済システムを提供することで、中小塾の顧客獲得を目指してまいります。

     

    Q:2025年10月期の業績見通しについて教えてください。

    A:売上高は前期比23%増の13.2億円、営業利益は1億円を見込んでいます。

     

    Q:資本政策について教えてください。

    A:大きく4つの方針がございます。1つ目は、自社成長への投資です。2030年10月期には、売上高25億円、営業利益率20%を目指します。2つ目は、M&Aです。教育関連企業を中心に、M&Aを検討してまいります。3つ目は、資金調達です。有利子負債比率を高めることで、資金調達を効率化してまいります。4つ目は、株主還元です。2025年10月期以降、自社株買いによる株主還元を検討してまいります。

     

    Q:ビットキャンパスについてはどのような位置づけでしょうか?

    A:ビットキャンパスは、将来的にはComiruに統合していく予定です。ただし、ビットキャンパスは既存顧客との強固な関係性があるため、当面は現状維持とし、安定収益の確保を図ってまいります。

     

    Q:Comiruは、他社の製品と比べて機能が多く価格が安いとのことですが、その理由は?

    A:上場前に約10億円を投資し、システム開発に注力したことが要因です。そのため、現在でも低価格でサービスを提供できています。

     

    Q:今後の展望についてお聞かせください。

    A:ERPパッケージの開発、決済システムの強化、コミュニケーション機能の進化など、今後もサービス拡充に努めてまいり、学習塾業界のみならず、習い事や学校分野においても事業を拡大していく予定です。

  • 取材者: 事業内容やビジネスモデル、特徴や強みなどをご説明ください。

    回答者: 株式会社POPERは、2015年に設立されたEdTech企業です。学習塾業界を中心に、教育事業者向けに業務管理システムなどを提供しています。現在の従業員数は約78名です。

    取材者: 創業の背景には、どのような経緯があったのでしょうか?

    回答者: 当社の代表取締役は、以前は学習塾を経営していました。その中で、塾業界における業務の非効率化や保護者とのコミュニケーションのミスマッチなどの課題に気づき、それを解決するために、現在のサービスを開始いたしました。

    取材者: 貴社の事業目的は何でしょうか?

    回答者: 教育においては、先生と生徒のコミュニケーションが最も重要であると考えています。そのため、いかに先生の時間を捻出し、コミュニケーションを促進できるかということを事業目的としています。

    取材者: 教育分野の市場規模はどのくらいでしょうか?

    回答者: 教育分野のICT市場は約3,800億円と推定しています。

    取材者: 貴社の主力サービスについて教えてください。

    回答者: 主力サービスは、塾の業務管理システム「Comiru」です。学習進捗管理、指導報告書の共有、請求決済など、約15種類の機能を提供しています。

    取材者: Comiruの導入メリットは何でしょうか?

    回答者: コストダウン、時間削減、業務効率化などが挙げられます。また、保護者とのコミュニケーションを促進することで、指導内容や結果に対する理解を深め、学習塾における会員解約率の低下にもつながります。ある大手学習塾では、Comiruを導入したことにより、年間約5,000万円の売上改善を実現しました。

    取材者: サービスの料金体系について教えてください。

    回答者: 初期費用と、生徒ID単位の利用料を頂戴しています。一部の大手教育機関に対しては、カスタマイズ開発費用を頂戴しています。

    取材者: 貴社の競合優位性はどこにあると考えていますか?

    回答者: バックオフィス業務に特化することで、競争優位性を築いていると考えています。コンテンツや集客、人材などの分野と異なり、バックオフィスシステムは1社で十分です。そのため、顧客との長期的な関係構築が可能となり、他の事業にも展開しやすいというメリットがあります。

    取材者: 貴社の業績について教えてください。

    回答者: 売上高は順調に推移しており、2023年10月期は8億2,900万円でしたが、2024年10月期は10億7,000万円まで伸長し、2025年10月期は13億円2,000万円まで成長する予定です。

    取材者: ターゲットとしている市場規模はどのくらいでしょうか?

    回答者: 学習塾市場全体で約52,000教室ありますが、現在、当社はその約10%のシェアを獲得しています。

    取材者: 貴社の強みは何でしょうか?

    回答者: 業界出身者の知見を活かしたサービス開発、顧客の声を迅速に反映できる開発体制などが強みです。約50名のエンジニアが、2週間ごとにシステムを改良しています。また、顧客満足度向上にも力を入れており、解約率は0.4%と非常に低い水準を維持しています。

    取材者: 今後の成長戦略について教えてください。

    回答者: 顧客基盤の拡大とM&Aによる事業拡大を推進していきます。大手、中堅、個人事業主など、あらゆる規模の学習塾に対して、営業活動を強化していきます。

    取材者: 新規顧客獲得のための取り組みについて教えてください。

    回答者: Webセミナーを積極的に開催し、新規顧客の獲得に努めています。1回のセミナーで約200社を集客し、年間を通して6,400件のリードを獲得しています。

    取材者: 大手学習塾への営業活動について教えてください。

    回答者: 大手学習塾に対しては、基幹システムとの連携など、顧客のニーズに合わせたカスタマイズ開発の提案していました。今年から開発周期が短く、開発コストが比較的に安いERPパッケージの提案も強化する予定です。

    取材者: 2025年10月期以降の具体的な施策はありますか?

    回答者: 大手学習塾向けに、Comiruと基幹システムを連携させるためのERPパッケージを開発しました。また、中小塾向けに、業界最安値の決済手数料で利用できる決済システムを提供していきます。

    取材者: 学校分野や習い事分野への展開についてはいかがでしょうか?

    回答者: プログラミング、英会話、学習塾、音楽教室、スポーツ教室など、さまざまな分野への展開を検討しています。働き方改革支援という文脈では、コナミスポーツ株式会社や株式会社マイナビなどと連携し、部活動の地域移行支援なども行っています。

    取材者: 他社との連携について、具体的に教えてください。

    回答者: 例えば、コナミスポーツ株式会社と連携し、部活動の地域移行支援を行っています。コナミスポーツ社が指導員を派遣し、当社がコミュニケーションツールを提供しています。また、株式会社マイナビが受注した千葉県のDXアドバイザー配置事業において、当社はDXアドバイザーとして、学校へのアドバイス等を行っています。

    取材者: 学校分野への進出には、どのような課題がありますか?

    回答者: 実績が重要視されるため、実績を積むまでに時間がかかるという点が課題です。

    取材者: 中小塾向けの施策について、具体的に教えてください。

    回答者: 顧客のニーズが高い決済分野において、業界最安値の決済手数料で利用できる決済システムを提供することで、中小塾の顧客獲得を目指します。

    取材者: 2025年10月期の業績見通しについて教えてください。

    回答者: 売上高は前期比23%増の13.2億円、営業利益は1億円を見込んでいます。

    取材者: 資本政策について教えてください。

    回答者: 大きく4つの方針があります。1つ目は、自社成長への投資です。2030年10月期には、売上高25億円、営業利益率20%を目指します。2つ目は、M&Aです。教育関連企業を中心に、M&Aを検討していきます。3つ目は、資金調達です。有利子負債比率を高めることで、資金調達を効率化していきます。4つ目は、株主還元です。2025年10月期以降、自社株買いによる株主還元を検討していきます。

    取材者: ビットキャンパスについてはどのような位置づけでしょうか?

    回答者: ビットキャンパスは、将来的にはComiruに統合していく予定です。ただし、ビットキャンパスは既存顧客との強固な関係性があるため、当面は現状維持とし、安定収益の確保を図ります。

    取材者: Comiruは、他社の製品と比べて機能が多く価格が安いとのことですが、その理由は?

    回答者: 上場前に約10億円を投資し、システム開発に注力したことが要因です。そのため、現在でも低価格でサービスを提供できています。

    取材者: 今後の展望についてお聞かせください。

    回答者: ERPパッケージの開発、決済システムの強化、コミュニケーション機能の進化など、今後もサービス拡充に努めていき、学習塾業界のみならず、習い事や学校分野においても事業を拡大していく予定です。

  • 取締役CFO 姚志鵬様

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(株)POPER

東証GRT 5134

決算:10月末日

CP&X


【2026年10月期1Q】

決算概要

2026年10月期第1四半期(2025年11月−2026年1月)の売上高は349百万円(前年同期比+1.3%)となりました。これは、フロー型収益からストック型収益への構造改革を推進する中、主力SaaSの課金生徒ID数の着実な積み上げによるものです。売上総利益は258百万円(同−1.6%)、売上総利益率は74.1%(同−2.2pt)となりました。利益率低下の主因は、将来のエンタープライズ対応に向けたシステム基盤の堅牢化(セキュリティ強化・サーバー増強)への計画的投資です。販管費は222百万円(同+11.3%)で、販管費率は63.6%に上昇しました。これは習い事・学校領域への専任体制構築や専門人材採用等の「人」への先行投資によるものです。営業利益は36百万円(同−42.0%)、営業利益率10.6%(同−7.8pt)、当期純利益は30百万円(同−40.2%)となりました。減益は中長期的な収益力強化を目的とした先行投資を計画通り実行した結果であり、概ね当初の想定範囲内で推移しています。


セグメント別または事業別の増減要因

当社は教育事業者等向けSaaS型業務管理プラットフォーム事業の単一セグメントです。顧客領域別の動向は以下の通りです。【学習塾領域】中小規模塾向けに経営セミナー起点の顧客獲得モデルを確立し、広告宣伝費率4.6%に抑制しながら高い商談化率を維持しました。準大手・中堅大手向けには「ComiruERP」およびセミカスタマイズ開発を中心とした提案へ軸足を移し、収益モデルの質的転換(フロー型→ストック型)を加速しています。前期からの継続案件含め19社と商談中で、うち8社が受注・開発段階にあり、第2四半期以降に順次課金開始予定です。【習い事領域】英会話・プログラミング・書道教室等への展開を加速し、有料契約企業数は310社(前年同期比+69.4%)と想定を上回るペースで拡大しました。「ComiruPay」との相乗効果が新規獲得を後押ししています。【学校領域】千葉県栄町との連携協定に基づき、セキュリティポリシー策定支援・生成AI活用研修・校務DX推進等の伴走支援を実施し、具体的な成果を創出しました。BtoGビジネスのモデルケース構築を進めており、他自治体への横展開を図っています。


主要KPIの進捗と変化

2026年1月末時点の主要KPIは以下の通りです。有料契約企業数:1,996社(前年同期比+15.3%)。習い事領域の急拡大(同+69.4%、310社)が全体成長を牽引しました。課金生徒ID数:518千ID超(同+12.9%)。新規顧客獲得と既存顧客内でのアップセルが寄与し、ストック収益の源泉として順調に拡大しています。ARR:12.43億円(同+8.5%)。有料契約企業数・課金生徒ID数の積み上げが寄与しました。ARPU:51,897円/社/月(同−5.9%)。習い事・中小規模顧客の獲得加速に伴う顧客構成比の変化によるものであり、概ね当初の想定範囲内です。第2四半期以降の「ComiruERP」課金開始や「ComiruPay」浸透により、再び上昇基調へ転じることを見込んでいます。顧客の解約率:0.5%(前年同期0.4%)。引き続き低水準を維持しており、高い顧客満足度を示しています。


季節性・一過性要因の有無と影響

特段の一過性要因はありませんでした。なお、収益面での一時的な影響として、前期(2025年10月期)に計上された約9,400万円規模の受託案件が当期は減少したことが、売上高の伸びを抑制する要因となっています。これは市場の飽和によるものではなく、労働集約的なカスタマイズ開発を戦略的に抑制し、拡張性の高いSaaSプロダクトへ経営資源を再配分する収益構造の質的転換を意図的に推進した結果です。


通期見通しと進捗率・達成可能性

2026年10月期の通期業績予想に変更はありません(売上高1,425百万円・前期比+2.6%、営業利益85百万円・同−50.8%、当期純利益55百万円・同−59.7%)。第1四半期の進捗率は、売上高24.5%、売上総利益25.3%、営業利益43.0%、当期純利益54.9%となっており、売上高・利益ともに概ね当初の想定通りに推移しています。営業利益・純利益の進捗率が高めに見えますが、これも当初の想定範囲内であり、第2四半期以降もシステム基盤強化および人材採用等の体制強化に向けた戦略的投資を計画通りに執行する予定です。また、8社が受注・開発段階にある大手案件が第2四半期以降に順次課金開始予定であり、ストック収益の拡大が見込まれます。


トピックス

自社株買いの実施:2026年3月13日より約半年間、上限金額40百万円・上限株数8万株の自社株取得を開始しました。EPS向上を図るとともに、取得した自社株を将来のM&Aや優秀人材獲得のためのストックオプション付与等に柔軟に活用する方針です。

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    【2025年10月期(通期)】

    決算概要

    2025年10月期は増収・増益、大手塾からのカスタム開発受注が寄与

    2025年10月期通期決算は、顧客数の順調な伸びに加え、大手塾からのカスタム開発要望による約1億7,000万円の受注が大きく寄与し、売上高・利益ともに良好な推移を記録した。学習塾業界におけるシステム面での圧倒的な優位性を背景に、既存の競合他社からもリプレイス受注を獲得するなど、市場における全面的な優位性を確立している。前期は受託開発案件の増加によりリソースが割かれた側面もあったが、最終的には業績の押し上げ要因となった。

     

    セグメント別または事業別の増減要因

    学習塾市場でのシェア1位確立と習い事領域への本格展開

    学習塾業界では、少子化に伴い大手事業者が自社でのシステム構築・維持から、低コストかつ短納期な同社システムへの切り替えを加速させている。同社は1IDあたり300円のフルパッケージ戦略を軸に、2週間に1回という高頻度のシステムアップデートを行うことで、低価格・限定機能を提供し改善の進まない中小競合との差別化を図り、業界1位のシェアを維持している。今後は、チケット管理やバス運行管理などの汎用機能を開発することで、習い事領域(英会話、音楽、スポーツ等)の攻略を本格化させる方針である。

     

    主要KPIの進捗と変化

    商談受注率40%超を維持し導入教室数は最大5倍の成長余地

    年間約1,000件の商談に対し、40%強という高い受注率を安定的に維持しており、足元の導入教室数は5,000から6,000教室に達している。業界全体の52,000教室に対し、現在のシェアは約1割にとどまっており、中期的に25,000教室(約5倍)までの拡大を見込んでいる。また、大規模塾に対しては機能を絞った割引価格での設定で対応し、中小規模塾へは定価に近い単価設定と使い分けることで、ID数増加に伴う利益率向上を図る構造を構築している。

     

    季節性・一過性要因の有無と影響

    2026年10月期をシステム増強と人材強化の集中投資期間に設定

    2026年10月期は、将来の持続的な成長基盤を構築するための「設備投資の集中期間」と位置づけ、約1億円規模の開発予算を投入する。この一過性のコスト増により、今期の利益は一時的に減少する計画であるが、これは習い事領域や公立学校向け展開を見据えたシステム増強および人材確保を優先する戦略的判断によるものである。

     

    通期見通しと進捗率・達成可能性

    将来成長を優先した「売上横ばい・利益減」の保守的ガイダンス

    2026年10月期の通期予想は、目先の利益確保よりも投資を優先し、売上高は横ばい、利益は大幅に減少する計画を公表している。今期中に習い事向けのチケット管理機能やバス運行管理システムの開発を完了させることで、来期以降の収益拡大に向けた体制を万全に整える方針である。中長期的には、2030年までに利益25億円の達成を目標に掲げ、単年度の成長を積み重ねることで確度を高めていく。

     

    トピックス

    公立学校への実務支援と有利子負債による機動的なM&A戦略

    千葉県教育委員会との実態調査を通じ、教職員の働き方改革に直結する現場即応型のシステム導入やコンサルティングを中長期的な成長の柱として推進している。また、財務戦略として有利子負債比率を15%から70%に引き上げ、教育系企業を対象としたM&Aを検討しており、単なるICT提供にとどまらない総合的なサービス企業への脱皮を目指している。

  • 【2025年10月期(通期)】

    Q:成長戦略のポイント(今後の取り組みやトピックス、計画にない新たな戦略的施策等を含む)はなんでしょうか?

    A:今後の成長戦略としましては、学習塾業界で培ったノウハウとシステム基盤を活かし、市場規模が塾の約3倍と言われる習い事領域(英会話、音楽教室、スポーツクラブ等)への展開を強化いたします。これまでは受託開発にリソースを割かれる部分がありましたが、今期はチケット管理機能やバス運行管理支援システムなど、他業態でも汎用性の高い機能開発に注力し、習い事領域における受注率を塾と同様の40%水準まで引き上げ、安定的な収益拡大を目指す方針です。また、中長期的には公立学校向けのシステム導入や、大人向けの教室などの需要も取り込んでいく考えであります。

     

    Q:成長戦略のポイントについて、前提条件等での変化とその影響等をご説明ください。

    A:市場環境の変化として、学習塾業界では少子化の影響等により、大手事業者が自社で巨額のコストを投じてシステムを構築・維持することが困難になってきております。その結果、機能が充実し、短納期かつ低コストでカスタマイズ可能な当社のシステムへの切り替え需要が大手中堅塾からも増加しております。また、公立学校現場では働き方改革やシステム統合が進められておりますが、実務運用面での課題が大きく、現場に即した支援が求められている状況です。習い事市場に関しては、教室数の総量は横ばいですが入れ替わりが激しいため、大手チェーンとの提携などがシェア拡大の機会になると認識しております。

     

    Q:通期予想の戦略と施策についてご説明ください。

    A:2026年10月期の通期予想につきましては、目先の利益確保よりも将来の成長に向けた基盤構築を優先し、売上高は横ばい、利益は一時的に減少する計画としております。具体的には、習い事領域や学校向け展開を見据えたシステム増強および人材強化に注力する方針です。今期を設備投資の集中期間と位置づけ、約1億円規模の開発予算を投じることで、来期以降の体制を万全に整え、持続的な成長を実現するための準備を進めてまいります。

     

    Q:受注・競合状況は如何でしょうか?

    A:受注状況につきましては、年間で約1,000件の商談に対し40%強の受注率を維持しており、順調に推移しております。競合環境に関しては、学習塾業界において目立った競合はほぼ存在せず、機能面での優位性を確立していると認識しております。一部の中小競合が低価格で限定的な機能を提供しているのに対し、当社はSaaSとしてフルパッケージを提供し、2週間に1回の頻度で機能改善を行うことで顧客評価を獲得し、業界1位のシェアを有しております。現在、約5,000から6,000教室に導入いただいておりますが、業界全体の約52,000教室に対して大きな開拓余地が残されていると考えております。

     

    Q:M&A、業務提携、事業売却などの実施または検討状況と、それに伴う影響についてご説明ください。

    A:M&Aにつきましては、教育系企業を対象として検討を進めております。単なるシステム提供にとどまらず、人と関わる領域やICT化に関連する多様な要素を取り込み、総合的なサービス提供を行う企業を目指す方針です。そのための資金調達手段として、有利子負債比率を引き上げ、M&Aに向けた財務戦略を実行しております。

     

    Q:中期事業計画の内容や進捗状況等をご説明ください。

    A:中期経営計画については、毎年の状況変化が激しいため、具体的な数値を対外的に公表しておりません。しかしながら、長期的な目標として2030年までに利益25億円の達成を目指しており、その実現に向け単年度ごとの成長を積み重ねていく方針です。

  • 【2025年10月期(通期)】

    取材者:今回の決算は非常に良い内容であったと拝見しています。

    回答者:2025年10月期については、顧客数も伸びており、決算の内容は良かったと考えております。また、大手の塾様からカスタム開発の要望があり、年間で170百万円ほど受注がありました。そこを含めて非常に良い成績になったと考えております。もともと当社は競合に対し、システム面で優位性がありましたが、さらに昨年1年間で、大手の、元々競合となるようなところからも受注が取れておりました。そこを含め、現在、学習塾業界においては全面的に優位性を保てる状態にあると考えております。その結果、昨年の利益と売上ともに良い状況になったと認識しております。

     

    取材者:競合がいる中で受注が取れているというのは、どういう理由からなのでしょうか。

    回答者:競合は、大手と中小で分かれますが、中小の場合、当社の機能の一部に限定して、3分の1の価格で売るというのが競合様の戦略でした。それに対して当社は、フルパッケージで1IDあたり300円で販売しております。

    当社の一番の強みは、2週間に1回、システムのアップデートをしていることです。皆様から月間で100件ぐらいのご要望をいただき、その中で当社のコストで2週間に50件ほど改善していく形をとっております。それによって、システムが常に進化していることをご認識いただいております。カスタマーサポートを含めて、「安かろう悪かろう」ではなく、きちんとサポートしつつ、システムが進化していることを評価いただいている点が大きいと思います。

     

    取材者:価格に関して、先ほど3分の1ぐらいとおっしゃっていましたが、これは月額サービス料のことですか。

    回答者:はい。一部の競合が出しているサービスですと、大体単価100円前後で売っています。機能面では、当社が15機能ほどあるのに対し、向こうは3、4機能程度に限定して売っているケースが多いと思います。

     

    取材者:貴社の場合はパッケージで売っているのですね。

    回答者:はい、SaaS(Software as a Service)として提供しています。また、向こうの場合ですと1回システムを作ってしまうと、なかなか改善要望を出しても改善しにくいところがあるのですが、当社の場合、常にシステム自体が動いているので、2週間、3週間ごとに進化している時間を先生方にご体験いただけている状況です。

     

    取材者:やはりお客様にとって、この15機能ほどあるパッケージの方が便利なのでしょうか。

    回答者:塾の業務フローに沿って作っておりますので、きちんと使えば使うほどやりやすいと感じていただけると思います。

     

    取材者:2週間に1回アップデートをして使いやすくしていくというのは、大変な作業ではありませんか。

    回答者:そうですね。現在は社内のエンジニアがリモートワークを含めて約60人体制でやっております。業務フローとして計画的に回っておりますので、体制は整っております。

     

    取材者:この2週間に1回のアップデートや使いやすさの向上が、お客様の好感や継続につながっていくということですね。

    回答者:その通りです。大手の場合、これまでは自社で5億円から10億円をかけてシステムを作り直している状況だったと思います。しかし直近では少子化の問題もあり、そこまでコストをかけられなくなってきています。その後、およそ数千万円から1億円、2億円程度で、ある程度使いやすいシステムを構築すること自体が要望として増えています。当社は機能が充実しており、そこから一部をカスタマイズすることによって、短納期かつ他社と比べて少し安い形で提供できます。それによって評価いただいているケースも多いと思います。

     

    取材者:大手というのは、例えばどういうところですか。

    回答者:例えば、生徒数が1万人規模や5,000人以上の、首都圏、関西の、進学スクール以外の塾が多いです。

     

    取材者:大手もやはり1IDあたり300円ですか。

    回答者:当社の平均単価は200円強で小中小規模の塾には定価近い価格で販売し、大規模なところは機能を少し絞った上で少し割引をさせていただいている感じです。

     

    取材者:それでも一応システムが出来上がっているので、IDが増えれば増えるほど利益率は良くなりますね。

    回答者:その通りです。したがって、塾業界全体で言いますと、昨年は約1,000件の商談がございまして、そこに対して受注率が40%強なので、400件程度は受注できるという状況になってくるかと思います。

     

    取材者:受注率が40%ぐらいとは高いですね。まだまだ中小の塾は多数あるのですか。

    回答者:はい。今は塾業界全体で約52,000教室あると言われており、当社は現在、5,000から6,000教室くらいのシェアですので、まだ市場としては10倍くらいあるか思います。少なくとも半分の25,000教室までは問題なくいけると思いますので、約5倍の余地はあると考えています。

     

    取材者:シェアは、貴社が業界1位ということですか。

    回答者:はい、現状は1位の認識です。

     

    取材者:まだまだ伸びしろはあるのですね。

    回答者:はい。塾業界ではもうほぼ目立った競合はないという印象ですので、利益を出して毎年成長していけます。それによって現在の5,000教室からその5倍、25,000教室へという成長は見えてくると思います。前期は受託開発がいろいろと向上したこともあり、もともと社内でリソースが限られていた部分がありましたが、今期は、例えばチケットの管理機能、つまり単発で3回分の回数券を買うことによっていつでも通えるという、塾とは違う業態、英会話や音楽教室、スポーツクラブなどで需要がある機能や、バスの運行管理支援システムなどを含め、要望が多くあります。今年は個別のカスタマイズ開発ではなく、皆さんが使いやすい機能の開発にリソースを割こうと思っております。

    習い事などの領域でこういった機能によって受注率を塾と同じく4割まで向上させたいと考えています。そうすることで安定的な収益を拡大していこうと思います。習い事市場は塾の約3倍と言われており、今まで少しリスクを感じていた部分ではあるのですが、塾業界においてはほぼ競合はいなくなる状態ですので、次は習い事領域をきちんと攻めていこうと思っている次第です。

     

    取材者:結局、塾よりも習い事の方がマーケットはまだまだあるということなので、先ほど塾でまだ5倍まではいけるとおっしゃいましたが、それプラスアルファで習い事の部分が塾の3倍もあるから、まだまだ伸びていきますね。

    回答者:はい、公立学校に対しても、今は主にコンサルティングを行っていますが、システムのニーズなどもございます。そこについては導入実績が必要ですから、中長期で見ていこうと思っています。

    取材者:普通の学校の先生が過酷な労働を強いられていて、なり手も少ないと聞きます。教育は大事ですので、おろそかになると困ります。政府も打開策を考えているのでしょうが、今の状況ではなり手があまりいないのではないかと思います。

    回答者:今、教師の就職倍率は地方や千葉などで言うと1.2倍ぐらいで、だいぶ少なくなってきています。ただ2030年以降は少子化がさらに進んでくるので、また少し状況は違ってくるかもしれないと思っています。

    今、千葉県の教育委員会と一緒に、千葉県の学校の実態調査をしており、朝7時から学校に入って夜9時までずっと張り付いて先生方の動きを見ていました。何が問題かというと、働き方改革などは皆さんおっしゃるのですが、教育委員会がプランを策定しても実行は学校にお任せなので、結局うまくいっていないのです。先日も某自治体で勤務管理ツールを入れると言って、3月31日にシステムとマニュアルが配られて4月1日から運用開始でした。その後どうやって運用すればいいのか、誰もわからない状態でした。今までの業務にさらにこれがプラスされるということになってしまっています。

    取材者:なるほど、それは大変ですね。

    回答者:狙いと現状が全然違います。今どちらかというと、各学校の実務において一緒に手取り足取りしてあげて、「こうやったら先生方はこれまでかかっていた時間が削減できるのです」と言う部分までやらない限り難しいです。今、N社を含めていろんな業者があるのですが、みんな教育委員会相手に商売をしていて、現場の先生方の負担軽減までつながっているかというと極めて疑問です。N社も端末を導入する際に個人情報保護という意味で、いわゆるアウターと校務内のシステムを別々のネットワークにしているのです。それではやはり不便ですという声があまりにも大きすぎるから、今、文科省からゼロトラスト構想を出して、二つのシステムを統合しようよという当たり前のようなことをやっています。それをまたN社が受注していて、先生方からすると「今までの5年間は何だったのか」という感じです。そういう実務面が一番の問題ではないかと思っています。

     

    取材者:先生や子供たちにとって、やはり教育はとても大事ですので、先生が時間に追われて授業をやられても困るわけで、一番大事なのは授業です。やはり授業に専念できるように、こういうシステムを作ったのだと、社長もおっしゃっていましたね。

    回答者:塾はもう現在の取り組みで成長できると考えています。習い事の分野もおそらく1年間ほどである程度、当社の優位性を確立できるであろうと思っています。既に英会話やプログラミングのスクールとか、一部のスポーツクラブには既に当社を入れていただいていますので、そこをさらに強化すればよいのでは思います。ただ一方で、やはり教育の話になりますと、公立と私立の選択は避けられませんし、皆さんから要望もいただいていますので、その辺りに対応しつつ、中長期で見ていく形にはなるであろうと思います。

     

    取材者:N社のお話が出ましたが、B社とは違ったのですか。

    回答者:N社もあります。ネットワーク関係はN社が多くて、B社だと例えば採点システムや校務システムをお持ちです。E社なども持っていますので、そういうところは校務支援システムなどを持っていますね。ただ、校務支援システムについて現場の先生に聞くと、やはり使いにくいという意見がありましたので、なかなか変更しづらい点もありますが、対策を考えていきたいところです。

     

    取材者:私立とは異なり、公立ではやはり教育委員会が予算を出さないとできないというものなのですか。学校単位ではできないのですか。

    回答者:学校ではできないですね。要は市町村の教育委員会が出さないとできないという感じです。

     

    取材者:なぜ八千代、習志野、印西、栄町など、なぜ千葉なのですか。

    回答者:きっかけを言いますと、最初に千葉県教育委員会様と良好な関係をお持ちのM社と一緒に動いていました。

    熊谷知事が1期目のときに、教職員採用のプロモーション予算を教育委員会が申請しており、そこで教職員希望者が少ない状況の原因究明もした方がよいという意見があり、プロモーション予算とは別に、実態調査や、そこに対する対策案を当社がM社と一緒に検討しました。

    取材者:基本的なことですが、「コミル」は何かの略ですか。

    回答者:コミュニケーションをより密接にさせる、「コミュニケーション」と「密にする」、コミュニケーションを密にするという意味の造語です。

    取材者:社長は元々、塾出身でしたか。

    回答者:元々社長は会社員だったのですが、偶然、友人の誘いがあって塾の経営者兼講師としてやっておられました。その中で、非常にアナログな部分が多いと感じて開発したところ、最初は1機能しかなかったのですが、徐々に皆さんからいろんな要望をいただいて、拡張してきたという感じです。

    取材者:教育改革の中でもこれは非常に大事なところなので、ぜひ公立学校にぜひ入っていただきたいとおもいます。塾も学校も似たような仕組みだと考えられますね。

    回答者:共通するところはあると思います。

    取材者:ほぼ共通するところがあるのは、例えば成績をつけるといった部分ですね。逆につけないのは別の話かもしれませんが。

    今年の取り組み、新年度の取り組みはいかがですか。

    回答者:主に習い事向けの取り組みや機能開発がメインになってくると思いますので。

    取材者:2026年10月期の業績予想としては、売上が横ばい程度で、利益は半減というのは、意図的なのですね。

    回答者:はい。システム増強に加え、習い事や学校向けの人材強化を図ることによって、短期ではなく先々の成長を見込んで、少し横ばいの予想としました。

    取材者:株価を見てみると、年末からの落ち込みはやはり、その辺り理解せず数字だけ捉えている人たちだという考え方ですね。

    回答者:個人投資家中心に売られたのかなと思いますが、結構機関投資家の皆様とお会いさせていただくと、皆さん大体理解してくださいますし、現在、外資系の小型ファンドの取材も増えてきています。もちろん、皆さんにご迷惑かけた部分もあるとは思いますが、少しでも弊社の思いを株主の皆様にお伝え出来たらと思っています。

    取材者:貴社のKPIなどいろいろ見てみると、ものすごい勢いで数も伸びています。有料契約者数も伸びていますし、IDも増えています。株価がなぜ急に落ちるのだろうというところは、サプライズ感があったのかなと思います。

    回答者:サプライズ感はあったのかなと思います。

    取材者:中期経営計画は発表していますか。

    回答者:いいえ。どちらかというと、毎年状況が変わるところもありますので。2030年までに25億円の売上高は目指したいと思いますが、その前に毎年いくらという線をまだ出してない状態です。

    取材者:設備投資の期間は、今期だけですか、それとも来期以降も続くとお考えですか。

    回答者:今期がメインになると思います。

    取材者:今期が終わって、来期はそこの部分を補強して、特にシステム部分は習い事と塾だけではなくとも、塾もまだ5倍くらい伸びるでしょうし、習い事も大いに増えていくでしょうから、そこの部分のシステム対応要員を増強し、体制が整え、問題ない形で来期を迎えるということなのでしょうね。

    回答者:はい。ご認識通りでございます。

    取材者:システム開発予算はどの程度ですか。

    回答者:今年は、1億円前後です。

    利益水準がまだ低いので、少しぶれただけでもパーセンテージは大きく見えてしましますので。

    取材者:利益額でいうと、何かあったらすぐ赤字に転落しないか、心配します。2、3倍の利益はあった方がよさそうです。その方が投資家としては安心しますよ。

    シェアNo.1の会社ですし、これがまだまだ伸びていくというのは、今日のお話を聞いてよく理解できましたので、他社との違いをもう少し、投資家が理解できる形があればいいなと思っています。

    取材者:習い事教室の絶対数は、まだ伸びているのですか。

    回答者:今は、塾もそうなのですが、入れ替えが激しく、トータルとしては数も変わっていません。教育カテゴリーが微増で、さほど参入障壁が高いわけではないので、数は横ばい程度のイメージです。

    取材者:貴社が大手の習い事のチェーンと組めると一気に相手が増えるからメリットがありますね。

    回答者:そうです。

    取材者:貴社のシステムは、オンラインとリアル、どちらの習い事でも問題なく使えるシステムですか。

    回答者:そうです。

    取材者:バス運行管理システムなど他にもいろいろ使えると、すごく拡張性がありますね。

    回答者:特に地方自治体だと、バスを運行していますので、それも含め、安心安全な運行情報を提供できればよいと思います。

    取材者:PERが42倍もあるわけですから、非常に評価が高いと感じています。

    有利子負債率を15%から70%にして有利子負債、つまり借入によるM&Aをやっていくという話もありましたが、M&Aはどういう企業が対象ですか。

    回答者:M&Aは教育系の企業が対象です。

    取材者:教育系の企業を買っていくということですか。

    回答者:B社を目指すみたいな感じです。システムだけではなく、人と関わる部分もそうですし、システム以外でも今、ICT化するいろんな要素がありますので、一緒に対応していく部分もあるのではと思います。

    取材者:まだまだマーケットの拡張性は高いので、それに伴って貴社の業績の成長性が中計で見せられるようになると、マーケットからの評価はさらに高まると思われます。

    取材者:まずは今期の様子を見てみたいと考えています。将来に向けてのシステム開発と、どこまで補強ができるか。来期の数字は期待できそうですか?

    回答者:ご期待に添えるよう、今期しっかりと取り組んでまいります。

  • 取締役CFO 姚 志鵬 様

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    決算概要

    2025年10月期第2四半期決算は、売上高6億9,100万円(前年同期比46.7%増)、営業利益1億1,800万円(同405.4%増)、経常利益1億1,700万円(同432.7%増)、中間純利益1億3,600万円(同965.6%増)と、大幅な増収増益を達成。業績の上方修正も発表されており、非常に好調な進捗である。この増収は、システム「Comiru」と「BIT CAMPUS」のシステム統合による売上増加に加え、大手顧客向けの受注獲得や既存事業の成長が順調なオーガニック成長を牽引している。

     

    セグメント別または事業別の増減要因

    Comiruでは、ユーザー数、契約者数ともに順調に増加しており、新規ユーザーも増加傾向にある。ComiruERPの案件数は現在の18社で予定通り進行しており、昨年から継続している4社を除くと14社と商談を進めております。特に大手塾における比較的低コストかつ短納期での導入ニーズが高いことが背景にある。ComiruPayは、中間期において想定以上に好調に推移しており、新規顧客に加え、既存顧客への案内だけでも申し込みが多数発生。これは、1件あたり料金の引き下げに加え、、手続きが簡素化されたことが要因である。

     

    主要KPIの進捗と変化

    現在、主に社内で確認している主要KPIは、月額課金ユーザー数、契約者数、MRR、および解約率(0.4%〜0.5%程度)である。これらの指標は全てプラスで推移しており、特に懸念事項はなく、順調な成長が継続している。今期末までの課金ユーザー数や契約者数の具体的な社内目標は設定されているが、顧客の都合もあり対外的な公表は控えているものの、売上成長に匹敵する成長を目指す方針である。

     

    季節性・一過性要因の有無と影響

    今年4月よりERPの基幹システムとして大手企業2社への提供を開始したため、開発系の売上が上半期に集中する傾向が見られる。しかし、下半期においても同様の開発ニーズが複数の大手企業から発生しており、引き続き対応していく方針である。また、下半期の夏季講習や冬季講習に向けてID数を順調に伸ばすことができれば、良好な数値に繋がると見込んでいる。

     

    通期見通しと進捗率・達成可能性

    今期の売上高見通しは、当初の13億2,000万円から13億5,000万円に引き上げられた。これは主に大手企業からの開発需要が中心である。利益については、開発売上がほぼそのまま利益に計上される一方で、来期を見据えた投資費用が今期に一部計上される。具体的には、9月の中堅・大手企業向け大規模カンファレンスに約1,000万円、インフラシステム強化や開発・PM人材の増強に約2,800万円を投じる予定である。加えて、BIT CAMPUSのシステムを社内開発に移行することで、これまで外部委託に充てていた費用が不要となること、オンプレミス運用資産の除却損を今期計上することで、社内の収益改善を進める見込みである。

     

    トピックス

    9月には中堅・大手企業向けの大規模カンファレンスを1日がかりで開催予定であり、教育にまつわる講演や議論を通じて事業のアピールと新たなリード獲得を目指す。

  • Q:成長戦略のポイント(今後の取り組みやトピックス、計画にない新たな戦略的施策等を含む)はなんでしょうか?

    A:当社はオーガニック成長を基盤とし、M&Aを積極的に実行していく方針です。学校事業においては、昨年までの部活動の地域移行支援に加え、今年はDXアドバイザー事業を強化しており、千葉県とのDXアドバイザー事業では当社からアドバイザーを派遣しております。また、千葉県栄町では、当社が教育委員会のメンバーとしてICT推進に携わっております。その他、学校徴収金向けのソリューションをComiruPay中心に提案を強化しており、今後学校領域のシェアを拡大していく予定です。

     

    Q:通期業績の見通についてご説明ください。

    A:今期の売上高は当初の13億2,000万円から13億5,000万円に上方修正いたしました。これは主に大手企業からの開発需要が中心となっております。利益については、開発売上がほぼそのまま計上される一方で、来期を見据えた投資費用を今期に一部計上しております。具体的には、9月に中堅・大手企業向けの大規模カンファレンスを約1,000万円の投資で開催する予定です。また、インフラシステム強化や、開発・PM人材の増強に約2,800万円を投じます。さらに、BIT CAMPUSのシステム改修を外部委託から社内開発に移行することで、これまで改修に充てていた費用が不要となり、収益性の向上が見込まれます。これに伴い、オンプレミスで運用していた資産の除却損を今期に計上し、社内収益の改善を進めてまいります。

     

    Q:受注・競合状況は如何でしょうか?

    A:ComiruERPの案件数は現在の18社で予定通り進行しており、昨年から継続している4社を除くと14社と商談を進めております。一部はすでに進行中であり、新規で追加された案件もございます。ヒアリングを通じて、ComiruERPに対するニーズは一定数存在すると感じております。特に大手塾においては、市況変化に伴い高額な投資が難しい状況下で、比較的低コストかつ短納期(半年から1年程度)で導入可能なComiruERPのニーズは非常に高いと認識しております。ComiruPayの申し込みは、この中間期において想定以上に好調に推移し、新規のお客様のみならず、既存のお客様へのメール通知や案内だけでも多くの申し込みがありました。これは、料金を引き下げたこと、および手続きが簡素化されたことが主な要因であると考えております。教室側からすると導入しない理由がない状況です。一部の既存顧客ではオペレーション確立済みのために切り替えに時間を要するケースもございますが、支払い回数の変更や金融機関の指定など、オペレーション変更によって非常に魅力的な商品であると考えております。

     

    Q:M&A、業務提携、事業売却などの実施または検討状況と、それに伴う影響についてご説明ください。

    A:M&Aは重要な成長戦略の一つとして考えておりますが、全てではありません。当社のオーガニック成長を基盤とし、その上でM&Aを積極的に実行してまいりたいと考えております。具体的には、システム系の企業、特に業務管理システムを提供している企業や、教育系の講師派遣などの人材派遣を行っている企業を中心に、前向きに検討を進めております。運営施設や教育コンテンツ系のM&Aに関する問い合わせも多数ございますが、現時点ではシステム系や人材派遣系の企業に重点を置いております。

  • 取材者:初めに、2025年10月期第2四半期の決算についてお伺いいたします。売上高は6億9,100万円で前年同期比46.7%増加、営業利益は1億1,800万円で同405.4%増加、経常利益は1億1,700万円で同432.7%増加、中間純利益は1億3,600万円で同965.6%増加となりました。業績の上方修正も出され、かなり好調に進捗していると見ておりますが、この増減要因についてご説明をお願いできますか。

     

    回答者:まず、POPERが提供するシステム「Comiru」と、「BIT CAMPUS」のシステム統合がございましたので、その分の売上プラス要因がございます。BIT CAMPUS単体の売上は月間1,000万円前後で推移しており、6ヶ月間のフルカウントで約6,000万円の増加になります。これに加えて、大手顧客向けの受注や既存事業の成長が伴い、順調なオーガニック成長を遂げていると考えております。

     

    取材者:そうしますと、その他、Comiruのユーザー数増加や契約者数増加については、いかがでしょうか。

     

    回答者:ユーザー数、契約者数ともに順調に増加している状況です。新規ユーザーも増加しておりますが、一部の学年の入れ替わりにより、第1四半期に比べて微減しております。しかし、10月から12月にかけては順調に伸びており、夏休みや冬期講習などを通じて、今後さらにユーザー数は回復すると見込んでおります。

     

    取材者:今期の施策として、ComiruERPの引き合い拡大を掲げていらっしゃるかと思いますが、現在進行中の18社の案件数は、当初の予定に対して大幅に伸びている状況ですか、それとも予定通りですか。

     

    回答者:予定通りと考えております。18社のうち、昨年から継続している4社を除くと14社と商談を進めており、一部はすでに進行中であり、新規で追加された案件もございます。ヒアリングを通じて、ComiruERPに対するニーズは一定数存在すると感じております。大手塾においては、市況変化に伴い高額な投資が難しくなっている状況ですので、比較的低コストかつ短納期(半年から1年程度)で導入可能なComiruERPのニーズは非常に高いと考えております。

     

    取材者:ComiruPayの169社の申し込みという部分については、いかがですか。

     

    回答者:この中間期においては、想定以上に好調に推移いたしました。新規のお客様はもちろんのこと、既存のお客様へのメール通知や案内だけでもかなりの申し込み数がありましたので、多くの方々にご利用いただいている状況です。これは、これまでの手数料を引き下げたこと、そして手続き自体も従来に比べて簡素化されたことが要因だと考えております。教室側からすると導入しない理由がないという状況です。一部の既存のお客様はすでにオペレーションが確立されているため、切り替えに時間がかかるケースもございますが、支払い回数の変更や金融機関の指定など、オペレーションを変更いただければ非常に魅力的な商品であると考えております。

     

    取材者:その他、何か主要なKPIがございましたら教えていただけますか。

     

    回答者:現在、主に社内で確認している主要なKPIは、月額課金ユーザー数、契約者数、MRR、および解約率(0.4%〜0.5%程度)です。これらの指標はすべてプラスで推移しており、特段懸念事項はございません。順調に成長を続けていると認識しております。

     

    取材者:特に課金ユーザー数や契約者数に関して、今期末までの目標はどれくらいですか。

     

    回答者:社内目標はございますが、お客様のご都合もございますので、対外的な公表は控えております。売上成長に匹敵する成長を目指してまいります。

     

    取材者:その他、何かここまでの業績に影響を与えている季節要因や一過性の要因がございましたら教えていただけますか。

     

    回答者:はい。今年4月にERPの基幹システムとして大手企業2社向けに提供を開始しましたので、開発系の売上が上半期に集中している傾向がございます。しかし、足元では下半期も同様の開発ニーズが複数の大手企業から出てきておりますので、引き続き対応してまいります。また、下半期の夏季講習や冬季講習に向けてID数を順調に伸ばしていければ、良い数字が出ると考えております。

     

    取材者:前回お話しさせていただいた際に、特に学校系のところをさらに強めていきたいと伺いました。

     

    回答者:学校事業については、昨年までは部活動の地域移行支援がメインでしたが、今年はDXアドバイザー事業をさらに強化しております。千葉県とのDXアドバイザー事業では、実際に当社からアドバイザーを派遣しております。また、千葉県栄町では、当社が教育委員会の1メンバーとしてICT推進に携わらせていただいております。その他、現在、学校徴収金向けのソリューションをComiruPay中心に提案を強化しており、今後学校領域のシェアを拡大していく予定です。

     

    取材者:その他、M&Aも含めてというお話があったかと思いますが、全体としては業務提携に対して何か実施の有無や、方針のところでお答えできる範囲でお話しいただけますか。

     

    回答者:M&Aは重要な手段の一つとして考えておりますが、すべてではありません。オーガニック成長を基盤とし、その上でM&Aを積極的に実行してまいりたいと考えております。具体的には、システム系の企業、特に業務管理システムを提供している企業や、教育系の講師派遣などの人材派遣を行っている企業を中心に、前向きに検討を進めております。運営施設や教育コンテンツ系のM&Aに関する問い合わせも多数ございますが、現時点ではシステム系や人材派遣系の企業に重点を置いております。

     

    取材者:今期の業績見通しにつきまして、業績修正の内容も含めて簡単にご説明いただけますか。

     

    回答者:今期、売上高は元々13億2,000万円だったのを13億5,000万円まで引き上げました。これは大手企業からの開発需要が中心となっております。利益については、開発売上がほぼそのまま利益に計上されますが、来年を見据えた投資費用として、今期に一部計上しております。具体的には、9月に中堅・大手企業向けの大規模カンファレンスを開催予定で、これに約1,000万円を投資いたします。また、インフラシステム強化や、開発・PM人材の増強に約2,800万円を投じます。さらに、BIT CAMPUSのシステム自体は、今までは外部に改修を委託しておりましたが、より利益率を向上させるために社内開発に移行する予定です。これに伴い、これまで改修に充てていた費用が不要となることや、オンプレミスで運用していた資産の除却損を今期に計上することで、社内の収益改善を進めてまいりたいと考えております。

     

    取材者:カンファレンスはかなり大規模なものになりそうですが、どういった内容でしょうか。

     

    回答者:1日がかりのイベントで、当社の展示会というよりも、教育にまつわる様々な講演や議論を行う場として、著名な方を多数お招きする予定です。カンファレンスに参加していただく方々に当社の事業をアピールし、新たなリード獲得に繋げていきたいと考えております。

     

    取材者:株主還元の方針について変更などございましたら教えていただけますか。

     

    回答者:特に変更はございません。今期までは財源規制に抵触しておりますが、今期終了後に順調に推移すれば、来年度からは財源規制の対象外となります。その際には、一部自社株買いによる株主還元を検討したいと考えております。

     

    取材者:最後に、足元の状況などにつきましてトピックスがございましたら教えていただけますか。

     

    回答者:おかげさまで、多くの方々からポジティブなご評価をいただいております。当社としましても塾市場において引き続き邁進してまいります。また、各市場においても、今年から来年にかけてしっかりと布石を打ち、対応してまいりたいと考えておりますので、今後とも継続的なご支援を賜りますようお願い申し上げます。

  • 取締役CFO 姚 志鵬 様

取材アーカイブ

  • ビジネスモデルや事業内容

    株式会社POPERは、2015年に設立され学習塾業界のDXを推進するEdTech企業である。 学習塾向けの業務管理システム「Comiru」を主力サービスとして提供し、塾の運営を効率化するクラウドサービスで成長を続けている。同社は、高い収益性と成長性を両立しており、今後の更なる発展が期待される企業である。

     

    創業の経緯

    創業者は、以前学習塾を経営していた経験から、業界特有の非効率な業務や保護者とのコミュニケーション不足といった課題を解決したいという思いで起業した。

     

    主力サービス

    主力サービスの「Comiru」は、学習塾向けの業務管理システムである。 生徒の学習進捗管理、指導報告書の作成・共有、請求・決済処理など、塾運営に必要な機能を網羅しており、業務効率化とコスト削減に貢献している。

     

    特徴や強み

    Comiruの最大の強みは、業界最多の機能を備えながら、価格が比較的安価である点である。さらに、顧客の声を迅速に反映できる開発体制も大きな魅力となっています。エンジニアが2週間ごとにシステムを改良することで、常に最新の機能を提供し、顧客満足度を高めている。その結果、解約率はわずか0.4%と非常に低く、安定的な収益基盤を築いてる。

     

    直近の決算状況

    2015年の創業以来、右肩上がりに成長を続け、今期(2025年10月期)の売上高は前期比23%増の13.2億円、営業利益は1億円を達成見込みである。これは、同社の主力サービスである塾の業務管理システム「Comiru」の好調な売上が牽引しています。Comiruは、利用生徒ID数約44万4千名、取引社数約1,600社という圧倒的な導入実績を誇り、学習塾業界のバックオフィス業務を効率化に貢献している。また、近年では、公立学校向けの働き方改革支援など、サービスの幅を拡げています。コナミスポーツ株式会社や株式会社マイナビなど、他社との連携も積極的に進めており、新たな事業機会を創出しています。

     

    成長戦略

    今後は、M&Aを通じて事業領域の拡大を図っていく方針である。

    今後の成長戦略としては、既存事業の学習塾市場における顧客基盤の拡大に加え、M&Aによる事業拡大も視野に入れている。Webセミナーなどを活用した新規顧客獲得にも注力しており、更なる成長が期待される。

     

    株主還元策

    2025年10月期以降、自社株買いによる株主還元を検討している。

     

    今期の取り組みやトピックス

    今期は、大手学習塾向けに「Comiru」と基幹システムを連携させるERPパッケージを開発した。 また、中小塾向けには業界最安値水準の決済手数料で利用できる決済システムの提供を開始する予定である。

  • Q:貴社の事業内容やビジネスモデル、特徴や強みなどをご説明ください。

    A:株式会社POPERは、2015年に設立されたEdTech企業です。学習塾業界を中心に、教育事業者向けに業務管理システムなどを提供しています。現在の従業員数は約78名です。業界出身者の知見を活かしたサービス開発と顧客の声を迅速に反映できる開発体制が強みです。約50名のエンジニアが2週間ごとにシステムを改良しており、顧客満足度向上にも力を入れています。その結果、解約率は0.4%と非常に低い水準を維持しています。

     

    Q:創業の背景には、どのような経緯があったのでしょうか?

    A:以前、学習塾を経営していた当社の代表取締役が、塾業界における業務の非効率化や保護者とのコミュニケーションのミスマッチなどの課題に気づき、それを解決するために、現在のサービスを開始いたしました。

     

    Q:貴社の事業目的は何でしょうか?

    A:教育においては、先生と生徒のコミュニケーションが最も重要であると考え、いかに先生の時間を捻出し、コミュニケーションを促進できるかを事業目的としております。

     

    Q:教育分野の市場規模はどのくらいでしょうか?

    A:教育分野のICT市場は約3,800億円と推定しております。

     

    Q:貴社の主力サービスについて教えてください。

    A:主力サービスは、塾の業務管理システム「Comiru」です。学習進捗管理、指導報告書の共有、請求決済など、約15種類の機能を提供しています。

     

    Q:Comiruの導入メリットは何でしょうか?

    A:コストダウン、時間削減、業務効率化などが挙げられます。また、保護者とのコミュニケーションを促進することで、指導内容や結果に対する理解を深め、学習塾における会員解約率の低下につながります。Comiru導入により、年間約5,000万円の売上改善を実現した大手学習塾もございます。

     

    Q:サービスの料金体系について教えてください。

    A:初期費用と生徒ID単位の利用料を頂戴しております。一部の大手教育機関に対しては、カスタマイズ開発費用を頂戴しております。

    Q:貴社の競合優位性はどこにあると考えていますか?

    A:バックオフィス業務に特化することで、競争優位性を築いていると考えております。コンテンツや集客、人材などの分野と異なり、バックオフィスシステムは1社で十分です。そのため、顧客との長期的な関係構築が可能となり、他の事業にも展開しやすいというメリットがございます。

     

    Q:貴社の業績について教えてください。

    A:売上高は順調に推移しており、2023年10月期は8億2,900万円でしたが、2024年10月期は10億7,000万円まで伸長し、2025年10月期は13億円2,000万円まで成長する予定です。

     

    Q:ターゲットとしている市場規模はどのくらいでしょうか?

    A:学習塾市場全体で約52,000教室ありますが、現在、当社はその約10%のシェアを獲得しています。

     

    Q:今後の成長戦略について教えてください。

    A:顧客基盤の拡大とM&Aによる事業拡大を推進してまいります。大手、中堅、個人事業主など、あらゆる規模の学習塾に対して、営業活動を強化してまいります。

     

    Q:新規顧客獲得のための取り組みについて教えてください。

    A:Webセミナーを積極的に開催し、新規顧客の獲得に努めております。1回のセミナーで約200社を集客し、年間を通して6,400件のリードを獲得しています。

     

    Q:大手学習塾への営業活動について教えてください。

    A:大手学習塾に対しては、基幹システムとの連携など、顧客のニーズに合わせたカスタマイズ開発の提案をしてまいりました。今年から開発周期が短く、開発コストが比較的に安いERPパッケージの提案も強化する予定です。

     

    Q:2025年10月期以降の具体的な施策はありますか?

    A:大手学習塾向けに、Comiruと基幹システムを連携させるためのERPパッケージを開発いたしました。また、中小塾向けに、業界最安値の決済手数料で利用できる決済システムを提供してまいります。

     

    Q:学校分野や習い事分野への展開についてはいかがでしょうか?

    A:プログラミング、英会話、学習塾、音楽教室、スポーツ教室など、さまざまな分野への展開を検討しています。働き方改革支援という文脈では、コナミスポーツ株式会社や株式会社マイナビなどと連携し、部活動の地域移行支援なども行ってまいります。

     

    Q:他社との連携について、具体的に教えてください。

    A:例えば、コナミスポーツ株式会社と連携し、部活動の地域移行支援を行っております。コナミスポーツ社が指導員を派遣し、当社がコミュニケーションツールを提供しています。また、株式会社マイナビが受注した千葉県のDXアドバイザー配置事業において、当社はDXアドバイザーとして、学校へのアドバイス等を行っています。

     

    Q:学校分野への進出には、どのような課題がありますか?

    A:実績が重要視されるため、実績を積むまでに時間がかかるという点が課題です。

     

    Q:中小塾向けの施策について、具体的に教えてください。

    A:顧客のニーズが高い決済分野において、業界最安値の決済手数料で利用できる決済システムを提供することで、中小塾の顧客獲得を目指してまいります。

     

    Q:2025年10月期の業績見通しについて教えてください。

    A:売上高は前期比23%増の13.2億円、営業利益は1億円を見込んでいます。

     

    Q:資本政策について教えてください。

    A:大きく4つの方針がございます。1つ目は、自社成長への投資です。2030年10月期には、売上高25億円、営業利益率20%を目指します。2つ目は、M&Aです。教育関連企業を中心に、M&Aを検討してまいります。3つ目は、資金調達です。有利子負債比率を高めることで、資金調達を効率化してまいります。4つ目は、株主還元です。2025年10月期以降、自社株買いによる株主還元を検討してまいります。

     

    Q:ビットキャンパスについてはどのような位置づけでしょうか?

    A:ビットキャンパスは、将来的にはComiruに統合していく予定です。ただし、ビットキャンパスは既存顧客との強固な関係性があるため、当面は現状維持とし、安定収益の確保を図ってまいります。

     

    Q:Comiruは、他社の製品と比べて機能が多く価格が安いとのことですが、その理由は?

    A:上場前に約10億円を投資し、システム開発に注力したことが要因です。そのため、現在でも低価格でサービスを提供できています。

     

    Q:今後の展望についてお聞かせください。

    A:ERPパッケージの開発、決済システムの強化、コミュニケーション機能の進化など、今後もサービス拡充に努めてまいり、学習塾業界のみならず、習い事や学校分野においても事業を拡大していく予定です。

  • 取材者: 事業内容やビジネスモデル、特徴や強みなどをご説明ください。

    回答者: 株式会社POPERは、2015年に設立されたEdTech企業です。学習塾業界を中心に、教育事業者向けに業務管理システムなどを提供しています。現在の従業員数は約78名です。

    取材者: 創業の背景には、どのような経緯があったのでしょうか?

    回答者: 当社の代表取締役は、以前は学習塾を経営していました。その中で、塾業界における業務の非効率化や保護者とのコミュニケーションのミスマッチなどの課題に気づき、それを解決するために、現在のサービスを開始いたしました。

    取材者: 貴社の事業目的は何でしょうか?

    回答者: 教育においては、先生と生徒のコミュニケーションが最も重要であると考えています。そのため、いかに先生の時間を捻出し、コミュニケーションを促進できるかということを事業目的としています。

    取材者: 教育分野の市場規模はどのくらいでしょうか?

    回答者: 教育分野のICT市場は約3,800億円と推定しています。

    取材者: 貴社の主力サービスについて教えてください。

    回答者: 主力サービスは、塾の業務管理システム「Comiru」です。学習進捗管理、指導報告書の共有、請求決済など、約15種類の機能を提供しています。

    取材者: Comiruの導入メリットは何でしょうか?

    回答者: コストダウン、時間削減、業務効率化などが挙げられます。また、保護者とのコミュニケーションを促進することで、指導内容や結果に対する理解を深め、学習塾における会員解約率の低下にもつながります。ある大手学習塾では、Comiruを導入したことにより、年間約5,000万円の売上改善を実現しました。

    取材者: サービスの料金体系について教えてください。

    回答者: 初期費用と、生徒ID単位の利用料を頂戴しています。一部の大手教育機関に対しては、カスタマイズ開発費用を頂戴しています。

    取材者: 貴社の競合優位性はどこにあると考えていますか?

    回答者: バックオフィス業務に特化することで、競争優位性を築いていると考えています。コンテンツや集客、人材などの分野と異なり、バックオフィスシステムは1社で十分です。そのため、顧客との長期的な関係構築が可能となり、他の事業にも展開しやすいというメリットがあります。

    取材者: 貴社の業績について教えてください。

    回答者: 売上高は順調に推移しており、2023年10月期は8億2,900万円でしたが、2024年10月期は10億7,000万円まで伸長し、2025年10月期は13億円2,000万円まで成長する予定です。

    取材者: ターゲットとしている市場規模はどのくらいでしょうか?

    回答者: 学習塾市場全体で約52,000教室ありますが、現在、当社はその約10%のシェアを獲得しています。

    取材者: 貴社の強みは何でしょうか?

    回答者: 業界出身者の知見を活かしたサービス開発、顧客の声を迅速に反映できる開発体制などが強みです。約50名のエンジニアが、2週間ごとにシステムを改良しています。また、顧客満足度向上にも力を入れており、解約率は0.4%と非常に低い水準を維持しています。

    取材者: 今後の成長戦略について教えてください。

    回答者: 顧客基盤の拡大とM&Aによる事業拡大を推進していきます。大手、中堅、個人事業主など、あらゆる規模の学習塾に対して、営業活動を強化していきます。

    取材者: 新規顧客獲得のための取り組みについて教えてください。

    回答者: Webセミナーを積極的に開催し、新規顧客の獲得に努めています。1回のセミナーで約200社を集客し、年間を通して6,400件のリードを獲得しています。

    取材者: 大手学習塾への営業活動について教えてください。

    回答者: 大手学習塾に対しては、基幹システムとの連携など、顧客のニーズに合わせたカスタマイズ開発の提案していました。今年から開発周期が短く、開発コストが比較的に安いERPパッケージの提案も強化する予定です。

    取材者: 2025年10月期以降の具体的な施策はありますか?

    回答者: 大手学習塾向けに、Comiruと基幹システムを連携させるためのERPパッケージを開発しました。また、中小塾向けに、業界最安値の決済手数料で利用できる決済システムを提供していきます。

    取材者: 学校分野や習い事分野への展開についてはいかがでしょうか?

    回答者: プログラミング、英会話、学習塾、音楽教室、スポーツ教室など、さまざまな分野への展開を検討しています。働き方改革支援という文脈では、コナミスポーツ株式会社や株式会社マイナビなどと連携し、部活動の地域移行支援なども行っています。

    取材者: 他社との連携について、具体的に教えてください。

    回答者: 例えば、コナミスポーツ株式会社と連携し、部活動の地域移行支援を行っています。コナミスポーツ社が指導員を派遣し、当社がコミュニケーションツールを提供しています。また、株式会社マイナビが受注した千葉県のDXアドバイザー配置事業において、当社はDXアドバイザーとして、学校へのアドバイス等を行っています。

    取材者: 学校分野への進出には、どのような課題がありますか?

    回答者: 実績が重要視されるため、実績を積むまでに時間がかかるという点が課題です。

    取材者: 中小塾向けの施策について、具体的に教えてください。

    回答者: 顧客のニーズが高い決済分野において、業界最安値の決済手数料で利用できる決済システムを提供することで、中小塾の顧客獲得を目指します。

    取材者: 2025年10月期の業績見通しについて教えてください。

    回答者: 売上高は前期比23%増の13.2億円、営業利益は1億円を見込んでいます。

    取材者: 資本政策について教えてください。

    回答者: 大きく4つの方針があります。1つ目は、自社成長への投資です。2030年10月期には、売上高25億円、営業利益率20%を目指します。2つ目は、M&Aです。教育関連企業を中心に、M&Aを検討していきます。3つ目は、資金調達です。有利子負債比率を高めることで、資金調達を効率化していきます。4つ目は、株主還元です。2025年10月期以降、自社株買いによる株主還元を検討していきます。

    取材者: ビットキャンパスについてはどのような位置づけでしょうか?

    回答者: ビットキャンパスは、将来的にはComiruに統合していく予定です。ただし、ビットキャンパスは既存顧客との強固な関係性があるため、当面は現状維持とし、安定収益の確保を図ります。

    取材者: Comiruは、他社の製品と比べて機能が多く価格が安いとのことですが、その理由は?

    回答者: 上場前に約10億円を投資し、システム開発に注力したことが要因です。そのため、現在でも低価格でサービスを提供できています。

    取材者: 今後の展望についてお聞かせください。

    回答者: ERPパッケージの開発、決済システムの強化、コミュニケーション機能の進化など、今後もサービス拡充に努めていき、学習塾業界のみならず、習い事や学校分野においても事業を拡大していく予定です。

  • 取締役CFO 姚志鵬様

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