
(株)POPER
東証GRT 5134
決算:10月末日
20260119
CP&X
【2025年10月期(通期)】
決算概要
2025年10月期は増収・増益、大手塾からのカスタム開発受注が寄与
2025年10月期通期決算は、顧客数の順調な伸びに加え、大手塾からのカスタム開発要望による約1億7,000万円の受注が大きく寄与し、売上高・利益ともに良好な推移を記録した。学習塾業界におけるシステム面での圧倒的な優位性を背景に、既存の競合他社からもリプレイス受注を獲得するなど、市場における全面的な優位性を確立している。前期は受託開発案件の増加によりリソースが割かれた側面もあったが、最終的には業績の押し上げ要因となった。
セグメント別または事業別の増減要因
学習塾市場でのシェア1位確立と習い事領域への本格展開
学習塾業界では、少子化に伴い大手事業者が自社でのシステム構築・維持から、低コストかつ短納期な同社システムへの切り替えを加速させている。同社は1IDあたり300円のフルパッケージ戦略を軸に、2週間に1回という高頻度のシステムアップデートを行うことで、低価格・限定機能を提供し改善の進まない中小競合との差別化を図り、業界1位のシェアを維持している。今後は、チケット管理やバス運行管理などの汎用機能を開発することで、習い事領域(英会話、音楽、スポーツ等)の攻略を本格化させる方針である。
主要KPIの進捗と変化
商談受注率40%超を維持し導入教室数は最大5倍の成長余地
年間約1,000件の商談に対し、40%強という高い受注率を安定的に維持しており、足元の導入教室数は5,000から6,000教室に達している。業界全体の52,000教室に対し、現在のシェアは約1割にとどまっており、中期的に25,000教室(約5倍)までの拡大を見込んでいる。また、大規模塾に対しては機能を絞った割引価格での設定で対応し、中小規模塾へは定価に近い単価設定と使い分けることで、ID数増加に伴う利益率向上を図る構造を構築している。
季節性・一過性要因の有無と影響
2026年10月期をシステム増強と人材強化の集中投資期間に設定
2026年10月期は、将来の持続的な成長基盤を構築するための「設備投資の集中期間」と位置づけ、約1億円規模の開発予算を投入する。この一過性のコスト増により、今期の利益は一時的に減少する計画であるが、これは習い事領域や公立学校向け展開を見据えたシステム増強および人材確保を優先する戦略的判断によるものである。
通期見通しと進捗率・達成可能性
将来成長を優先した「売上横ばい・利益減」の保守的ガイダンス
2026年10月期の通期予想は、目先の利益確保よりも投資を優先し、売上高は横ばい、利益は大幅に減少する計画を公表している。今期中に習い事向けのチケット管理機能やバス運行管理システムの開発を完了させることで、来期以降の収益拡大に向けた体制を万全に整える方針である。中長期的には、2030年までに利益25億円の達成を目標に掲げ、単年度の成長を積み重ねることで確度を高めていく。
トピックス
公立学校への実務支援と有利子負債による機動的なM&A戦略
千葉県教育委員会との実態調査を通じ、教職員の働き方改革に直結する現場即応型のシステム導入やコンサルティングを中長期的な成長の柱として推進している。また、財務戦略として有利子負債比率を15%から70%に引き上げ、教育系企業を対象としたM&Aを検討しており、単なるICT提供にとどまらない総合的なサービス企業への脱皮を目指している。

企業名
上場市場 証券コード
決算日
取材アーカイブ
CP&X
決算概要
2025年10月期第2四半期決算は、売上高6億9,100万円(前年同期比46.7%増)、営業利益1億1,800万円(同405.4%増)、経常利益1億1,700万円(同432.7%増)、中間純利益1億3,600万円(同965.6%増)と、大幅な増収増益を達成。業績の上方修正も発表されており、非常に好調な進捗である。この増収は、システム「Comiru」と「BIT CAMPUS」のシステム統合による売上増加に加え、大手顧客向けの受注獲得や既存事業の成長が順調なオーガニック成長を牽引している。
セグメント別または事業別の増減要因
Comiruでは、ユーザー数、契約者数ともに順調に増加しており、新規ユーザーも増加傾向にある。ComiruERPの案件数は現在の18社で予定通り進行しており、昨年から継続している4社を除くと14社と商談を進めております。特に大手塾における比較的低コストかつ短納期での導入ニーズが高いことが背景にある。ComiruPayは、中間期において想定以上に好調に推移しており、新規顧客に加え、既存顧客への案内だけでも申し込みが多数発生。これは、1件あたり料金の引き下げに加え、、手続きが簡素化されたことが要因である。
主要KPIの進捗と変化
現在、主に社内で確認している主要KPIは、月額課金ユーザー数、契約者数、MRR、および解約率(0.4%〜0.5%程度)である。これらの指標は全てプラスで推移しており、特に懸念事項はなく、順調な成長が継続している。今期末までの課金ユーザー数や契約者数の具体的な社内目標は設定されているが、顧客の都合もあり対外的な公表は控えているものの、売上成長に匹敵する成長を目指す方針である。
季節性・一過性要因の有無と影響
今年4月よりERPの基幹システムとして大手企業2社への提供を開始したため、開発系の売上が上半期に集中する傾向が見られる。しかし、下半期においても同様の開発ニーズが複数の大手企業から発生しており、引き続き対応していく方針である。また、下半期の夏季講習や冬季講習に向けてID数を順調に伸ばすことができれば、良好な数値に繋がると見込んでいる。
通期見通しと進捗率・達成可能性
今期の売上高見通しは、当初の13億2,000万円から13億5,000万円に引き上げられた。これは主に大手企業からの開発需要が中心である。利益については、開発売上がほぼそのまま利益に計上される一方で、来期を見据えた投資費用が今期に一部計上される。具体的には、9月の中堅・大手企業向け大規模カンファレンスに約1,000万円、インフラシステム強化や開発・PM人材の増強に約2,800万円を投じる予定である。加えて、BIT CAMPUSのシステムを社内開発に移行することで、これまで外部委託に充てていた費用が不要となること、オンプレミス運用資産の除却損を今期計上することで、社内の収益改善を進める見込みである。
トピックス
9月には中堅・大手企業向けの大規模カンファレンスを1日がかりで開催予定であり、教育にまつわる講演や議論を通じて事業のアピールと新たなリード獲得を目指す。
Q:成長戦略のポイント(今後の取り組みやトピックス、計画にない新たな戦略的施策等を含む)はなんでしょうか?
A:当社はオーガニック成長を基盤とし、M&Aを積極的に実行していく方針です。学校事業においては、昨年までの部活動の地域移行支援に加え、今年はDXアドバイザー事業を強化しており、千葉県とのDXアドバイザー事業では当社からアドバイザーを派遣しております。また、千葉県栄町では、当社が教育委員会のメンバーとしてICT推進に携わっております。その他、学校徴収金向けのソリューションをComiruPay中心に提案を強化しており、今後学校領域のシェアを拡大していく予定です。
Q:通期業績の見通についてご説明ください。
A:今期の売上高は当初の13億2,000万円から13億5,000万円に上方修正いたしました。これは主に大手企業からの開発需要が中心となっております。利益については、開発売上がほぼそのまま計上される一方で、来期を見据えた投資費用を今期に一部計上しております。具体的には、9月に中堅・大手企業向けの大規模カンファレンスを約1,000万円の投資で開催する予定です。また、インフラシステム強化や、開発・PM人材の増強に約2,800万円を投じます。さらに、BIT CAMPUSのシステム改修を外部委託から社内開発に移行することで、これまで改修に充てていた費用が不要となり、収益性の向上が見込まれます。これに伴い、オンプレミスで運用していた資産の除却損を今期に計上し、社内収益の改善を進めてまいります。
Q:受注・競合状況は如何でしょうか?
A:ComiruERPの案件数は現在の18社で予定通り進行しており、昨年から継続している4社を除くと14社と商談を進めております。一部はすでに進行中であり、新規で追加された案件もございます。ヒアリングを通じて、ComiruERPに対するニーズは一定数存在すると感じております。特に大手塾においては、市況変化に伴い高額な投資が難しい状況下で、比較的低コストかつ短納期(半年から1年程度)で導入可能なComiruERPのニーズは非常に高いと認識しております。ComiruPayの申し込みは、この中間期において想定以上に好調に推移し、新規のお客様のみならず、既存のお客様へのメール通知や案内だけでも多くの申し込みがありました。これは、料金を引き下げたこと、および手続きが簡素化されたことが主な要因であると考えております。教室側からすると導入しない理由がない状況です。一部の既存顧客ではオペレーション確立済みのために切り替えに時間を要するケースもございますが、支払い回数の変更や金融機関の指定など、オペレーション変更によって非常に魅力的な商品であると考えております。
Q:M&A、業務提携、事業売却などの実施または検討状況と、それに伴う影響についてご説明ください。
A:M&Aは重要な成長戦略の一つとして考えておりますが、全てではありません。当社のオーガニック成長を基盤とし、その上でM&Aを積極的に実行してまいりたいと考えております。具体的には、システム系の企業、特に業務管理システムを提供している企業や、教育系の講師派遣などの人材派遣を行っている企業を中心に、前向きに検討を進めております。運営施設や教育コンテンツ系のM&Aに関する問い合わせも多数ございますが、現時点ではシステム系や人材派遣系の企業に重点を置いております。
取材者:初めに、2025年10月期第2四半期の決算についてお伺いいたします。売上高は6億9,100万円で前年同期比46.7%増加、営業利益は1億1,800万円で同405.4%増加、経常利益は1億1,700万円で同432.7%増加、中間純利益は1億3,600万円で同965.6%増加となりました。業績の上方修正も出され、かなり好調に進捗していると見ておりますが、この増減要因についてご説明をお願いできますか。
回答者:まず、POPERが提供するシステム「Comiru」と、「BIT CAMPUS」のシステム統合がございましたので、その分の売上プラス要因がございます。BIT CAMPUS単体の売上は月間1,000万円前後で推移しており、6ヶ月間のフルカウントで約6,000万円の増加になります。これに加えて、大手顧客向けの受注や既存事業の成長が伴い、順調なオーガニック成長を遂げていると考えております。
取材者:そうしますと、その他、Comiruのユーザー数増加や契約者数増加については、いかがでしょうか。
回答者:ユーザー数、契約者数ともに順調に増加している状況です。新規ユーザーも増加しておりますが、一部の学年の入れ替わりにより、第1四半期に比べて微減しております。しかし、10月から12月にかけては順調に伸びており、夏休みや冬期講習などを通じて、今後さらにユーザー数は回復すると見込んでおります。
取材者:今期の施策として、ComiruERPの引き合い拡大を掲げていらっしゃるかと思いますが、現在進行中の18社の案件数は、当初の予定に対して大幅に伸びている状況ですか、それとも予定通りですか。
回答者:予定通りと考えております。18社のうち、昨年から継続している4社を除くと14社と商談を進めており、一部はすでに進行中であり、新規で追加された案件もございます。ヒアリングを通じて、ComiruERPに対するニーズは一定数存在すると感じております。大手塾においては、市況変化に伴い高額な投資が難しくなっている状況ですので、比較的低コストかつ短納期(半年から1年程度)で導入可能なComiruERPのニーズは非常に高いと考えております。
取材者:ComiruPayの169社の申し込みという部分については、いかがですか。
回答者:この中間期においては、想定以上に好調に推移いたしました。新規のお客様はもちろんのこと、既存のお客様へのメール通知や案内だけでもかなりの申し込み数がありましたので、多くの方々にご利用いただいている状況です。これは、これまでの手数料を引き下げたこと、そして手続き自体も従来に比べて簡素化されたことが要因だと考えております。教室側からすると導入しない理由がないという状況です。一部の既存のお客様はすでにオペレーションが確立されているため、切り替えに時間がかかるケースもございますが、支払い回数の変更や金融機関の指定など、オペレーションを変更いただければ非常に魅力的な商品であると考えております。
取材者:その他、何か主要なKPIがございましたら教えていただけますか。
回答者:現在、主に社内で確認している主要なKPIは、月額課金ユーザー数、契約者数、MRR、および解約率(0.4%〜0.5%程度)です。これらの指標はすべてプラスで推移しており、特段懸念事項はございません。順調に成長を続けていると認識しております。
取材者:特に課金ユーザー数や契約者数に関して、今期末までの目標はどれくらいですか。
回答者:社内目標はございますが、お客様のご都合もございますので、対外的な公表は控えております。売上成長に匹敵する成長を目指してまいります。
取材者:その他、何かここまでの業績に影響を与えている季節要因や一過性の要因がございましたら教えていただけますか。
回答者:はい。今年4月にERPの基幹システムとして大手企業2社向けに提供を開始しましたので、開発系の売上が上半期に集中している傾向がございます。しかし、足元では下半期も同様の開発ニーズが複数の大手企業から出てきておりますので、引き続き対応してまいります。また、下半期の夏季講習や冬季講習に向けてID数を順調に伸ばしていければ、良い数字が出ると考えております。
取材者:前回お話しさせていただいた際に、特に学校系のところをさらに強めていきたいと伺いました。
回答者:学校事業については、昨年までは部活動の地域移行支援がメインでしたが、今年はDXアドバイザー事業をさらに強化しております。千葉県とのDXアドバイザー事業では、実際に当社からアドバイザーを派遣しております。また、千葉県栄町では、当社が教育委員会の1メンバーとしてICT推進に携わらせていただいております。その他、現在、学校徴収金向けのソリューションをComiruPay中心に提案を強化しており、今後学校領域のシェアを拡大していく予定です。
取材者:その他、M&Aも含めてというお話があったかと思いますが、全体としては業務提携に対して何か実施の有無や、方針のところでお答えできる範囲でお話しいただけますか。
回答者:M&Aは重要な手段の一つとして考えておりますが、すべてではありません。オーガニック成長を基盤とし、その上でM&Aを積極的に実行してまいりたいと考えております。具体的には、システム系の企業、特に業務管理システムを提供している企業や、教育系の講師派遣などの人材派遣を行っている企業を中心に、前向きに検討を進めております。運営施設や教育コンテンツ系のM&Aに関する問い合わせも多数ございますが、現時点ではシステム系や人材派遣系の企業に重点を置いております。
取材者:今期の業績見通しにつきまして、業績修正の内容も含めて簡単にご説明いただけますか。
回答者:今期、売上高は元々13億2,000万円だったのを13億5,000万円まで引き上げました。これは大手企業からの開発需要が中心となっております。利益については、開発売上がほぼそのまま利益に計上されますが、来年を見据えた投資費用として、今期に一部計上しております。具体的には、9月に中堅・大手企業向けの大規模カンファレンスを開催予定で、これに約1,000万円を投資いたします。また、インフラシステム強化や、開発・PM人材の増強に約2,800万円を投じます。さらに、BIT CAMPUSのシステム自体は、今までは外部に改修を委託しておりましたが、より利益率を向上させるために社内開発に移行する予定です。これに伴い、これまで改修に充てていた費用が不要となることや、オンプレミスで運用していた資産の除却損を今期に計上することで、社内の収益改善を進めてまいりたいと考えております。
取材者:カンファレンスはかなり大規模なものになりそうですが、どういった内容でしょうか。
回答者:1日がかりのイベントで、当社の展示会というよりも、教育にまつわる様々な講演や議論を行う場として、著名な方を多数お招きする予定です。カンファレンスに参加していただく方々に当社の事業をアピールし、新たなリード獲得に繋げていきたいと考えております。
取材者:株主還元の方針について変更などございましたら教えていただけますか。
回答者:特に変更はございません。今期までは財源規制に抵触しておりますが、今期終了後に順調に推移すれば、来年度からは財源規制の対象外となります。その際には、一部自社株買いによる株主還元を検討したいと考えております。
取材者:最後に、足元の状況などにつきましてトピックスがございましたら教えていただけますか。
回答者:おかげさまで、多くの方々からポジティブなご評価をいただいております。当社としましても塾市場において引き続き邁進してまいります。また、各市場においても、今年から来年にかけてしっかりと布石を打ち、対応してまいりたいと考えておりますので、今後とも継続的なご支援を賜りますようお願い申し上げます。
取締役CFO 姚 志鵬 様

企業名
上場市場 証券コード
決算日
取材アーカイブ
ビジネスモデルや事業内容
株式会社POPERは、2015年に設立され学習塾業界のDXを推進するEdTech企業である。 学習塾向けの業務管理システム「Comiru」を主力サービスとして提供し、塾の運営を効率化するクラウドサービスで成長を続けている。同社は、高い収益性と成長性を両立しており、今後の更なる発展が期待される企業である。
創業の経緯
創業者は、以前学習塾を経営していた経験から、業界特有の非効率な業務や保護者とのコミュニケーション不足といった課題を解決したいという思いで起業した。
主力サービス
主力サービスの「Comiru」は、学習塾向けの業務管理システムである。 生徒の学習進捗管理、指導報告書の作成・共有、請求・決済処理など、塾運営に必要な機能を網羅しており、業務効率化とコスト削減に貢献している。
特徴や強み
Comiruの最大の強みは、業界最多の機能を備えながら、価格が比較的安価である点である。さらに、顧客の声を迅速に反映できる開発体制も大きな魅力となっています。エンジニアが2週間ごとにシステムを改良することで、常に最新の機能を提供し、顧客満足度を高めている。その結果、解約率はわずか0.4%と非常に低く、安定的な収益基盤を築いてる。
直近の決算状況
2015年の創業以来、右肩上がりに成長を続け、今期(2025年10月期)の売上高は前期比23%増の13.2億円、営業利益は1億円を達成見込みである。これは、同社の主力サービスである塾の業務管理システム「Comiru」の好調な売上が牽引しています。Comiruは、利用生徒ID数約44万4千名、取引社数約1,600社という圧倒的な導入実績を誇り、学習塾業界のバックオフィス業務を効率化に貢献している。また、近年では、公立学校向けの働き方改革支援など、サービスの幅を拡げています。コナミスポーツ株式会社や株式会社マイナビなど、他社との連携も積極的に進めており、新たな事業機会を創出しています。
成長戦略
今後は、M&Aを通じて事業領域の拡大を図っていく方針である。
今後の成長戦略としては、既存事業の学習塾市場における顧客基盤の拡大に加え、M&Aによる事業拡大も視野に入れている。Webセミナーなどを活用した新規顧客獲得にも注力しており、更なる成長が期待される。
株主還元策
2025年10月期以降、自社株買いによる株主還元を検討している。
今期の取り組みやトピックス
今期は、大手学習塾向けに「Comiru」と基幹システムを連携させるERPパッケージを開発した。 また、中小塾向けには業界最安値水準の決済手数料で利用できる決済システムの提供を開始する予定である。
Q:貴社の事業内容やビジネスモデル、特徴や強みなどをご説明ください。
A:株式会社POPERは、2015年に設立されたEdTech企業です。学習塾業界を中心に、教育事業者向けに業務管理システムなどを提供しています。現在の従業員数は約78名です。業界出身者の知見を活かしたサービス開発と顧客の声を迅速に反映できる開発体制が強みです。約50名のエンジニアが2週間ごとにシステムを改良しており、顧客満足度向上にも力を入れています。その結果、解約率は0.4%と非常に低い水準を維持しています。
Q:創業の背景には、どのような経緯があったのでしょうか?
A:以前、学習塾を経営していた当社の代表取締役が、塾業界における業務の非効率化や保護者とのコミュニケーションのミスマッチなどの課題に気づき、それを解決するために、現在のサービスを開始いたしました。
Q:貴社の事業目的は何でしょうか?
A:教育においては、先生と生徒のコミュニケーションが最も重要であると考え、いかに先生の時間を捻出し、コミュニケーションを促進できるかを事業目的としております。
Q:教育分野の市場規模はどのくらいでしょうか?
A:教育分野のICT市場は約3,800億円と推定しております。
Q:貴社の主力サービスについて教えてください。
A:主力サービスは、塾の業務管理システム「Comiru」です。学習進捗管理、指導報告書の共有、請求決済など、約15種類の機能を提供しています。
Q:Comiruの導入メリットは何でしょうか?
A:コストダウン、時間削減、業務効率化などが挙げられます。また、保護者とのコミュニケーションを促進することで、指導内容や結果に対する理解を深め、学習塾における会員解約率の低下につながります。Comiru導入により、年間約5,000万円の売上改善を実現した大手学習塾もございます。
Q:サービスの料金体系について教えてください。
A:初期費用と生徒ID単位の利用料を頂戴しております。一部の大手教育機関に対しては、カスタマイズ開発費用を頂戴しております。
Q:貴社の競合優位性はどこにあると考えていますか?
A:バックオフィス業務に特化することで、競争優位性を築いていると考えております。コンテンツや集客、人材などの分野と異なり、バックオフィスシステムは1社で十分です。そのため、顧客との長期的な関係構築が可能となり、他の事業にも展開しやすいというメリットがございます。
Q:貴社の業績について教えてください。
A:売上高は順調に推移しており、2023年10月期は8億2,900万円でしたが、2024年10月期は10億7,000万円まで伸長し、2025年10月期は13億円2,000万円まで成長する予定です。
Q:ターゲットとしている市場規模はどのくらいでしょうか?
A:学習塾市場全体で約52,000教室ありますが、現在、当社はその約10%のシェアを獲得しています。
Q:今後の成長戦略について教えてください。
A:顧客基盤の拡大とM&Aによる事業拡大を推進してまいります。大手、中堅、個人事業主など、あらゆる規模の学習塾に対して、営業活動を強化してまいります。
Q:新規顧客獲得のための取り組みについて教えてください。
A:Webセミナーを積極的に開催し、新規顧客の獲得に努めております。1回のセミナーで約200社を集客し、年間を通して6,400件のリードを獲得しています。
Q:大手学習塾への営業活動について教えてください。
A:大手学習塾に対しては、基幹システムとの連携など、顧客のニーズに合わせたカスタマイズ開発の提案をしてまいりました。今年から開発周期が短く、開発コストが比較的に安いERPパッケージの提案も強化する予定です。
Q:2025年10月期以降の具体的な施策はありますか?
A:大手学習塾向けに、Comiruと基幹システムを連携させるためのERPパッケージを開発いたしました。また、中小塾向けに、業界最安値の決済手数料で利用できる決済システムを提供してまいります。
Q:学校分野や習い事分野への展開についてはいかがでしょうか?
A:プログラミング、英会話、学習塾、音楽教室、スポーツ教室など、さまざまな分野への展開を検討しています。働き方改革支援という文脈では、コナミスポーツ株式会社や株式会社マイナビなどと連携し、部活動の地域移行支援なども行ってまいります。
Q:他社との連携について、具体的に教えてください。
A:例えば、コナミスポーツ株式会社と連携し、部活動の地域移行支援を行っております。コナミスポーツ社が指導員を派遣し、当社がコミュニケーションツールを提供しています。また、株式会社マイナビが受注した千葉県のDXアドバイザー配置事業において、当社はDXアドバイザーとして、学校へのアドバイス等を行っています。
Q:学校分野への進出には、どのような課題がありますか?
A:実績が重要視されるため、実績を積むまでに時間がかかるという点が課題です。
Q:中小塾向けの施策について、具体的に教えてください。
A:顧客のニーズが高い決済分野において、業界最安値の決済手数料で利用できる決済システムを提供することで、中小塾の顧客獲得を目指してまいります。
Q:2025年10月期の業績見通しについて教えてください。
A:売上高は前期比23%増の13.2億円、営業利益は1億円を見込んでいます。
Q:資本政策について教えてください。
A:大きく4つの方針がございます。1つ目は、自社成長への投資です。2030年10月期には、売上高25億円、営業利益率20%を目指します。2つ目は、M&Aです。教育関連企業を中心に、M&Aを検討してまいります。3つ目は、資金調達です。有利子負債比率を高めることで、資金調達を効率化してまいります。4つ目は、株主還元です。2025年10月期以降、自社株買いによる株主還元を検討してまいります。
Q:ビットキャンパスについてはどのような位置づけでしょうか?
A:ビットキャンパスは、将来的にはComiruに統合していく予定です。ただし、ビットキャンパスは既存顧客との強固な関係性があるため、当面は現状維持とし、安定収益の確保を図ってまいります。
Q:Comiruは、他社の製品と比べて機能が多く価格が安いとのことですが、その理由は?
A:上場前に約10億円を投資し、システム開発に注力したことが要因です。そのため、現在でも低価格でサービスを提供できています。
Q:今後の展望についてお聞かせください。
A:ERPパッケージの開発、決済システムの強化、コミュニケーション機能の進化など、今後もサービス拡充に努めてまいり、学習塾業界のみならず、習い事や学校分野においても事業を拡大していく予定です。
取材者: 事業内容やビジネスモデル、特徴や強みなどをご説明ください。
回答者: 株式会社POPERは、2015年に設立されたEdTech企業です。学習塾業界を中心に、教育事業者向けに業務管理システムなどを提供しています。現在の従業員数は約78名です。
取材者: 創業の背景には、どのような経緯があったのでしょうか?
回答者: 当社の代表取締役は、以前は学習塾を経営していました。その中で、塾業界における業務の非効率化や保護者とのコミュニケーションのミスマッチなどの課題に気づき、それを解決するために、現在のサービスを開始いたしました。
取材者: 貴社の事業目的は何でしょうか?
回答者: 教育においては、先生と生徒のコミュニケーションが最も重要であると考えています。そのため、いかに先生の時間を捻出し、コミュニケーションを促進できるかということを事業目的としています。
取材者: 教育分野の市場規模はどのくらいでしょうか?
回答者: 教育分野のICT市場は約3,800億円と推定しています。
取材者: 貴社の主力サービスについて教えてください。
回答者: 主力サービスは、塾の業務管理システム「Comiru」です。学習進捗管理、指導報告書の共有、請求決済など、約15種類の機能を提供しています。
取材者: Comiruの導入メリットは何でしょうか?
回答者: コストダウン、時間削減、業務効率化などが挙げられます。また、保護者とのコミュニケーションを促進することで、指導内容や結果に対する理解を深め、学習塾における会員解約率の低下にもつながります。ある大手学習塾では、Comiruを導入したことにより、年間約5,000万円の売上改善を実現しました。
取材者: サービスの料金体系について教えてください。
回答者: 初期費用と、生徒ID単位の利用料を頂戴しています。一部の大手教育機関に対しては、カスタマイズ開発費用を頂戴しています。
取材者: 貴社の競合優位性はどこにあると考えていますか?
回答者: バックオフィス業務に特化することで、競争優位性を築いていると考えています。コンテンツや集客、人材などの分野と異なり、バックオフィスシステムは1社で十分です。そのため、顧客との長期的な関係構築が可能となり、他の事業にも展開しやすいというメリットがあります。
取材者: 貴社の業績について教えてください。
回答者: 売上高は順調に推移しており、2023年10月期は8億2,900万円でしたが、2024年10月期は10億7,000万円まで伸長し、2025年10月期は13億円2,000万円まで成長する予定です。
取材者: ターゲットとしている市場規模はどのくらいでしょうか?
回答者: 学習塾市場全体で約52,000教室ありますが、現在、当社はその約10%のシェアを獲得しています。
取材者: 貴社の強みは何でしょうか?
回答者: 業界出身者の知見を活かしたサービス開発、顧客の声を迅速に反映できる開発体制などが強みです。約50名のエンジニアが、2週間ごとにシステムを改良しています。また、顧客満足度向上にも力を入れており、解約率は0.4%と非常に低い水準を維持しています。
取材者: 今後の成長戦略について教えてください。
回答者: 顧客基盤の拡大とM&Aによる事業拡大を推進していきます。大手、中堅、個人事業主など、あらゆる規模の学習塾に対して、営業活動を強化していきます。
取材者: 新規顧客獲得のための取り組みについて教えてください。
回答者: Webセミナーを積極的に開催し、新規顧客の獲得に努めています。1回のセミナーで約200社を集客し、年間を通して6,400件のリードを獲得しています。
取材者: 大手学習塾への営業活動について教えてください。
回答者: 大手学習塾に対しては、基幹システムとの連携など、顧客のニーズに合わせたカスタマイズ開発の提案していました。今年から開発周期が短く、開発コストが比較的に安いERPパッケージの提案も強化する予定です。
取材者: 2025年10月期以降の具体的な施策はありますか?
回答者: 大手学習塾向けに、Comiruと基幹システムを連携させるためのERPパッケージを開発しました。また、中小塾向けに、業界最安値の決済手数料で利用できる決済システムを提供していきます。
取材者: 学校分野や習い事分野への展開についてはいかがでしょうか?
回答者: プログラミング、英会話、学習塾、音楽教室、スポーツ教室など、さまざまな分野への展開を検討しています。働き方改革支援という文脈では、コナミスポーツ株式会社や株式会社マイナビなどと連携し、部活動の地域移行支援なども行っています。
取材者: 他社との連携について、具体的に教えてください。
回答者: 例えば、コナミスポーツ株式会社と連携し、部活動の地域移行支援を行っています。コナミスポーツ社が指導員を派遣し、当社がコミュニケーションツールを提供しています。また、株式会社マイナビが受注した千葉県のDXアドバイザー配置事業において、当社はDXアドバイザーとして、学校へのアドバイス等を行っています。
取材者: 学校分野への進出には、どのような課題がありますか?
回答者: 実績が重要視されるため、実績を積むまでに時間がかかるという点が課題です。
取材者: 中小塾向けの施策について、具体的に教えてください。
回答者: 顧客のニーズが高い決済分野において、業界最安値の決済手数料で利用できる決済システムを提供することで、中小塾の顧客獲得を目指します。
取材者: 2025年10月期の業績見通しについて教えてください。
回答者: 売上高は前期比23%増の13.2億円、営業利益は1億円を見込んでいます。
取材者: 資本政策について教えてください。
回答者: 大きく4つの方針があります。1つ目は、自社成長への投資です。2030年10月期には、売上高25億円、営業利益率20%を目指します。2つ目は、M&Aです。教育関連企業を中心に、M&Aを検討していきます。3つ目は、資金調達です。有利子負債比率を高めることで、資金調達を効率化していきます。4つ目は、株主還元です。2025年10月期以降、自社株買いによる株主還元を検討していきます。
取材者: ビットキャンパスについてはどのような位置づけでしょうか?
回答者: ビットキャンパスは、将来的にはComiruに統合していく予定です。ただし、ビットキャンパスは既存顧客との強固な関係性があるため、当面は現状維持とし、安定収益の確保を図ります。
取材者: Comiruは、他社の製品と比べて機能が多く価格が安いとのことですが、その理由は?
回答者: 上場前に約10億円を投資し、システム開発に注力したことが要因です。そのため、現在でも低価格でサービスを提供できています。
取材者: 今後の展望についてお聞かせください。
回答者: ERPパッケージの開発、決済システムの強化、コミュニケーション機能の進化など、今後もサービス拡充に努めていき、学習塾業界のみならず、習い事や学校分野においても事業を拡大していく予定です。
取締役CFO 姚志鵬様

(株)POPER
東証GRT 5134
決算:10月末日
CP&X
【2025年10月期(通期)】
決算概要
2025年10月期は増収・増益、大手塾からのカスタム開発受注が寄与
2025年10月期通期決算は、顧客数の順調な伸びに加え、大手塾からのカスタム開発要望による約1億7,000万円の受注が大きく寄与し、売上高・利益ともに良好な推移を記録した。学習塾業界におけるシステム面での圧倒的な優位性を背景に、既存の競合他社からもリプレイス受注を獲得するなど、市場における全面的な優位性を確立している。前期は受託開発案件の増加によりリソースが割かれた側面もあったが、最終的には業績の押し上げ要因となった。
セグメント別または事業別の増減要因
学習塾市場でのシェア1位確立と習い事領域への本格展開
学習塾業界では、少子化に伴い大手事業者が自社でのシステム構築・維持から、低コストかつ短納期な同社システムへの切り替えを加速させている。同社は1IDあたり300円のフルパッケージ戦略を軸に、2週間に1回という高頻度のシステムアップデートを行うことで、低価格・限定機能を提供し改善の進まない中小競合との差別化を図り、業界1位のシェアを維持している。今後は、チケット管理やバス運行管理などの汎用機能を開発することで、習い事領域(英会話、音楽、スポーツ等)の攻略を本格化させる方針である。
主要KPIの進捗と変化
商談受注率40%超を維持し導入教室数は最大5倍の成長余地
年間約1,000件の商談に対し、40%強という高い受注率を安定的に維持しており、足元の導入教室数は5,000から6,000教室に達している。業界全体の52,000教室に対し、現在のシェアは約1割にとどまっており、中期的に25,000教室(約5倍)までの拡大を見込んでいる。また、大規模塾に対しては機能を絞った割引価格での設定で対応し、中小規模塾へは定価に近い単価設定と使い分けることで、ID数増加に伴う利益率向上を図る構造を構築している。
季節性・一過性要因の有無と影響
2026年10月期をシステム増強と人材強化の集中投資期間に設定
2026年10月期は、将来の持続的な成長基盤を構築するための「設備投資の集中期間」と位置づけ、約1億円規模の開発予算を投入する。この一過性のコスト増により、今期の利益は一時的に減少する計画であるが、これは習い事領域や公立学校向け展開を見据えたシステム増強および人材確保を優先する戦略的判断によるものである。
通期見通しと進捗率・達成可能性
将来成長を優先した「売上横ばい・利益減」の保守的ガイダンス
2026年10月期の通期予想は、目先の利益確保よりも投資を優先し、売上高は横ばい、利益は大幅に減少する計画を公表している。今期中に習い事向けのチケット管理機能やバス運行管理システムの開発を完了させることで、来期以降の収益拡大に向けた体制を万全に整える方針である。中長期的には、2030年までに利益25億円の達成を目標に掲げ、単年度の成長を積み重ねることで確度を高めていく。
トピックス
公立学校への実務支援と有利子負債による機動的なM&A戦略
千葉県教育委員会との実態調査を通じ、教職員の働き方改革に直結する現場即応型のシステム導入やコンサルティングを中長期的な成長の柱として推進している。また、財務戦略として有利子負債比率を15%から70%に引き上げ、教育系企業を対象としたM&Aを検討しており、単なるICT提供にとどまらない総合的なサービス企業への脱皮を目指している。
取材アーカイブ
ビジネスモデルや事業内容
株式会社POPERは、2015年に設立され学習塾業界のDXを推進するEdTech企業である。 学習塾向けの業務管理システム「Comiru」を主力サービスとして提供し、塾の運営を効率化するクラウドサービスで成長を続けている。同社は、高い収益性と成長性を両立しており、今後の更なる発展が期待される企業である。
創業の経緯
創業者は、以前学習塾を経営していた経験から、業界特有の非効率な業務や保護者とのコミュニケーション不足といった課題を解決したいという思いで起業した。
主力サービス
主力サービスの「Comiru」は、学習塾向けの業務管理システムである。 生徒の学習進捗管理、指導報告書の作成・共有、請求・決済処理など、塾運営に必要な機能を網羅しており、業務効率化とコスト削減に貢献している。
特徴や強み
Comiruの最大の強みは、業界最多の機能を備えながら、価格が比較的安価である点である。さらに、顧客の声を迅速に反映できる開発体制も大きな魅力となっています。エンジニアが2週間ごとにシステムを改良することで、常に最新の機能を提供し、顧客満足度を高めている。その結果、解約率はわずか0.4%と非常に低く、安定的な収益基盤を築いてる。
直近の決算状況
2015年の創業以来、右肩上がりに成長を続け、今期(2025年10月期)の売上高は前期比23%増の13.2億円、営業利益は1億円を達成見込みである。これは、同社の主力サービスである塾の業務管理システム「Comiru」の好調な売上が牽引しています。Comiruは、利用生徒ID数約44万4千名、取引社数約1,600社という圧倒的な導入実績を誇り、学習塾業界のバックオフィス業務を効率化に貢献している。また、近年では、公立学校向けの働き方改革支援など、サービスの幅を拡げています。コナミスポーツ株式会社や株式会社マイナビなど、他社との連携も積極的に進めており、新たな事業機会を創出しています。
成長戦略
今後は、M&Aを通じて事業領域の拡大を図っていく方針である。
今後の成長戦略としては、既存事業の学習塾市場における顧客基盤の拡大に加え、M&Aによる事業拡大も視野に入れている。Webセミナーなどを活用した新規顧客獲得にも注力しており、更なる成長が期待される。
株主還元策
2025年10月期以降、自社株買いによる株主還元を検討している。
今期の取り組みやトピックス
今期は、大手学習塾向けに「Comiru」と基幹システムを連携させるERPパッケージを開発した。 また、中小塾向けには業界最安値水準の決済手数料で利用できる決済システムの提供を開始する予定である。
Q:貴社の事業内容やビジネスモデル、特徴や強みなどをご説明ください。
A:株式会社POPERは、2015年に設立されたEdTech企業です。学習塾業界を中心に、教育事業者向けに業務管理システムなどを提供しています。現在の従業員数は約78名です。業界出身者の知見を活かしたサービス開発と顧客の声を迅速に反映できる開発体制が強みです。約50名のエンジニアが2週間ごとにシステムを改良しており、顧客満足度向上にも力を入れています。その結果、解約率は0.4%と非常に低い水準を維持しています。
Q:創業の背景には、どのような経緯があったのでしょうか?
A:以前、学習塾を経営していた当社の代表取締役が、塾業界における業務の非効率化や保護者とのコミュニケーションのミスマッチなどの課題に気づき、それを解決するために、現在のサービスを開始いたしました。
Q:貴社の事業目的は何でしょうか?
A:教育においては、先生と生徒のコミュニケーションが最も重要であると考え、いかに先生の時間を捻出し、コミュニケーションを促進できるかを事業目的としております。
Q:教育分野の市場規模はどのくらいでしょうか?
A:教育分野のICT市場は約3,800億円と推定しております。
Q:貴社の主力サービスについて教えてください。
A:主力サービスは、塾の業務管理システム「Comiru」です。学習進捗管理、指導報告書の共有、請求決済など、約15種類の機能を提供しています。
Q:Comiruの導入メリットは何でしょうか?
A:コストダウン、時間削減、業務効率化などが挙げられます。また、保護者とのコミュニケーションを促進することで、指導内容や結果に対する理解を深め、学習塾における会員解約率の低下につながります。Comiru導入により、年間約5,000万円の売上改善を実現した大手学習塾もございます。
Q:サービスの料金体系について教えてください。
A:初期費用と生徒ID単位の利用料を頂戴しております。一部の大手教育機関に対しては、カスタマイズ開発費用を頂戴しております。
Q:貴社の競合優位性はどこにあると考えていますか?
A:バックオフィス業務に特化することで、競争優位性を築いていると考えております。コンテンツや集客、人材などの分野と異なり、バックオフィスシステムは1社で十分です。そのため、顧客との長期的な関係構築が可能となり、他の事業にも展開しやすいというメリットがございます。
Q:貴社の業績について教えてください。
A:売上高は順調に推移しており、2023年10月期は8億2,900万円でしたが、2024年10月期は10億7,000万円まで伸長し、2025年10月期は13億円2,000万円まで成長する予定です。
Q:ターゲットとしている市場規模はどのくらいでしょうか?
A:学習塾市場全体で約52,000教室ありますが、現在、当社はその約10%のシェアを獲得しています。
Q:今後の成長戦略について教えてください。
A:顧客基盤の拡大とM&Aによる事業拡大を推進してまいります。大手、中堅、個人事業主など、あらゆる規模の学習塾に対して、営業活動を強化してまいります。
Q:新規顧客獲得のための取り組みについて教えてください。
A:Webセミナーを積極的に開催し、新規顧客の獲得に努めております。1回のセミナーで約200社を集客し、年間を通して6,400件のリードを獲得しています。
Q:大手学習塾への営業活動について教えてください。
A:大手学習塾に対しては、基幹システムとの連携など、顧客のニーズに合わせたカスタマイズ開発の提案をしてまいりました。今年から開発周期が短く、開発コストが比較的に安いERPパッケージの提案も強化する予定です。
Q:2025年10月期以降の具体的な施策はありますか?
A:大手学習塾向けに、Comiruと基幹システムを連携させるためのERPパッケージを開発いたしました。また、中小塾向けに、業界最安値の決済手数料で利用できる決済システムを提供してまいります。
Q:学校分野や習い事分野への展開についてはいかがでしょうか?
A:プログラミング、英会話、学習塾、音楽教室、スポーツ教室など、さまざまな分野への展開を検討しています。働き方改革支援という文脈では、コナミスポーツ株式会社や株式会社マイナビなどと連携し、部活動の地域移行支援なども行ってまいります。
Q:他社との連携について、具体的に教えてください。
A:例えば、コナミスポーツ株式会社と連携し、部活動の地域移行支援を行っております。コナミスポーツ社が指導員を派遣し、当社がコミュニケーションツールを提供しています。また、株式会社マイナビが受注した千葉県のDXアドバイザー配置事業において、当社はDXアドバイザーとして、学校へのアドバイス等を行っています。
Q:学校分野への進出には、どのような課題がありますか?
A:実績が重要視されるため、実績を積むまでに時間がかかるという点が課題です。
Q:中小塾向けの施策について、具体的に教えてください。
A:顧客のニーズが高い決済分野において、業界最安値の決済手数料で利用できる決済システムを提供することで、中小塾の顧客獲得を目指してまいります。
Q:2025年10月期の業績見通しについて教えてください。
A:売上高は前期比23%増の13.2億円、営業利益は1億円を見込んでいます。
Q:資本政策について教えてください。
A:大きく4つの方針がございます。1つ目は、自社成長への投資です。2030年10月期には、売上高25億円、営業利益率20%を目指します。2つ目は、M&Aです。教育関連企業を中心に、M&Aを検討してまいります。3つ目は、資金調達です。有利子負債比率を高めることで、資金調達を効率化してまいります。4つ目は、株主還元です。2025年10月期以降、自社株買いによる株主還元を検討してまいります。
Q:ビットキャンパスについてはどのような位置づけでしょうか?
A:ビットキャンパスは、将来的にはComiruに統合していく予定です。ただし、ビットキャンパスは既存顧客との強固な関係性があるため、当面は現状維持とし、安定収益の確保を図ってまいります。
Q:Comiruは、他社の製品と比べて機能が多く価格が安いとのことですが、その理由は?
A:上場前に約10億円を投資し、システム開発に注力したことが要因です。そのため、現在でも低価格でサービスを提供できています。
Q:今後の展望についてお聞かせください。
A:ERPパッケージの開発、決済システムの強化、コミュニケーション機能の進化など、今後もサービス拡充に努めてまいり、学習塾業界のみならず、習い事や学校分野においても事業を拡大していく予定です。
取材者: 事業内容やビジネスモデル、特徴や強みなどをご説明ください。
回答者: 株式会社POPERは、2015年に設立されたEdTech企業です。学習塾業界を中心に、教育事業者向けに業務管理システムなどを提供しています。現在の従業員数は約78名です。
取材者: 創業の背景には、どのような経緯があったのでしょうか?
回答者: 当社の代表取締役は、以前は学習塾を経営していました。その中で、塾業界における業務の非効率化や保護者とのコミュニケーションのミスマッチなどの課題に気づき、それを解決するために、現在のサービスを開始いたしました。
取材者: 貴社の事業目的は何でしょうか?
回答者: 教育においては、先生と生徒のコミュニケーションが最も重要であると考えています。そのため、いかに先生の時間を捻出し、コミュニケーションを促進できるかということを事業目的としています。
取材者: 教育分野の市場規模はどのくらいでしょうか?
回答者: 教育分野のICT市場は約3,800億円と推定しています。
取材者: 貴社の主力サービスについて教えてください。
回答者: 主力サービスは、塾の業務管理システム「Comiru」です。学習進捗管理、指導報告書の共有、請求決済など、約15種類の機能を提供しています。
取材者: Comiruの導入メリットは何でしょうか?
回答者: コストダウン、時間削減、業務効率化などが挙げられます。また、保護者とのコミュニケーションを促進することで、指導内容や結果に対する理解を深め、学習塾における会員解約率の低下にもつながります。ある大手学習塾では、Comiruを導入したことにより、年間約5,000万円の売上改善を実現しました。
取材者: サービスの料金体系について教えてください。
回答者: 初期費用と、生徒ID単位の利用料を頂戴しています。一部の大手教育機関に対しては、カスタマイズ開発費用を頂戴しています。
取材者: 貴社の競合優位性はどこにあると考えていますか?
回答者: バックオフィス業務に特化することで、競争優位性を築いていると考えています。コンテンツや集客、人材などの分野と異なり、バックオフィスシステムは1社で十分です。そのため、顧客との長期的な関係構築が可能となり、他の事業にも展開しやすいというメリットがあります。
取材者: 貴社の業績について教えてください。
回答者: 売上高は順調に推移しており、2023年10月期は8億2,900万円でしたが、2024年10月期は10億7,000万円まで伸長し、2025年10月期は13億円2,000万円まで成長する予定です。
取材者: ターゲットとしている市場規模はどのくらいでしょうか?
回答者: 学習塾市場全体で約52,000教室ありますが、現在、当社はその約10%のシェアを獲得しています。
取材者: 貴社の強みは何でしょうか?
回答者: 業界出身者の知見を活かしたサービス開発、顧客の声を迅速に反映できる開発体制などが強みです。約50名のエンジニアが、2週間ごとにシステムを改良しています。また、顧客満足度向上にも力を入れており、解約率は0.4%と非常に低い水準を維持しています。
取材者: 今後の成長戦略について教えてください。
回答者: 顧客基盤の拡大とM&Aによる事業拡大を推進していきます。大手、中堅、個人事業主など、あらゆる規模の学習塾に対して、営業活動を強化していきます。
取材者: 新規顧客獲得のための取り組みについて教えてください。
回答者: Webセミナーを積極的に開催し、新規顧客の獲得に努めています。1回のセミナーで約200社を集客し、年間を通して6,400件のリードを獲得しています。
取材者: 大手学習塾への営業活動について教えてください。
回答者: 大手学習塾に対しては、基幹システムとの連携など、顧客のニーズに合わせたカスタマイズ開発の提案していました。今年から開発周期が短く、開発コストが比較的に安いERPパッケージの提案も強化する予定です。
取材者: 2025年10月期以降の具体的な施策はありますか?
回答者: 大手学習塾向けに、Comiruと基幹システムを連携させるためのERPパッケージを開発しました。また、中小塾向けに、業界最安値の決済手数料で利用できる決済システムを提供していきます。
取材者: 学校分野や習い事分野への展開についてはいかがでしょうか?
回答者: プログラミング、英会話、学習塾、音楽教室、スポーツ教室など、さまざまな分野への展開を検討しています。働き方改革支援という文脈では、コナミスポーツ株式会社や株式会社マイナビなどと連携し、部活動の地域移行支援なども行っています。
取材者: 他社との連携について、具体的に教えてください。
回答者: 例えば、コナミスポーツ株式会社と連携し、部活動の地域移行支援を行っています。コナミスポーツ社が指導員を派遣し、当社がコミュニケーションツールを提供しています。また、株式会社マイナビが受注した千葉県のDXアドバイザー配置事業において、当社はDXアドバイザーとして、学校へのアドバイス等を行っています。
取材者: 学校分野への進出には、どのような課題がありますか?
回答者: 実績が重要視されるため、実績を積むまでに時間がかかるという点が課題です。
取材者: 中小塾向けの施策について、具体的に教えてください。
回答者: 顧客のニーズが高い決済分野において、業界最安値の決済手数料で利用できる決済システムを提供することで、中小塾の顧客獲得を目指します。
取材者: 2025年10月期の業績見通しについて教えてください。
回答者: 売上高は前期比23%増の13.2億円、営業利益は1億円を見込んでいます。
取材者: 資本政策について教えてください。
回答者: 大きく4つの方針があります。1つ目は、自社成長への投資です。2030年10月期には、売上高25億円、営業利益率20%を目指します。2つ目は、M&Aです。教育関連企業を中心に、M&Aを検討していきます。3つ目は、資金調達です。有利子負債比率を高めることで、資金調達を効率化していきます。4つ目は、株主還元です。2025年10月期以降、自社株買いによる株主還元を検討していきます。
取材者: ビットキャンパスについてはどのような位置づけでしょうか?
回答者: ビットキャンパスは、将来的にはComiruに統合していく予定です。ただし、ビットキャンパスは既存顧客との強固な関係性があるため、当面は現状維持とし、安定収益の確保を図ります。
取材者: Comiruは、他社の製品と比べて機能が多く価格が安いとのことですが、その理由は?
回答者: 上場前に約10億円を投資し、システム開発に注力したことが要因です。そのため、現在でも低価格でサービスを提供できています。
取材者: 今後の展望についてお聞かせください。
回答者: ERPパッケージの開発、決済システムの強化、コミュニケーション機能の進化など、今後もサービス拡充に努めていき、学習塾業界のみならず、習い事や学校分野においても事業を拡大していく予定です。
取締役CFO 姚志鵬様
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CP&X
決算概要
2025年10月期第2四半期決算は、売上高6億9,100万円(前年同期比46.7%増)、営業利益1億1,800万円(同405.4%増)、経常利益1億1,700万円(同432.7%増)、中間純利益1億3,600万円(同965.6%増)と、大幅な増収増益を達成。業績の上方修正も発表されており、非常に好調な進捗である。この増収は、システム「Comiru」と「BIT CAMPUS」のシステム統合による売上増加に加え、大手顧客向けの受注獲得や既存事業の成長が順調なオーガニック成長を牽引している。
セグメント別または事業別の増減要因
Comiruでは、ユーザー数、契約者数ともに順調に増加しており、新規ユーザーも増加傾向にある。ComiruERPの案件数は現在の18社で予定通り進行しており、昨年から継続している4社を除くと14社と商談を進めております。特に大手塾における比較的低コストかつ短納期での導入ニーズが高いことが背景にある。ComiruPayは、中間期において想定以上に好調に推移しており、新規顧客に加え、既存顧客への案内だけでも申し込みが多数発生。これは、1件あたり料金の引き下げに加え、、手続きが簡素化されたことが要因である。
主要KPIの進捗と変化
現在、主に社内で確認している主要KPIは、月額課金ユーザー数、契約者数、MRR、および解約率(0.4%〜0.5%程度)である。これらの指標は全てプラスで推移しており、特に懸念事項はなく、順調な成長が継続している。今期末までの課金ユーザー数や契約者数の具体的な社内目標は設定されているが、顧客の都合もあり対外的な公表は控えているものの、売上成長に匹敵する成長を目指す方針である。
季節性・一過性要因の有無と影響
今年4月よりERPの基幹システムとして大手企業2社への提供を開始したため、開発系の売上が上半期に集中する傾向が見られる。しかし、下半期においても同様の開発ニーズが複数の大手企業から発生しており、引き続き対応していく方針である。また、下半期の夏季講習や冬季講習に向けてID数を順調に伸ばすことができれば、良好な数値に繋がると見込んでいる。
通期見通しと進捗率・達成可能性
今期の売上高見通しは、当初の13億2,000万円から13億5,000万円に引き上げられた。これは主に大手企業からの開発需要が中心である。利益については、開発売上がほぼそのまま利益に計上される一方で、来期を見据えた投資費用が今期に一部計上される。具体的には、9月の中堅・大手企業向け大規模カンファレンスに約1,000万円、インフラシステム強化や開発・PM人材の増強に約2,800万円を投じる予定である。加えて、BIT CAMPUSのシステムを社内開発に移行することで、これまで外部委託に充てていた費用が不要となること、オンプレミス運用資産の除却損を今期計上することで、社内の収益改善を進める見込みである。
トピックス
9月には中堅・大手企業向けの大規模カンファレンスを1日がかりで開催予定であり、教育にまつわる講演や議論を通じて事業のアピールと新たなリード獲得を目指す。
Q:成長戦略のポイント(今後の取り組みやトピックス、計画にない新たな戦略的施策等を含む)はなんでしょうか?
A:当社はオーガニック成長を基盤とし、M&Aを積極的に実行していく方針です。学校事業においては、昨年までの部活動の地域移行支援に加え、今年はDXアドバイザー事業を強化しており、千葉県とのDXアドバイザー事業では当社からアドバイザーを派遣しております。また、千葉県栄町では、当社が教育委員会のメンバーとしてICT推進に携わっております。その他、学校徴収金向けのソリューションをComiruPay中心に提案を強化しており、今後学校領域のシェアを拡大していく予定です。
Q:通期業績の見通についてご説明ください。
A:今期の売上高は当初の13億2,000万円から13億5,000万円に上方修正いたしました。これは主に大手企業からの開発需要が中心となっております。利益については、開発売上がほぼそのまま計上される一方で、来期を見据えた投資費用を今期に一部計上しております。具体的には、9月に中堅・大手企業向けの大規模カンファレンスを約1,000万円の投資で開催する予定です。また、インフラシステム強化や、開発・PM人材の増強に約2,800万円を投じます。さらに、BIT CAMPUSのシステム改修を外部委託から社内開発に移行することで、これまで改修に充てていた費用が不要となり、収益性の向上が見込まれます。これに伴い、オンプレミスで運用していた資産の除却損を今期に計上し、社内収益の改善を進めてまいります。
Q:受注・競合状況は如何でしょうか?
A:ComiruERPの案件数は現在の18社で予定通り進行しており、昨年から継続している4社を除くと14社と商談を進めております。一部はすでに進行中であり、新規で追加された案件もございます。ヒアリングを通じて、ComiruERPに対するニーズは一定数存在すると感じております。特に大手塾においては、市況変化に伴い高額な投資が難しい状況下で、比較的低コストかつ短納期(半年から1年程度)で導入可能なComiruERPのニーズは非常に高いと認識しております。ComiruPayの申し込みは、この中間期において想定以上に好調に推移し、新規のお客様のみならず、既存のお客様へのメール通知や案内だけでも多くの申し込みがありました。これは、料金を引き下げたこと、および手続きが簡素化されたことが主な要因であると考えております。教室側からすると導入しない理由がない状況です。一部の既存顧客ではオペレーション確立済みのために切り替えに時間を要するケースもございますが、支払い回数の変更や金融機関の指定など、オペレーション変更によって非常に魅力的な商品であると考えております。
Q:M&A、業務提携、事業売却などの実施または検討状況と、それに伴う影響についてご説明ください。
A:M&Aは重要な成長戦略の一つとして考えておりますが、全てではありません。当社のオーガニック成長を基盤とし、その上でM&Aを積極的に実行してまいりたいと考えております。具体的には、システム系の企業、特に業務管理システムを提供している企業や、教育系の講師派遣などの人材派遣を行っている企業を中心に、前向きに検討を進めております。運営施設や教育コンテンツ系のM&Aに関する問い合わせも多数ございますが、現時点ではシステム系や人材派遣系の企業に重点を置いております。
取材者:初めに、2025年10月期第2四半期の決算についてお伺いいたします。売上高は6億9,100万円で前年同期比46.7%増加、営業利益は1億1,800万円で同405.4%増加、経常利益は1億1,700万円で同432.7%増加、中間純利益は1億3,600万円で同965.6%増加となりました。業績の上方修正も出され、かなり好調に進捗していると見ておりますが、この増減要因についてご説明をお願いできますか。
回答者:まず、POPERが提供するシステム「Comiru」と、「BIT CAMPUS」のシステム統合がございましたので、その分の売上プラス要因がございます。BIT CAMPUS単体の売上は月間1,000万円前後で推移しており、6ヶ月間のフルカウントで約6,000万円の増加になります。これに加えて、大手顧客向けの受注や既存事業の成長が伴い、順調なオーガニック成長を遂げていると考えております。
取材者:そうしますと、その他、Comiruのユーザー数増加や契約者数増加については、いかがでしょうか。
回答者:ユーザー数、契約者数ともに順調に増加している状況です。新規ユーザーも増加しておりますが、一部の学年の入れ替わりにより、第1四半期に比べて微減しております。しかし、10月から12月にかけては順調に伸びており、夏休みや冬期講習などを通じて、今後さらにユーザー数は回復すると見込んでおります。
取材者:今期の施策として、ComiruERPの引き合い拡大を掲げていらっしゃるかと思いますが、現在進行中の18社の案件数は、当初の予定に対して大幅に伸びている状況ですか、それとも予定通りですか。
回答者:予定通りと考えております。18社のうち、昨年から継続している4社を除くと14社と商談を進めており、一部はすでに進行中であり、新規で追加された案件もございます。ヒアリングを通じて、ComiruERPに対するニーズは一定数存在すると感じております。大手塾においては、市況変化に伴い高額な投資が難しくなっている状況ですので、比較的低コストかつ短納期(半年から1年程度)で導入可能なComiruERPのニーズは非常に高いと考えております。
取材者:ComiruPayの169社の申し込みという部分については、いかがですか。
回答者:この中間期においては、想定以上に好調に推移いたしました。新規のお客様はもちろんのこと、既存のお客様へのメール通知や案内だけでもかなりの申し込み数がありましたので、多くの方々にご利用いただいている状況です。これは、これまでの手数料を引き下げたこと、そして手続き自体も従来に比べて簡素化されたことが要因だと考えております。教室側からすると導入しない理由がないという状況です。一部の既存のお客様はすでにオペレーションが確立されているため、切り替えに時間がかかるケースもございますが、支払い回数の変更や金融機関の指定など、オペレーションを変更いただければ非常に魅力的な商品であると考えております。
取材者:その他、何か主要なKPIがございましたら教えていただけますか。
回答者:現在、主に社内で確認している主要なKPIは、月額課金ユーザー数、契約者数、MRR、および解約率(0.4%〜0.5%程度)です。これらの指標はすべてプラスで推移しており、特段懸念事項はございません。順調に成長を続けていると認識しております。
取材者:特に課金ユーザー数や契約者数に関して、今期末までの目標はどれくらいですか。
回答者:社内目標はございますが、お客様のご都合もございますので、対外的な公表は控えております。売上成長に匹敵する成長を目指してまいります。
取材者:その他、何かここまでの業績に影響を与えている季節要因や一過性の要因がございましたら教えていただけますか。
回答者:はい。今年4月にERPの基幹システムとして大手企業2社向けに提供を開始しましたので、開発系の売上が上半期に集中している傾向がございます。しかし、足元では下半期も同様の開発ニーズが複数の大手企業から出てきておりますので、引き続き対応してまいります。また、下半期の夏季講習や冬季講習に向けてID数を順調に伸ばしていければ、良い数字が出ると考えております。
取材者:前回お話しさせていただいた際に、特に学校系のところをさらに強めていきたいと伺いました。
回答者:学校事業については、昨年までは部活動の地域移行支援がメインでしたが、今年はDXアドバイザー事業をさらに強化しております。千葉県とのDXアドバイザー事業では、実際に当社からアドバイザーを派遣しております。また、千葉県栄町では、当社が教育委員会の1メンバーとしてICT推進に携わらせていただいております。その他、現在、学校徴収金向けのソリューションをComiruPay中心に提案を強化しており、今後学校領域のシェアを拡大していく予定です。
取材者:その他、M&Aも含めてというお話があったかと思いますが、全体としては業務提携に対して何か実施の有無や、方針のところでお答えできる範囲でお話しいただけますか。
回答者:M&Aは重要な手段の一つとして考えておりますが、すべてではありません。オーガニック成長を基盤とし、その上でM&Aを積極的に実行してまいりたいと考えております。具体的には、システム系の企業、特に業務管理システムを提供している企業や、教育系の講師派遣などの人材派遣を行っている企業を中心に、前向きに検討を進めております。運営施設や教育コンテンツ系のM&Aに関する問い合わせも多数ございますが、現時点ではシステム系や人材派遣系の企業に重点を置いております。
取材者:今期の業績見通しにつきまして、業績修正の内容も含めて簡単にご説明いただけますか。
回答者:今期、売上高は元々13億2,000万円だったのを13億5,000万円まで引き上げました。これは大手企業からの開発需要が中心となっております。利益については、開発売上がほぼそのまま利益に計上されますが、来年を見据えた投資費用として、今期に一部計上しております。具体的には、9月に中堅・大手企業向けの大規模カンファレンスを開催予定で、これに約1,000万円を投資いたします。また、インフラシステム強化や、開発・PM人材の増強に約2,800万円を投じます。さらに、BIT CAMPUSのシステム自体は、今までは外部に改修を委託しておりましたが、より利益率を向上させるために社内開発に移行する予定です。これに伴い、これまで改修に充てていた費用が不要となることや、オンプレミスで運用していた資産の除却損を今期に計上することで、社内の収益改善を進めてまいりたいと考えております。
取材者:カンファレンスはかなり大規模なものになりそうですが、どういった内容でしょうか。
回答者:1日がかりのイベントで、当社の展示会というよりも、教育にまつわる様々な講演や議論を行う場として、著名な方を多数お招きする予定です。カンファレンスに参加していただく方々に当社の事業をアピールし、新たなリード獲得に繋げていきたいと考えております。
取材者:株主還元の方針について変更などございましたら教えていただけますか。
回答者:特に変更はございません。今期までは財源規制に抵触しておりますが、今期終了後に順調に推移すれば、来年度からは財源規制の対象外となります。その際には、一部自社株買いによる株主還元を検討したいと考えております。
取材者:最後に、足元の状況などにつきましてトピックスがございましたら教えていただけますか。
回答者:おかげさまで、多くの方々からポジティブなご評価をいただいております。当社としましても塾市場において引き続き邁進してまいります。また、各市場においても、今年から来年にかけてしっかりと布石を打ち、対応してまいりたいと考えておりますので、今後とも継続的なご支援を賜りますようお願い申し上げます。
取締役CFO 姚 志鵬 様
