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ベースフード(株)

東証GRT 2936

決算:2月末日

20251113

CP&X


【2026年2月期 2Q】

決算概要

売上高は前年同期比1.5%増の7,694百万円、営業損益は53百万円の赤字。第2四半期単独では前年同期比約4%の減収となり、主因は卸チャネルにおける売上減少。成長の9割を自社ECと見込む期初想定に対し、卸チャネルの落ち込みを完全に見積もれなかったことやマクロ環境の好転材料不足が響き、全体として成長が一時的に鈍化している状況。


セグメント別または事業別の増減要因

卸チャネルの減収要因は、導入初期の優遇期間終了に伴う専用什器撤去や棚位置変更による店頭視認性の低下。加えて、ファミリーマート等の小売各社によるプライベートブランド(PB)強化に伴い、ナショナルブランドである同社商品の棚位置が下落した影響。一方、ドラッグストアやスーパーマーケット等の新規チャネルは順調に伸長しており、特に店舗当たり売上高がコンビニのよりも高く見込めるスーパーマーケットの構成比引き上げを図る方針。


主要KPIの進捗と変化

主要チャネルであるコンビニエンスストアの配荷率は70%台半ばに達し、配荷店舗数拡大よりも棚のフェース拡大やキャンペーンによる回転率向上を重視するフェーズ。重要指標であるマーケティング投資に関しては、LTVとCPAのバランスに基づく獲得効率を最優先としており、売上進捗が芳しくない局面では無理な販促を行わず費用を抑制する規律の徹底。


季節性・一過性要因の有無と影響

第2四半期は夏場の気温上昇によりパン需要が落ち込み、冷たい麺類等へ需要がシフトする季節性の影響を全チャネルで受けた形。卸チャネルにおける前年比でのファンダメンタル悪化もこの季節要因が重なった結果。第3四半期以降は、サツマイモパン等の季節商品や新商品の投入に加え、気温低下による需要回復が見込めるため、前四半期比(QonQ)での伸長計画。


通期見通しと進捗率・達成可能性

通期売上高については、第2四半期の減収影響により期初目標の達成はチャレンジングな状況との認識。下期に新商品投入で巻き返しを図るものの、売上未達のリスクは残存。一方、営業利益に関しては、売上の伸び悩みに応じてマーケティング費用を抑制するコントロールを行っているため、計画通り(オントラック)に着地する確度が高い状況。


トピックス

海外展開では香港のセブン-イレブン約500店舗への導入が完了し配荷率が約60%に達したほか、健康意識の高い韓国への進出も実現。国内戦略では、地域ごとにトップシェアを持つ「センターピン」となる小売企業への導入に注力し、そこからの波及効果で効率的にドラッグストアやスーパーマーケットへ販路を拡大する戦略の推進。

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​企業名

上場市場 証券コード

​決算日

取材アーカイブ

  • CP&X

     

    決算概要

    2025年2月期の売上高は152億4,100万円、営業利益は1億3,600万円となり、売上高は前年比2.5%の増加、営業利益は黒字を達成し、増収増益。売上高の伸びは意図的に抑制されており、IPOロードショー当初からの目標であった黒字化の達成を最優先事項とした。また、2024年の自主回収事案を受け、R&Dにおける安心安全体制の構築、商品の安全性強化、情報漏洩対策といったリスク対策の強化に経営資源を配分し、事業の足場固めに注力した期間であった。

     

    セグメント別または事業別の増減要因

    売上高の伸長は主に自社ECチャネルによるものであった。これは、第1四半期から第2四半期にかけて積極的に広告宣伝費を投下した結果である。

     

    季節性・一過性要因の有無と影響

    2024年に発生した自主回収事案が、商品安全性やリスク対策の強化といった事業基盤固めの優先順位を高める一過性の要因となった。これにより、売上高成長よりも、事業の足場固めに経営資源を集中させる結果となった。

     

    通期見通しと進捗率・達成可能性

    2025年2月期は、IPOロードショー当初からの目標であった黒字化の達成を最優先事項としていたため、売上高の伸長よりも事業基盤の強化に注力した。この戦略は計画通りに進捗し、黒字化を達成した。

     

    トピックス

    足元では海外展開が順調に推移しており、昨年1年間で香港のセブンイレブンでの販売が開始された。また、新たな国への進出も進めており、中国においては具体的なディールが進捗していることが通期決算時に説明された。これらの海外展開に関する取り組みがこの1年間で具体化する見込みである。

  • Q:成長戦略のポイント(今後の取り組みやトピックス、計画にない新たな戦略的施策等を含む)はなんでしょうか?

    A:当社は、2025年2月期において黒字化を最優先課題とし、事業の足場固めに注力いたしました。具体的には、売上高の成長よりも、R&Dにおける安心安全スコアの向上、商品の安全性強化、情報漏洩対策といったリスク対策の強化に経営資源を配分しました。これは、将来的な売上成長を安心して実現するための強固な基盤構築がこの1年間のミッションであったためです。

     

    Q:成長戦略のポイントについて、前提条件等での変化とその影響等をご説明ください。

    A:現時点において、当社の事業戦略や事業計画に大きく影響を及ぼすほどの環境変化は認識しておりません。同業他社や競合他社の動向を注視しておりますが、コンビニエンスストア市場において、当社の製品のように定番商品として採用され続けている商品力を持つ競合はまだ出現していないと認識しております。

     

    Q:受注・競合状況は如何でしょうか?

    A:当社の印象としては、コンビニエンスストアにおいて、当社の製品のように定番商品として継続的に採用されている競合商品は見受けられません。同様の商品力を持つ競合は現れていないと認識しており、現時点では当社の事業戦略や事業計画に大きな影響を与えるほどの環境変化はないと判断しております。

     

    Q:M&A、業務提携などの実施または検討状況と、それに伴う影響についてご説明ください。

    A:M&Aや業務提携に関して、具体的な実施状況や検討状況についてお伝えすることはできません。しかしながら、将来的に全く検討しないというわけではなく、常に良いご縁があれば検討すべきものと考えております。ただし、一般的なITスタートアップが行うような、特定の機能を強化するためにその機能に特化した企業を買収する、といった戦略は現在のところ考えておりません。当社の製品製造技術開発は全て社内で完結しており、外部からの技術獲得を目的としたM&Aの必要性はないためです。今後の事業拡大において、製造キャパシティを拡大するための製造への投資は可能性としてあり得ますが、商品製造に関するノウハウが社内に全て蓄積されているため、特定の企業をロールアップで買収したり、事業規模を広げるために特定の分野に手を出すといったことは現時点では検討しておりません。

     

    Q:中期事業計画の内容や進捗状況等をご説明ください。

    A:現在、対外的に公表している中期経営計画はございません。社内においては中長期的な計画を保持しておりますが、それを対外的に公表することの適切性については様々な議論があると考えております。当社のようなスタートアップ企業は、10年、何十年といった実績が不足しているため、売上成長が来期3倍になる可能性もあれば、10%に留まる可能性もあるといった状況でございます。この段階で蓋然性の高い数値を外部にお示しすることは非常に難しいと認識しております。

     

    Q:株主還元の方針をご説明ください。

    A:当社は、この度初めて株主優待制度を導入いたしました。当社の製品はコンシューマー向けであることから、株主優待との相性が極めて良いと判断しております。株主様が継続的に当社の製品をご利用いただくことで、新商品の展開や製品の品質向上といった、損益計算書には直接現れない事業の進捗を実感していただき、企業への理解と熱量を高めていただくことを企図しております。

    今期、当社は初の黒字化を達成いたしました。今後も利益を安定的に確保しつつも、売上成長を加速させるための投資余力があれば、そこに積極的に投資を行っていく方針でございます。一度黒字を達成したからといって、内部留保を積み上げ、配当として還元するよりも、事業成長による株価の上昇こそが、株主様への最大の還元であると考えております。株主優待は、自社ECで利用可能なクーポンとして提供しており、株主様には当社の製品を直接体験していただく機会を提供しております。

  • 取材者: まず、2025年2月期の決算につきまして、売上高152億4,100万円、営業利益1億3,600万円と、増収増益の結果でした 。売上高は前年比で2.5%の増加、営業利益は前年から大幅に回復し黒字を達成されておりますが、これらの増減要因についてご説明いただけますか。

    回答者:売上高はそれほど伸びていませんが、これは意図的なものです。2025年2月期に黒字化を達成することは、当社がIPOロードショーの時から掲げてきた目標でしたので、2025年2月期の優先順位は黒字化でした。加えて、2024年に自主回収というインシデントが発生したため、単純なPLの結果指標には表れない部分、例えばR&Dにおける安心安全のスコアや商品の安全性だけでなく、情報漏洩などのその他のリスクに対する対策強化に舵を切りました。そのため、2025年2月期は売上高成長にリソースを割くよりも、事業の足場固めをしっかり行い、その後の売上成長時に安心して成長できるような基盤を構築することがこの1年間のミッションでした。売上高はそこまで伸びていません。

    チャネル別に見ると、売上が伸びているのは自社ECで、これは第1四半期から第2四半期にかけて広告宣伝費をかなり増やしたためです。第3四半期から期末にかけては、広告を縮小していったため、大きなユーザー数の伸びはありません。

    卸売に関してはマイナス2.7%となっていますが、これは成長していないという意味ではありません。比較対象となるのは2024年2月期で、卸売が飛躍的に伸びたのが2024年2月期だったためです。2023年の春頃に大手コンビニ3社への全国導入が決まり、爆発的に売れました。新しい商品が導入されると、自然に売れるという一時的なブームがあったと考えられます。時間が経過し、定番商品となると、ユーザー様の目も慣れ、新規性がなくなるため、多くの商品の中からどれを配置するかというオーナー様の視点に立つと、以前のように爆発的に売れていた時よりも販売個数が減少すると採用されにくくなることがあります。一部コンビニエンスストアにおける取り扱い店舗数の減少が影響したと考えています。

    しかし、この1年間でコンビニエンスストアとドラッグストアでの卸売拡大が進んだのは良かった点です。スーパーマーケットのチャネル別グラフを見ていただくと、1,000店舗以上で1年間展開しています。これまではコンビニエンスストアでしかユーザー様との接点がなかったのが、ドラッグストアやスーパーマーケットにも戦略的に拡大できたことは良かったと思いますし、これが次の成長の土台になると考えています。

    他社ECに関しては、元々優先順位の高い販売チャネルではありませんでした。単純に広告費をリソースとして割かなかったというのがあります。なぜ優先的な販売チャネルではないかというと、他社ECの顧客であるため、そこの販促をいくら頑張っても、彼らの購買データが当社に還元されることはないからです。最も安く購入できるのは自社ECです。そのため、ユーザーにとっても他社ECで購入する経済的メリットは正直ありません。しかし、楽天ポイントを活用したい方やAmazonを好む方が一定数いるため、そのような方々が利用を続けている状況です。今期黒字化を目指すにあたり、避けられる広告費には一定限度があるため、他社ECに割くという判断はしませんでした。想定通りとなっています。

    利益に関しては、昨年8月に商品を値上げした結果、粗利率が着実に改善しています。値上げだけでなく、原価削減という地道な活動を創業期から継続しており、その効果も反映されています。荷造り運賃についても、現在自社で倉庫を保有し、オペレーションをかなり効率化した結果、11.8%だったのが10.5%に下がっています。限界費用の効率化を進めた結果、限界利益率がかなり改善しました。限界利益率が改善した上で、広告費も効率化を進め、売上高に対する比率は昨年22%だったのが20.3%に落ち着いています。このように、広告費の機動的なコントロールもあって、黒字化が実現できたという結果です。

    取材者: 通期の予想に対しても、営業利益がかなり上振れて着地しているかと存じますが、その他要因はございますか。

    回答者: ここでは、いかに広告費を調整するかがレバーとなっていました。当社としても、着地の段階で業績予想よりも営業利益が上振れて着地することが分かっていたため、利益を合わせに行くよりも、広告費を使って売上を伸ばすことも検討しました。しかし、結果的にそうしなかった理由は、通期決算説明資料の6ページに記載させていただいている通り、短期的な売上高よりも、利益体質の強化と翌期の投資余地を確保したためです。通期の売上高はもちろん重要ですが、中長期的なスパンで考えたときに、この通期の売上高を合わせに行くことよりも、翌期の3月、4月に新商品が発売されることが分かっていたため、そのタイミングで獲得効率が非常に高まることを重視しました。獲得効率が良い時にマーケティング費用を投下した方がキャッシュ効率が良いという判断があったため、無理に広告の効率が悪い時期に強化するのではなく、ここはセーブして利益を出しておき、次に踏みたいタイミングで踏めるように余力を取っておくという判断をしました。

    取材者: かなり次の2026年2月期の第1四半期の決算は期待が持てる内容になりそうですね。

    回答者: そうですね。第1四半期は、当社がユーザー様の獲得をかなり積極的に行う時期と定めています。山崎製パンさんも「春のパン祭り」などを実施されているように、春は需要が盛り上がりやすい傾向があります。当社は健康食品であるため、新生活のタイミングで「今年こそは食生活を改善したい」と考えている方や、新しく寮生活を始めて実家のご飯が食べられなくなったためベースフードを頼むといった、生活の変化に応じて需要が盛り上がることもあります。そのため、第1四半期に注力するのは例年通りです。

    これまで当社は売上高成長に注力していたため、マーケティング効率はもちろん一定の規律でコントロールしながらも、何よりも売上を成長させることを優先していました。今期も売上拡大を目指しますし、第1四半期に注力するという基本方針は変わりませんが、昨年1年間で広告費の効率化という体制の土台をかなり築くことができました。これまで以上に細かい単位で、この媒体に出稿して獲得した人が何か月後に離脱する可能性があるといったことが、かなり詳細に把握できるようになっています。そのため、せっかく作り上げたこの土台を傷つけないように、しっかりとROIを見ながら進めていく形になります。当社が許容できないROI水準になるようであれば、あえて踏み込むようなことはしないという方針です。

    取材者: 先ほど、ドラッグストアやスーパーの拡充についてお話しいただきましたが、2025年2月期におけるそういった層の拡大は、進捗として予想通りでしたか、それとも想定以上に拡販できましたか。

    回答者: 卸売の拡大に関しては、想定通りだったかなというふうに思っています。拡大に関しては、苦労しているというよりは、これまで当社の営業人数がかなり少なかったことが挙げられます。数名で回してはいますが、100人規模の営業部隊を構えている一般的な食品メーカーと異なり、かなり限られた人数で効率的に事業を運営しているため、プレイヤーが細分化されているスーパーマーケットやドラッグストアは、優先順位として劣後することがありました。

    まずは大手コンビニへの導入をしっかり行い、コンビニエンスストアで売れていると、ドラッグストアやスーパーマーケットからも導入したいという引き合いをいただくことができたため、優先順位を考慮しながら慎重に広げていきました。そのため、今後、これまで実現してきたようなコンビニエンスストアへの導入スピードと同じものをスーパーマーケットやドラッグストアで再現できるとは考えていません。なぜならば、プレイヤーが非常に多いことと、コンビニエンスストアと異なり、値引き販売が行われることがあるため、当社の価格戦略にしっかりとご理解ご協力いただけるパートナー様と進めさせていただいています。そこは慎重に進めているという状況です。

    取材者: その価格帯のところで、為替レートや原材料のコストによる変動など、何か戦略に影響はございますか。

    回答者: 昨年値上げしたことで、マクロ的な影響は一定程度吸収できています。現時点で、再度値上げが必要となるようなコスト圧力が上がってきているということはありません。

    取材者: 競合環境に変化はございましたか。

    回答者: 競合と言いますか、類似商品はここ数年で増えてきたと感じています。ご存知の通り、日清食品さんも「完全メシ」を年間100億円の事業にするという目標を掲げ、かなり力を入れられていると思います。そのムーブメントに乗る形で、他の会社さんも類似商品を展開しています。ここ数年で、パンに付加価値を与えたようなもの、例えば高タンパクのパンや、様々な要素を含んだパンなどは登場しているかと思います。しかし、コンビニエンスストアで生き残っている商品がないというのが当社の印象です。当社のように定番商品として採用され続けている商品力を持つものは出てきていないと感じています。当社の事業戦略や事業計画に大きく影響を及ぼすほどの環境変化ではないと捉えています。

    取材者: 今後、M&Aや業務提携などの検討や実施状況はいかがでしょうか。

    回答者: 内部の情報ですので、実施している場合でもお伝えすることはできません。しかし、将来的に全くゼロなのかというとそうではなく、常にご縁があれば検討するべきものだと考えています。今後、例えば製造キャパシティを広げる上で、製造への投資に踏み込むという可能性はあり得るかもしれませんが、商品開発や技術開発に関しては、当社内でノウハウを構築できているため、特定の技術を保有している会社を買収したり、事業領域を広げるために新しい分野に手を出すといったことは現在考えていません。

    取材者: 中期経営計画などは現在出されておりませんよね。

    回答者: そうですね。

    取材者: 今後、策定のご予定はございますか。

    回答者: もちろん、社内では中長期での計画は持っていますが、それを対外的に公表することが適切かどうかについては、様々な議論があると考えています。毎年環境は変わりますし、当社のようなスタートアップは、何十年といった実績がないため、売上成長が来期+30%になる可能性もあれば、+10%になる可能性もあるという状況です。この段階で蓋然性の高い数字をお見せすることは難易度が高いと考えています。

    取材者: 株主還元の更新や配当につきまして、変更などございましたら教えていただけますか。

    回答者: はい。新しい取り組みとしては、株主優待を始めました。開示させていただいている通りです。当社の商品はコンシューマー向けの商品であるため、株主優待と非常に相性が良いと考えていました。当社の商品の良さを知らない株主様と、商品の良さを知っている株主様では、当社への熱量が異なると考えております。商品を継続的にご利用いただくことで、新商品が出ていることや、商品が美味しくなっているといった、PLには直接数字として表れない事業の進捗を肌で感じていただける機会があると考えていましたので、今回株主優待を開始いたしました。今期初めて利益を出したという状況ですので、これからも利益を一定確保しながらも、売上成長のために投下できる投資余力があるのであれば、そこに積極的に投資をしていきたいと考えています。一度黒字を出したからといって、内部留保を積み上げて配当に還元するよりも、何よりも事業成長による株価の上昇が一番の還元方法だと考えています。

    取材者: 株主優待は自社ECで使えるクーポンでしたね。

    回答者: そうですね。自社ECで使えるクーポンです。

    取材者: その他、足元のニュースリリースやトピックス的なものについてございましたら、ご説明をお願いできますか。

    回答者: 足元では、海外展開も順調に推移しています。昨年1年間では、香港において現地のセブンイレブンでの販売が開始されました。また、新たな国への進出も進めています。中国に関しても、具体的なディールが進んでいることを通期の決算時にもご説明させていただいておりますので、そのあたりのトピックスもこの1年間で形になってくるのではないかと考えています。

  • IR担当

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​企業名

上場市場 証券コード

​決算日

取材アーカイブ

  • CP&X

     

    ビジネスモデルと事業内容

    株式会社ベースフードは、1食で1日に必要な栄養素の3分の1を摂取できる完全栄養食「ベースフード」を、パンやパスタ、カップ麺といった主食の形で提供している。 これにより、通常の食事に違和感なく完全栄養食を取り入れることができ、健康的な食生活をサポートする。 また、製造から約1か月という長い賞味期限も強みである。

     

    創業の経緯

    代表の橋本氏がIT企業で働いていた頃、深夜まで働く人が多く、食生活が乱れていることに課題を感じ、週末起業という形でスタートした。 スーパーで食材を買い、自らレシピを開発し、クラウドファンディングで資金を集めてサービスを展開したのが始まりである。

     

    転機となった出来事

    2024年11月に商品の自主回収を実施したことが転機となり、商品の安全性や品質保証を最優先に考え、顧客に対してしっかりと説明する時間を設けた。 この影響で一時期は売上高が伸び悩んだものの、商品と品質保証のレベルアップにより、再び成長戦略を展開できるようになった。

     

    直近の決算状況

    第3四半期単体では黒字化を達成し、通期の黒字化に向けて順調に進んでいる。 黒字化の要因は、自主回収の影響からの回復、商品と品質保証のレベルアップ、そして財務基盤の安定化である。

     

    特徴と強み

    完全栄養食を主食の形で提供している点、製造から約1か月という長い賞味期限、そしてR&D、品質保証、マーケティングの各チームが独立して強みを発揮できる体制が特徴である。 また、従来の食品企業とは異なるアプローチで研究開発に取り組み、素材そのものの組み合わせに着目し、栄養素のバランスを保ちながら美味しさを追求している点も強みである。

     

    成長戦略

    売上規模の拡大、既存顧客のリピート率向上、商品ラインナップの拡充を重視している。 具体的には、味を美味しくし、バラエティを増やすことで、解約率を下げ、より多くの商品を試してもらうことを目指している。 また、自社ECで販売実績を積み、顧客データを活用することで、効率的な卸販売の拡大を図っている。

     

    株主還元策

    個人投資家に製品をお試しいただく機会を提供するため、株主優待制度を導入した。 今後は、黒字化を達成した上で、配当なども検討していく方針である。

     

    今期の取り組みとトピックス

    今期は自主回収を受けて地盤を固めることを重視し、特にサプライズはない。 来期以降は、成長性をさらに高めていく方針である。

  • Q. 貴社のビジネスモデル、事業内容、そして「ベースフード」の特徴や強みについて教えてください。

    A. 株式会社ベースフードは、完全栄養食「ベースフード」を販売しています。 最大の特徴は、1食で1日に必要な栄養素の3分の1を摂取できる点です。 強みは、主食であるパンやパスタ、カップ麺の形で完全栄養食を提供している点です。 これにより、通常の食事に違和感なく完全栄養食を取り入れることができます。 また、製造から約1か月という長い賞味期限も強みです。 さらに、R&Dチーム、品質保証チーム、マーケティングチームがそれぞれ独立して強みを発揮することで、高品質な商品を安定的に供給できる体制を構築しています。

     

    Q. 貴社の創業の経緯について教えてください。

    A. 代表の橋本がIT企業で働いていた頃、深夜まで働く人が多く、食生活が乱れていることに課題を感じていました。 そこで、週末起業という形で、自分でスーパーに行って成分表を見ながらレシピを開発し、クラウドファンディングで資金を集めてサービスを展開したのが始まりです。

     

    Q. なぜこのような革新的な製品を作ることができたのでしょうか?

    A. それは、従来の食品企業とは異なるアプローチで研究開発に取り組んだからこそだと思います。 従来の食品企業は、原価を下げて効率よく大量生産することに主眼を置いていましたが、私たちは素材そのものの組み合わせに着目し、栄養素のバランスを保ちながら美味しさを追求しました。 また、IT企業出身ということもあり、アジャイル開発を取り入れ、顧客のフィードバックをいち早く商品開発に反映させることができました。

     

    Q. 味も美味しいと評判ですが、それはどのような工夫によるものでしょうか?

    A. 例えば、たんぱく質を強化したパンは硬くなりやすいですが、私たちは自然食品を組み合わせて、風味を損なうことなく、美味しく食べられるように工夫しています。 また、シンプルに美味しい食材をなるべく安く、シンプルに作ることで、完成度の高い料理を提供できるようにしています。

     

    Q. 第3四半期単体では黒字化を達成されましたが、この黒字化の要因はどこにあるのでしょうか?

    A. 元々広告宣伝費を多く投じて売上を拡大してきましたが、昨年の11月に商品の自主回収を実施したことをきっかけに、商品の安全性や品質保証を最優先に考え、顧客に対してしっかりと説明する時間が必要だと判断しました。 その影響で、一時期は売上高が伸び悩みましたが、自主回収の影響から立ち直り、商品も品質保証も数段レベルアップしたことで、再び成長戦略を展開できるようになりました。 また、財務基盤の安定化も必要でしたので、今期は黒字化を目指して取り組んできました。 その結果、第3四半期で黒字化を達成し、通期の黒字化に向けて順調に進んでいます。

     

    Q. 先ほどの自主回収の話ですが、製造や管理体制について何か変化はありましたか?

    A. 私たちはOEMで委託製造しているため、自主回収以前も万全の体制を期していましたが、今回の件をきっかけに、協力工場との連携を強化し、チェックのプロセスや衛生状態をより強固なものにしました。 また、自社倉庫での受け入れ検査と、お客様への出荷時の検品システムを強化することで、不良品率を下げ、お客様に間違った製品が届かないようにしました。

     

    Q. LTV向上施策として具体的にどのような取り組みをされていますか?

    A. 弊社の商品は、完全栄養食という圧倒的な付加価値があるため、美味しく飽きが来なければ、続けていただきやすいと考えています。 ですので、LTV向上のためには、味を美味しくし、バラエティを増やすことが重要だと考えています。 また、広告宣伝費による新規顧客獲得よりも、既存顧客のリピート率を高めることを重視しています。 具体的には、解約率を下げるために味を美味しくすること、バラエティを増やすことで、より多くの商品を試していただくことなどを目指しています。

     

    Q. パッケージデザインの変更は、売上にどのような影響がありましたか?

    A. 今回のパッケージ変更は、売上そのものよりも、安全安心を向上させるためのリブランディングの一環として行いました。 以前のパッケージは、中身の状態を確認しづらかったため、輸送中に袋に穴が開いてカビが発生した場合などに、お客様が気づきにくいという問題がありました。 そこで、中身が見えるようにすることで、お客様が商品の状態を把握しやすくなり、安全安心を向上させることができると考えました。 また、お客様が商品を想像しやすくなることで、購入に繋がりやすくなる効果も期待しています。

     

    Q. ドラッグストアやスーパーへの販売拡充については、どのような取り組みをされていますか?

    A. 私たちは、自社ECでしっかりと販売実績を積んでから、卸販売に展開していくという戦略をとっています。 自社ECで販売することで、お客様のデータを取得し、どの地域でどの商品がどれくらい売れているのかを把握することができます。マーケティング費用を抑えながら、効率的に販売を拡大することができます。

     

    Q. 海外事業の進捗状況について教えてください。

    A. 現在、日系のコンビニエンスストアで販売を進めていますが、国内事業に比べると優先順位は低いため、まだ黎明期です。 ただし、商品の認知度は徐々に上がっており、ユーザーニーズも高まっていることを確認しています。 今後は、成長投資を再開できるようになり次第、海外事業を加速させていきたいと考えています。

  • 取材者:貴社のビジネスモデル、事業内容、そして「ベースフード」の特徴や強みについて改めてご説明いただけますでしょうか?

    回答者: 弊社は完全栄養食「ベースフード」を販売しています。最大の特徴は、1食で1日に必要な栄養素の3分の1を摂取できる点です。

    取材者: 貴社の強みはどこにありますか?

    回答者: 弊社の強みは、主食であるパンやパスタ、カップ麺の形で完全栄養食を提供している点です。これにより、通常の食事に違和感なく完全栄養食を取り入れることができます。

    取材者: ドリンクタイプの栄養補助食品は昔からありましたが、食事を置き換えるタイプの完全栄養食は革新的ですね。

    回答者: また、製造から約1か月という長い賞味期限も強みです。 さらに、R&Dチーム、品質保証チーム、マーケティングチームがそれぞれ独立して強みを発揮することで、高品質な商品を安定的に供給できる体制を構築しています。

    取材者: 貴社の創業の経緯について教えていただけますか?

    回答者: 代表の橋本がIT企業で働いていた頃、深夜まで働く人が多く、食生活が乱れていることに課題を感じていました。 そこで、週末起業という形で、自分でスーパーに行って成分表を見ながらレシピを開発し、クラウドファンディングで資金を集めてサービスを展開したのが始まりです。

    取材者: 元々飲食業界で働いていたわけではないのですね。では、なぜこのような革新的な製品を作ることができたのでしょうか?

    回答者: それは、従来の食品企業とは異なるアプローチで研究開発に取り組んだからこそだと思います。 従来の食品企業は、原価を下げて効率よく大量生産することに主眼を置いていましたが、私たちは素材そのものの組み合わせに着目し、栄養素のバランスを保ちながら美味しさを追求しました。 また、IT企業出身ということもあり、アジャイル開発を取り入れ、顧客のフィードバックをいち早く商品開発に反映させることができました。

    取材者: 他の食品企業にはない強みですね。味も美味しいと評判ですが、それはどのような工夫によるものでしょうか?

    回答者: 例えば、たんぱく質を強化したパンは硬くなりやすいですが、私たちは自然食品を組み合わせて、風味を損なうことなく、美味しく食べられるように工夫しています。 また、シンプルに美味しい食材をなるべく安く、シンプルに作ることで、完成度の高い料理を提供できるようにしています。

    取材者: 貴社の決算状況についてお伺いしたいのですが、第3四半期単体では黒字化を達成されました。この黒字化の要因はどこにあるのでしょうか?

    回答者: 私たちは、食のインフラになるために、売上規模を拡大する必要があると考えています。 そのため、元々広告宣伝費を多く投じて売上を拡大してきましたが、昨年の11月に商品の自主回収を実施したことをきっかけに、商品の安全性や品質保証を最優先に考え、顧客に対してしっかりと説明する時間が必要だと判断しました。 その影響で、一時期は売上高が伸び悩みましたが、自主回収の影響から立ち直り、商品も品質保証も数段レベルアップしたことで、再び成長戦略を展開できるようになりました。 また、財務基盤の安定化も必要でしたので、今期は黒字化を目指して取り組んできました。 その結果、第3四半期で黒字化を達成し、通期の黒字化に向けて順調に進んでいます。

    取材者: 通期の黒字化に向けて、順調に推移しているという認識でよろしいでしょうか?

    回答者: その通りです。

    取材者: 先ほどの自主回収の話ですが、製造や管理体制について何か変化はありましたか?

    回答者: 私たちはOEMで委託製造しているため、自主回収以前も万全の体制を期していましたが、今回の件をきっかけに、協力工場との連携を強化し、チェックのプロセスや衛生状態をより強固なものにしました。 また、自社倉庫での受け入れ検査と、お客様への出荷時の検品システムを強化することで、不良品率を下げ、お客様に間違った製品が届かないようにしました。 さらに、今後は無菌工場のような場所で、すべて自社で管理できる体制を構築できればと考えています。

    取材者: 売上としては、やはり自社ECの割合が高いと思いますが、LTV向上施策として具体的にどのような取り組みをされていますか?

    回答者: 弊社の商品は、完全栄養食という圧倒的な付加価値があるため、美味しく飽きが来なければ、続けていただきやすいと考えています。 ですので、LTV向上のためには、味を美味しくし、バラエティを増やすことが重要だと考えています。 また、広告宣伝費による新規顧客獲得よりも、既存顧客のリピート率を高めることを重視しています。 具体的には、解約率を下げるために味を美味しくすること、バラエティを増やすことで、より多くの商品を試していただくことなどを目指しています。

    取材者: つまり、味の向上とバリエーションをさらに展開していくことが、貴社の戦略ということですね。

    回答者: その通りです。

    取材者: パッケージデザインの変更は、売上にどのような影響がありましたか?

    回答者: 今回のパッケージ変更は、売上そのものよりも、安全安心を向上させるためのリブランディングの一環として行いました。 以前のパッケージは、中身の状態を確認しづらかったため、輸送中に袋に穴が開いてカビが発生した場合などに、お客様が気づきにくいという問題がありました。 そこで、中身が見えるようにすることで、お客様が商品の状態を把握しやすくなり、安全安心を向上させることができると考えました。 また、お客様が商品を想像しやすくなることで、購入に繋がりやすくなる効果も期待しています。

    取材者: ドラッグストアやスーパーへの販売拡充については、どのような取り組みをされていますか?

    回答者: 私たちは、自社ECでしっかりと販売実績を積んでから、卸販売に展開していくという戦略をとっています。 自社ECで販売することで、お客様のデータを取得し、どの地域でどの商品がどれくらい売れているのかを把握することができます。 このデータをもとに、マーケティング費用を抑えながら、効率的に販売を拡大することができます。

    取材者: 自社ECを持っているからこそできる戦略ですね。

    回答者: 食品業界で、この規模で自社ECを運営し、卸販売にも力を入れている企業は珍しいと思います。

    取材者: 広告戦略については、何か方針はありますか?

    回答者: これまでは、インターネット広告を中心に展開してきましたが、認知度向上に伴い、今後はインターネット以外の広告媒体にも力を入れていきたいと考えています。 ただし、自社ECでの販売を重視する方針は変わりませんので、インターネット広告は引き続き重要な役割を担います。 今後は、インターネット広告とその他の広告媒体を組み合わせながら、より効果的な広告展開を目指していきます。

    取材者: 海外事業の進捗状況について教えてください。

    回答者: 現在、日系のコンビニエンスストアで販売を進めていますが、国内事業に比べると優先順位は低いため、まだ黎明期です。 ただし、商品の認知度は徐々に上がっており、ユーザーニーズも高まっていることを確認しています。 今後は、成長投資を再開できるようになり次第、海外事業を加速させていきたいと考えています。

    取材者: ESGの取り組みについて、特に環境への配慮や原材料の入手経路について教えてください。

    回答者: 私たちは、自然食品を組み合わせて製品を作っているため、環境負荷の低減に貢献しています。 例えば、小麦のふすま部分など、通常は捨てられてしまう部分も有効活用しています。 また、プラントベースの食事は、地球環境への影響が大きいと言われていますが、私たちはそれを積極的に推進しています。 原材料の入手経路については、経済合理性を考慮しながら、商社などを通して購入しています。 特殊な栽培方法や製法の原料は使用していませんので、海外展開する場合でも、材料調達に困ることはありません。 今後も、海外で現地調達できる体制を構築していく予定です。

    取材者: 約1か月という賞味期限ですが、廃棄率は低いのでしょうか?

    回答者: 自社ECでは、お客様の多くが1か月周期で注文されるため、消費期限に合わせて商品開発を行いました。 また、いつでも個数を変えられるようにし、最低個数の制限も設けていないため、お客様のニーズに合わせて注文していただいています。 そのため、自社ECでの廃棄率は低くなっています。

    取材者: 商品ラインナップの拡充については、どのような方針をお持ちですか?

    回答者: 現在、パンの売上比率が92%ですが、他の商品も増やしていきたいと考えています。 今月からリニューアルしたカップ麺シリーズは、健康志向の方にもアピールできる商品だと考えています。 今後も、R&Dを継続し、商品ラインナップを拡充していく予定です。

    取材者: ベースフードスポーツプロジェクトの今後の展開について教えてください。

    回答者: これまではインターネット広告に注力してきましたが、今後はブランドをより身近な存在にするために、様々な取り組みを行っていきます。 例えば、スポーツ選手やアーティストとのコラボレーションなどを予定しています。 今後も、様々なイベントなどを開催していく予定です。

    取材者: 株主優待制度の導入を発表されましたが、今後の株主還元策の方針について教えてください。

    回答者: 今回の株主優待は、個人投資家のお客様に、弊社の製品をお試しいただく機会を提供するために導入しました。 今後は、黒字化を達成した上で、配当なども検討していきたいと考えています。 ただし、成長のための投資を優先するため、配当の実施はもう少し先になると思います。

    取材者: 最後に、今期期末が近いですが、何か新しい取り組みや業績に影響するようなトピックスはありますか?

    回答者: 今期は、自主回収を受けて、地盤を固める年と位置付けています。そのため、特にサプライズはありません。来期以降は、成長性をさらに高めていきたいと考えています。

    取材者: 本日はありがとうございました。

    回答者: こちらこそ、ありがとうございました。

  • IR担当

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ベースフード(株)

東証GRT 2936

決算:2月末日

CP&X


【2026年2月期 2Q】

決算概要

売上高は前年同期比1.5%増の7,694百万円、営業損益は53百万円の赤字。第2四半期単独では前年同期比約4%の減収となり、主因は卸チャネルにおける売上減少。成長の9割を自社ECと見込む期初想定に対し、卸チャネルの落ち込みを完全に見積もれなかったことやマクロ環境の好転材料不足が響き、全体として成長が一時的に鈍化している状況。


セグメント別または事業別の増減要因

卸チャネルの減収要因は、導入初期の優遇期間終了に伴う専用什器撤去や棚位置変更による店頭視認性の低下。加えて、ファミリーマート等の小売各社によるプライベートブランド(PB)強化に伴い、ナショナルブランドである同社商品の棚位置が下落した影響。一方、ドラッグストアやスーパーマーケット等の新規チャネルは順調に伸長しており、特に店舗当たり売上高がコンビニのよりも高く見込めるスーパーマーケットの構成比引き上げを図る方針。


主要KPIの進捗と変化

主要チャネルであるコンビニエンスストアの配荷率は70%台半ばに達し、配荷店舗数拡大よりも棚のフェース拡大やキャンペーンによる回転率向上を重視するフェーズ。重要指標であるマーケティング投資に関しては、LTVとCPAのバランスに基づく獲得効率を最優先としており、売上進捗が芳しくない局面では無理な販促を行わず費用を抑制する規律の徹底。


季節性・一過性要因の有無と影響

第2四半期は夏場の気温上昇によりパン需要が落ち込み、冷たい麺類等へ需要がシフトする季節性の影響を全チャネルで受けた形。卸チャネルにおける前年比でのファンダメンタル悪化もこの季節要因が重なった結果。第3四半期以降は、サツマイモパン等の季節商品や新商品の投入に加え、気温低下による需要回復が見込めるため、前四半期比(QonQ)での伸長計画。


通期見通しと進捗率・達成可能性

通期売上高については、第2四半期の減収影響により期初目標の達成はチャレンジングな状況との認識。下期に新商品投入で巻き返しを図るものの、売上未達のリスクは残存。一方、営業利益に関しては、売上の伸び悩みに応じてマーケティング費用を抑制するコントロールを行っているため、計画通り(オントラック)に着地する確度が高い状況。


トピックス

海外展開では香港のセブン-イレブン約500店舗への導入が完了し配荷率が約60%に達したほか、健康意識の高い韓国への進出も実現。国内戦略では、地域ごとにトップシェアを持つ「センターピン」となる小売企業への導入に注力し、そこからの波及効果で効率的にドラッグストアやスーパーマーケットへ販路を拡大する戦略の推進。

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取材アーカイブ

  • CP&X

     

    決算概要

    2025年2月期の売上高は152億4,100万円、営業利益は1億3,600万円となり、売上高は前年比2.5%の増加、営業利益は黒字を達成し、増収増益。売上高の伸びは意図的に抑制されており、IPOロードショー当初からの目標であった黒字化の達成を最優先事項とした。また、2024年の自主回収事案を受け、R&Dにおける安心安全体制の構築、商品の安全性強化、情報漏洩対策といったリスク対策の強化に経営資源を配分し、事業の足場固めに注力した期間であった。

     

    セグメント別または事業別の増減要因

    売上高の伸長は主に自社ECチャネルによるものであった。これは、第1四半期から第2四半期にかけて積極的に広告宣伝費を投下した結果である。

     

    季節性・一過性要因の有無と影響

    2024年に発生した自主回収事案が、商品安全性やリスク対策の強化といった事業基盤固めの優先順位を高める一過性の要因となった。これにより、売上高成長よりも、事業の足場固めに経営資源を集中させる結果となった。

     

    通期見通しと進捗率・達成可能性

    2025年2月期は、IPOロードショー当初からの目標であった黒字化の達成を最優先事項としていたため、売上高の伸長よりも事業基盤の強化に注力した。この戦略は計画通りに進捗し、黒字化を達成した。

     

    トピックス

    足元では海外展開が順調に推移しており、昨年1年間で香港のセブンイレブンでの販売が開始された。また、新たな国への進出も進めており、中国においては具体的なディールが進捗していることが通期決算時に説明された。これらの海外展開に関する取り組みがこの1年間で具体化する見込みである。

  • Q:成長戦略のポイント(今後の取り組みやトピックス、計画にない新たな戦略的施策等を含む)はなんでしょうか?

    A:当社は、2025年2月期において黒字化を最優先課題とし、事業の足場固めに注力いたしました。具体的には、売上高の成長よりも、R&Dにおける安心安全スコアの向上、商品の安全性強化、情報漏洩対策といったリスク対策の強化に経営資源を配分しました。これは、将来的な売上成長を安心して実現するための強固な基盤構築がこの1年間のミッションであったためです。

     

    Q:成長戦略のポイントについて、前提条件等での変化とその影響等をご説明ください。

    A:現時点において、当社の事業戦略や事業計画に大きく影響を及ぼすほどの環境変化は認識しておりません。同業他社や競合他社の動向を注視しておりますが、コンビニエンスストア市場において、当社の製品のように定番商品として採用され続けている商品力を持つ競合はまだ出現していないと認識しております。

     

    Q:受注・競合状況は如何でしょうか?

    A:当社の印象としては、コンビニエンスストアにおいて、当社の製品のように定番商品として継続的に採用されている競合商品は見受けられません。同様の商品力を持つ競合は現れていないと認識しており、現時点では当社の事業戦略や事業計画に大きな影響を与えるほどの環境変化はないと判断しております。

     

    Q:M&A、業務提携などの実施または検討状況と、それに伴う影響についてご説明ください。

    A:M&Aや業務提携に関して、具体的な実施状況や検討状況についてお伝えすることはできません。しかしながら、将来的に全く検討しないというわけではなく、常に良いご縁があれば検討すべきものと考えております。ただし、一般的なITスタートアップが行うような、特定の機能を強化するためにその機能に特化した企業を買収する、といった戦略は現在のところ考えておりません。当社の製品製造技術開発は全て社内で完結しており、外部からの技術獲得を目的としたM&Aの必要性はないためです。今後の事業拡大において、製造キャパシティを拡大するための製造への投資は可能性としてあり得ますが、商品製造に関するノウハウが社内に全て蓄積されているため、特定の企業をロールアップで買収したり、事業規模を広げるために特定の分野に手を出すといったことは現時点では検討しておりません。

     

    Q:中期事業計画の内容や進捗状況等をご説明ください。

    A:現在、対外的に公表している中期経営計画はございません。社内においては中長期的な計画を保持しておりますが、それを対外的に公表することの適切性については様々な議論があると考えております。当社のようなスタートアップ企業は、10年、何十年といった実績が不足しているため、売上成長が来期3倍になる可能性もあれば、10%に留まる可能性もあるといった状況でございます。この段階で蓋然性の高い数値を外部にお示しすることは非常に難しいと認識しております。

     

    Q:株主還元の方針をご説明ください。

    A:当社は、この度初めて株主優待制度を導入いたしました。当社の製品はコンシューマー向けであることから、株主優待との相性が極めて良いと判断しております。株主様が継続的に当社の製品をご利用いただくことで、新商品の展開や製品の品質向上といった、損益計算書には直接現れない事業の進捗を実感していただき、企業への理解と熱量を高めていただくことを企図しております。

    今期、当社は初の黒字化を達成いたしました。今後も利益を安定的に確保しつつも、売上成長を加速させるための投資余力があれば、そこに積極的に投資を行っていく方針でございます。一度黒字を達成したからといって、内部留保を積み上げ、配当として還元するよりも、事業成長による株価の上昇こそが、株主様への最大の還元であると考えております。株主優待は、自社ECで利用可能なクーポンとして提供しており、株主様には当社の製品を直接体験していただく機会を提供しております。

  • 取材者: まず、2025年2月期の決算につきまして、売上高152億4,100万円、営業利益1億3,600万円と、増収増益の結果でした 。売上高は前年比で2.5%の増加、営業利益は前年から大幅に回復し黒字を達成されておりますが、これらの増減要因についてご説明いただけますか。

    回答者:売上高はそれほど伸びていませんが、これは意図的なものです。2025年2月期に黒字化を達成することは、当社がIPOロードショーの時から掲げてきた目標でしたので、2025年2月期の優先順位は黒字化でした。加えて、2024年に自主回収というインシデントが発生したため、単純なPLの結果指標には表れない部分、例えばR&Dにおける安心安全のスコアや商品の安全性だけでなく、情報漏洩などのその他のリスクに対する対策強化に舵を切りました。そのため、2025年2月期は売上高成長にリソースを割くよりも、事業の足場固めをしっかり行い、その後の売上成長時に安心して成長できるような基盤を構築することがこの1年間のミッションでした。売上高はそこまで伸びていません。

    チャネル別に見ると、売上が伸びているのは自社ECで、これは第1四半期から第2四半期にかけて広告宣伝費をかなり増やしたためです。第3四半期から期末にかけては、広告を縮小していったため、大きなユーザー数の伸びはありません。

    卸売に関してはマイナス2.7%となっていますが、これは成長していないという意味ではありません。比較対象となるのは2024年2月期で、卸売が飛躍的に伸びたのが2024年2月期だったためです。2023年の春頃に大手コンビニ3社への全国導入が決まり、爆発的に売れました。新しい商品が導入されると、自然に売れるという一時的なブームがあったと考えられます。時間が経過し、定番商品となると、ユーザー様の目も慣れ、新規性がなくなるため、多くの商品の中からどれを配置するかというオーナー様の視点に立つと、以前のように爆発的に売れていた時よりも販売個数が減少すると採用されにくくなることがあります。一部コンビニエンスストアにおける取り扱い店舗数の減少が影響したと考えています。

    しかし、この1年間でコンビニエンスストアとドラッグストアでの卸売拡大が進んだのは良かった点です。スーパーマーケットのチャネル別グラフを見ていただくと、1,000店舗以上で1年間展開しています。これまではコンビニエンスストアでしかユーザー様との接点がなかったのが、ドラッグストアやスーパーマーケットにも戦略的に拡大できたことは良かったと思いますし、これが次の成長の土台になると考えています。

    他社ECに関しては、元々優先順位の高い販売チャネルではありませんでした。単純に広告費をリソースとして割かなかったというのがあります。なぜ優先的な販売チャネルではないかというと、他社ECの顧客であるため、そこの販促をいくら頑張っても、彼らの購買データが当社に還元されることはないからです。最も安く購入できるのは自社ECです。そのため、ユーザーにとっても他社ECで購入する経済的メリットは正直ありません。しかし、楽天ポイントを活用したい方やAmazonを好む方が一定数いるため、そのような方々が利用を続けている状況です。今期黒字化を目指すにあたり、避けられる広告費には一定限度があるため、他社ECに割くという判断はしませんでした。想定通りとなっています。

    利益に関しては、昨年8月に商品を値上げした結果、粗利率が着実に改善しています。値上げだけでなく、原価削減という地道な活動を創業期から継続しており、その効果も反映されています。荷造り運賃についても、現在自社で倉庫を保有し、オペレーションをかなり効率化した結果、11.8%だったのが10.5%に下がっています。限界費用の効率化を進めた結果、限界利益率がかなり改善しました。限界利益率が改善した上で、広告費も効率化を進め、売上高に対する比率は昨年22%だったのが20.3%に落ち着いています。このように、広告費の機動的なコントロールもあって、黒字化が実現できたという結果です。

    取材者: 通期の予想に対しても、営業利益がかなり上振れて着地しているかと存じますが、その他要因はございますか。

    回答者: ここでは、いかに広告費を調整するかがレバーとなっていました。当社としても、着地の段階で業績予想よりも営業利益が上振れて着地することが分かっていたため、利益を合わせに行くよりも、広告費を使って売上を伸ばすことも検討しました。しかし、結果的にそうしなかった理由は、通期決算説明資料の6ページに記載させていただいている通り、短期的な売上高よりも、利益体質の強化と翌期の投資余地を確保したためです。通期の売上高はもちろん重要ですが、中長期的なスパンで考えたときに、この通期の売上高を合わせに行くことよりも、翌期の3月、4月に新商品が発売されることが分かっていたため、そのタイミングで獲得効率が非常に高まることを重視しました。獲得効率が良い時にマーケティング費用を投下した方がキャッシュ効率が良いという判断があったため、無理に広告の効率が悪い時期に強化するのではなく、ここはセーブして利益を出しておき、次に踏みたいタイミングで踏めるように余力を取っておくという判断をしました。

    取材者: かなり次の2026年2月期の第1四半期の決算は期待が持てる内容になりそうですね。

    回答者: そうですね。第1四半期は、当社がユーザー様の獲得をかなり積極的に行う時期と定めています。山崎製パンさんも「春のパン祭り」などを実施されているように、春は需要が盛り上がりやすい傾向があります。当社は健康食品であるため、新生活のタイミングで「今年こそは食生活を改善したい」と考えている方や、新しく寮生活を始めて実家のご飯が食べられなくなったためベースフードを頼むといった、生活の変化に応じて需要が盛り上がることもあります。そのため、第1四半期に注力するのは例年通りです。

    これまで当社は売上高成長に注力していたため、マーケティング効率はもちろん一定の規律でコントロールしながらも、何よりも売上を成長させることを優先していました。今期も売上拡大を目指しますし、第1四半期に注力するという基本方針は変わりませんが、昨年1年間で広告費の効率化という体制の土台をかなり築くことができました。これまで以上に細かい単位で、この媒体に出稿して獲得した人が何か月後に離脱する可能性があるといったことが、かなり詳細に把握できるようになっています。そのため、せっかく作り上げたこの土台を傷つけないように、しっかりとROIを見ながら進めていく形になります。当社が許容できないROI水準になるようであれば、あえて踏み込むようなことはしないという方針です。

    取材者: 先ほど、ドラッグストアやスーパーの拡充についてお話しいただきましたが、2025年2月期におけるそういった層の拡大は、進捗として予想通りでしたか、それとも想定以上に拡販できましたか。

    回答者: 卸売の拡大に関しては、想定通りだったかなというふうに思っています。拡大に関しては、苦労しているというよりは、これまで当社の営業人数がかなり少なかったことが挙げられます。数名で回してはいますが、100人規模の営業部隊を構えている一般的な食品メーカーと異なり、かなり限られた人数で効率的に事業を運営しているため、プレイヤーが細分化されているスーパーマーケットやドラッグストアは、優先順位として劣後することがありました。

    まずは大手コンビニへの導入をしっかり行い、コンビニエンスストアで売れていると、ドラッグストアやスーパーマーケットからも導入したいという引き合いをいただくことができたため、優先順位を考慮しながら慎重に広げていきました。そのため、今後、これまで実現してきたようなコンビニエンスストアへの導入スピードと同じものをスーパーマーケットやドラッグストアで再現できるとは考えていません。なぜならば、プレイヤーが非常に多いことと、コンビニエンスストアと異なり、値引き販売が行われることがあるため、当社の価格戦略にしっかりとご理解ご協力いただけるパートナー様と進めさせていただいています。そこは慎重に進めているという状況です。

    取材者: その価格帯のところで、為替レートや原材料のコストによる変動など、何か戦略に影響はございますか。

    回答者: 昨年値上げしたことで、マクロ的な影響は一定程度吸収できています。現時点で、再度値上げが必要となるようなコスト圧力が上がってきているということはありません。

    取材者: 競合環境に変化はございましたか。

    回答者: 競合と言いますか、類似商品はここ数年で増えてきたと感じています。ご存知の通り、日清食品さんも「完全メシ」を年間100億円の事業にするという目標を掲げ、かなり力を入れられていると思います。そのムーブメントに乗る形で、他の会社さんも類似商品を展開しています。ここ数年で、パンに付加価値を与えたようなもの、例えば高タンパクのパンや、様々な要素を含んだパンなどは登場しているかと思います。しかし、コンビニエンスストアで生き残っている商品がないというのが当社の印象です。当社のように定番商品として採用され続けている商品力を持つものは出てきていないと感じています。当社の事業戦略や事業計画に大きく影響を及ぼすほどの環境変化ではないと捉えています。

    取材者: 今後、M&Aや業務提携などの検討や実施状況はいかがでしょうか。

    回答者: 内部の情報ですので、実施している場合でもお伝えすることはできません。しかし、将来的に全くゼロなのかというとそうではなく、常にご縁があれば検討するべきものだと考えています。今後、例えば製造キャパシティを広げる上で、製造への投資に踏み込むという可能性はあり得るかもしれませんが、商品開発や技術開発に関しては、当社内でノウハウを構築できているため、特定の技術を保有している会社を買収したり、事業領域を広げるために新しい分野に手を出すといったことは現在考えていません。

    取材者: 中期経営計画などは現在出されておりませんよね。

    回答者: そうですね。

    取材者: 今後、策定のご予定はございますか。

    回答者: もちろん、社内では中長期での計画は持っていますが、それを対外的に公表することが適切かどうかについては、様々な議論があると考えています。毎年環境は変わりますし、当社のようなスタートアップは、何十年といった実績がないため、売上成長が来期+30%になる可能性もあれば、+10%になる可能性もあるという状況です。この段階で蓋然性の高い数字をお見せすることは難易度が高いと考えています。

    取材者: 株主還元の更新や配当につきまして、変更などございましたら教えていただけますか。

    回答者: はい。新しい取り組みとしては、株主優待を始めました。開示させていただいている通りです。当社の商品はコンシューマー向けの商品であるため、株主優待と非常に相性が良いと考えていました。当社の商品の良さを知らない株主様と、商品の良さを知っている株主様では、当社への熱量が異なると考えております。商品を継続的にご利用いただくことで、新商品が出ていることや、商品が美味しくなっているといった、PLには直接数字として表れない事業の進捗を肌で感じていただける機会があると考えていましたので、今回株主優待を開始いたしました。今期初めて利益を出したという状況ですので、これからも利益を一定確保しながらも、売上成長のために投下できる投資余力があるのであれば、そこに積極的に投資をしていきたいと考えています。一度黒字を出したからといって、内部留保を積み上げて配当に還元するよりも、何よりも事業成長による株価の上昇が一番の還元方法だと考えています。

    取材者: 株主優待は自社ECで使えるクーポンでしたね。

    回答者: そうですね。自社ECで使えるクーポンです。

    取材者: その他、足元のニュースリリースやトピックス的なものについてございましたら、ご説明をお願いできますか。

    回答者: 足元では、海外展開も順調に推移しています。昨年1年間では、香港において現地のセブンイレブンでの販売が開始されました。また、新たな国への進出も進めています。中国に関しても、具体的なディールが進んでいることを通期の決算時にもご説明させていただいておりますので、そのあたりのトピックスもこの1年間で形になってくるのではないかと考えています。

  • IR担当

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  • CP&X

     

    ビジネスモデルと事業内容

    株式会社ベースフードは、1食で1日に必要な栄養素の3分の1を摂取できる完全栄養食「ベースフード」を、パンやパスタ、カップ麺といった主食の形で提供している。 これにより、通常の食事に違和感なく完全栄養食を取り入れることができ、健康的な食生活をサポートする。 また、製造から約1か月という長い賞味期限も強みである。

     

    創業の経緯

    代表の橋本氏がIT企業で働いていた頃、深夜まで働く人が多く、食生活が乱れていることに課題を感じ、週末起業という形でスタートした。 スーパーで食材を買い、自らレシピを開発し、クラウドファンディングで資金を集めてサービスを展開したのが始まりである。

     

    転機となった出来事

    2024年11月に商品の自主回収を実施したことが転機となり、商品の安全性や品質保証を最優先に考え、顧客に対してしっかりと説明する時間を設けた。 この影響で一時期は売上高が伸び悩んだものの、商品と品質保証のレベルアップにより、再び成長戦略を展開できるようになった。

     

    直近の決算状況

    第3四半期単体では黒字化を達成し、通期の黒字化に向けて順調に進んでいる。 黒字化の要因は、自主回収の影響からの回復、商品と品質保証のレベルアップ、そして財務基盤の安定化である。

     

    特徴と強み

    完全栄養食を主食の形で提供している点、製造から約1か月という長い賞味期限、そしてR&D、品質保証、マーケティングの各チームが独立して強みを発揮できる体制が特徴である。 また、従来の食品企業とは異なるアプローチで研究開発に取り組み、素材そのものの組み合わせに着目し、栄養素のバランスを保ちながら美味しさを追求している点も強みである。

     

    成長戦略

    売上規模の拡大、既存顧客のリピート率向上、商品ラインナップの拡充を重視している。 具体的には、味を美味しくし、バラエティを増やすことで、解約率を下げ、より多くの商品を試してもらうことを目指している。 また、自社ECで販売実績を積み、顧客データを活用することで、効率的な卸販売の拡大を図っている。

     

    株主還元策

    個人投資家に製品をお試しいただく機会を提供するため、株主優待制度を導入した。 今後は、黒字化を達成した上で、配当なども検討していく方針である。

     

    今期の取り組みとトピックス

    今期は自主回収を受けて地盤を固めることを重視し、特にサプライズはない。 来期以降は、成長性をさらに高めていく方針である。

  • Q. 貴社のビジネスモデル、事業内容、そして「ベースフード」の特徴や強みについて教えてください。

    A. 株式会社ベースフードは、完全栄養食「ベースフード」を販売しています。 最大の特徴は、1食で1日に必要な栄養素の3分の1を摂取できる点です。 強みは、主食であるパンやパスタ、カップ麺の形で完全栄養食を提供している点です。 これにより、通常の食事に違和感なく完全栄養食を取り入れることができます。 また、製造から約1か月という長い賞味期限も強みです。 さらに、R&Dチーム、品質保証チーム、マーケティングチームがそれぞれ独立して強みを発揮することで、高品質な商品を安定的に供給できる体制を構築しています。

     

    Q. 貴社の創業の経緯について教えてください。

    A. 代表の橋本がIT企業で働いていた頃、深夜まで働く人が多く、食生活が乱れていることに課題を感じていました。 そこで、週末起業という形で、自分でスーパーに行って成分表を見ながらレシピを開発し、クラウドファンディングで資金を集めてサービスを展開したのが始まりです。

     

    Q. なぜこのような革新的な製品を作ることができたのでしょうか?

    A. それは、従来の食品企業とは異なるアプローチで研究開発に取り組んだからこそだと思います。 従来の食品企業は、原価を下げて効率よく大量生産することに主眼を置いていましたが、私たちは素材そのものの組み合わせに着目し、栄養素のバランスを保ちながら美味しさを追求しました。 また、IT企業出身ということもあり、アジャイル開発を取り入れ、顧客のフィードバックをいち早く商品開発に反映させることができました。

     

    Q. 味も美味しいと評判ですが、それはどのような工夫によるものでしょうか?

    A. 例えば、たんぱく質を強化したパンは硬くなりやすいですが、私たちは自然食品を組み合わせて、風味を損なうことなく、美味しく食べられるように工夫しています。 また、シンプルに美味しい食材をなるべく安く、シンプルに作ることで、完成度の高い料理を提供できるようにしています。

     

    Q. 第3四半期単体では黒字化を達成されましたが、この黒字化の要因はどこにあるのでしょうか?

    A. 元々広告宣伝費を多く投じて売上を拡大してきましたが、昨年の11月に商品の自主回収を実施したことをきっかけに、商品の安全性や品質保証を最優先に考え、顧客に対してしっかりと説明する時間が必要だと判断しました。 その影響で、一時期は売上高が伸び悩みましたが、自主回収の影響から立ち直り、商品も品質保証も数段レベルアップしたことで、再び成長戦略を展開できるようになりました。 また、財務基盤の安定化も必要でしたので、今期は黒字化を目指して取り組んできました。 その結果、第3四半期で黒字化を達成し、通期の黒字化に向けて順調に進んでいます。

     

    Q. 先ほどの自主回収の話ですが、製造や管理体制について何か変化はありましたか?

    A. 私たちはOEMで委託製造しているため、自主回収以前も万全の体制を期していましたが、今回の件をきっかけに、協力工場との連携を強化し、チェックのプロセスや衛生状態をより強固なものにしました。 また、自社倉庫での受け入れ検査と、お客様への出荷時の検品システムを強化することで、不良品率を下げ、お客様に間違った製品が届かないようにしました。

     

    Q. LTV向上施策として具体的にどのような取り組みをされていますか?

    A. 弊社の商品は、完全栄養食という圧倒的な付加価値があるため、美味しく飽きが来なければ、続けていただきやすいと考えています。 ですので、LTV向上のためには、味を美味しくし、バラエティを増やすことが重要だと考えています。 また、広告宣伝費による新規顧客獲得よりも、既存顧客のリピート率を高めることを重視しています。 具体的には、解約率を下げるために味を美味しくすること、バラエティを増やすことで、より多くの商品を試していただくことなどを目指しています。

     

    Q. パッケージデザインの変更は、売上にどのような影響がありましたか?

    A. 今回のパッケージ変更は、売上そのものよりも、安全安心を向上させるためのリブランディングの一環として行いました。 以前のパッケージは、中身の状態を確認しづらかったため、輸送中に袋に穴が開いてカビが発生した場合などに、お客様が気づきにくいという問題がありました。 そこで、中身が見えるようにすることで、お客様が商品の状態を把握しやすくなり、安全安心を向上させることができると考えました。 また、お客様が商品を想像しやすくなることで、購入に繋がりやすくなる効果も期待しています。

     

    Q. ドラッグストアやスーパーへの販売拡充については、どのような取り組みをされていますか?

    A. 私たちは、自社ECでしっかりと販売実績を積んでから、卸販売に展開していくという戦略をとっています。 自社ECで販売することで、お客様のデータを取得し、どの地域でどの商品がどれくらい売れているのかを把握することができます。マーケティング費用を抑えながら、効率的に販売を拡大することができます。

     

    Q. 海外事業の進捗状況について教えてください。

    A. 現在、日系のコンビニエンスストアで販売を進めていますが、国内事業に比べると優先順位は低いため、まだ黎明期です。 ただし、商品の認知度は徐々に上がっており、ユーザーニーズも高まっていることを確認しています。 今後は、成長投資を再開できるようになり次第、海外事業を加速させていきたいと考えています。

  • 取材者:貴社のビジネスモデル、事業内容、そして「ベースフード」の特徴や強みについて改めてご説明いただけますでしょうか?

    回答者: 弊社は完全栄養食「ベースフード」を販売しています。最大の特徴は、1食で1日に必要な栄養素の3分の1を摂取できる点です。

    取材者: 貴社の強みはどこにありますか?

    回答者: 弊社の強みは、主食であるパンやパスタ、カップ麺の形で完全栄養食を提供している点です。これにより、通常の食事に違和感なく完全栄養食を取り入れることができます。

    取材者: ドリンクタイプの栄養補助食品は昔からありましたが、食事を置き換えるタイプの完全栄養食は革新的ですね。

    回答者: また、製造から約1か月という長い賞味期限も強みです。 さらに、R&Dチーム、品質保証チーム、マーケティングチームがそれぞれ独立して強みを発揮することで、高品質な商品を安定的に供給できる体制を構築しています。

    取材者: 貴社の創業の経緯について教えていただけますか?

    回答者: 代表の橋本がIT企業で働いていた頃、深夜まで働く人が多く、食生活が乱れていることに課題を感じていました。 そこで、週末起業という形で、自分でスーパーに行って成分表を見ながらレシピを開発し、クラウドファンディングで資金を集めてサービスを展開したのが始まりです。

    取材者: 元々飲食業界で働いていたわけではないのですね。では、なぜこのような革新的な製品を作ることができたのでしょうか?

    回答者: それは、従来の食品企業とは異なるアプローチで研究開発に取り組んだからこそだと思います。 従来の食品企業は、原価を下げて効率よく大量生産することに主眼を置いていましたが、私たちは素材そのものの組み合わせに着目し、栄養素のバランスを保ちながら美味しさを追求しました。 また、IT企業出身ということもあり、アジャイル開発を取り入れ、顧客のフィードバックをいち早く商品開発に反映させることができました。

    取材者: 他の食品企業にはない強みですね。味も美味しいと評判ですが、それはどのような工夫によるものでしょうか?

    回答者: 例えば、たんぱく質を強化したパンは硬くなりやすいですが、私たちは自然食品を組み合わせて、風味を損なうことなく、美味しく食べられるように工夫しています。 また、シンプルに美味しい食材をなるべく安く、シンプルに作ることで、完成度の高い料理を提供できるようにしています。

    取材者: 貴社の決算状況についてお伺いしたいのですが、第3四半期単体では黒字化を達成されました。この黒字化の要因はどこにあるのでしょうか?

    回答者: 私たちは、食のインフラになるために、売上規模を拡大する必要があると考えています。 そのため、元々広告宣伝費を多く投じて売上を拡大してきましたが、昨年の11月に商品の自主回収を実施したことをきっかけに、商品の安全性や品質保証を最優先に考え、顧客に対してしっかりと説明する時間が必要だと判断しました。 その影響で、一時期は売上高が伸び悩みましたが、自主回収の影響から立ち直り、商品も品質保証も数段レベルアップしたことで、再び成長戦略を展開できるようになりました。 また、財務基盤の安定化も必要でしたので、今期は黒字化を目指して取り組んできました。 その結果、第3四半期で黒字化を達成し、通期の黒字化に向けて順調に進んでいます。

    取材者: 通期の黒字化に向けて、順調に推移しているという認識でよろしいでしょうか?

    回答者: その通りです。

    取材者: 先ほどの自主回収の話ですが、製造や管理体制について何か変化はありましたか?

    回答者: 私たちはOEMで委託製造しているため、自主回収以前も万全の体制を期していましたが、今回の件をきっかけに、協力工場との連携を強化し、チェックのプロセスや衛生状態をより強固なものにしました。 また、自社倉庫での受け入れ検査と、お客様への出荷時の検品システムを強化することで、不良品率を下げ、お客様に間違った製品が届かないようにしました。 さらに、今後は無菌工場のような場所で、すべて自社で管理できる体制を構築できればと考えています。

    取材者: 売上としては、やはり自社ECの割合が高いと思いますが、LTV向上施策として具体的にどのような取り組みをされていますか?

    回答者: 弊社の商品は、完全栄養食という圧倒的な付加価値があるため、美味しく飽きが来なければ、続けていただきやすいと考えています。 ですので、LTV向上のためには、味を美味しくし、バラエティを増やすことが重要だと考えています。 また、広告宣伝費による新規顧客獲得よりも、既存顧客のリピート率を高めることを重視しています。 具体的には、解約率を下げるために味を美味しくすること、バラエティを増やすことで、より多くの商品を試していただくことなどを目指しています。

    取材者: つまり、味の向上とバリエーションをさらに展開していくことが、貴社の戦略ということですね。

    回答者: その通りです。

    取材者: パッケージデザインの変更は、売上にどのような影響がありましたか?

    回答者: 今回のパッケージ変更は、売上そのものよりも、安全安心を向上させるためのリブランディングの一環として行いました。 以前のパッケージは、中身の状態を確認しづらかったため、輸送中に袋に穴が開いてカビが発生した場合などに、お客様が気づきにくいという問題がありました。 そこで、中身が見えるようにすることで、お客様が商品の状態を把握しやすくなり、安全安心を向上させることができると考えました。 また、お客様が商品を想像しやすくなることで、購入に繋がりやすくなる効果も期待しています。

    取材者: ドラッグストアやスーパーへの販売拡充については、どのような取り組みをされていますか?

    回答者: 私たちは、自社ECでしっかりと販売実績を積んでから、卸販売に展開していくという戦略をとっています。 自社ECで販売することで、お客様のデータを取得し、どの地域でどの商品がどれくらい売れているのかを把握することができます。 このデータをもとに、マーケティング費用を抑えながら、効率的に販売を拡大することができます。

    取材者: 自社ECを持っているからこそできる戦略ですね。

    回答者: 食品業界で、この規模で自社ECを運営し、卸販売にも力を入れている企業は珍しいと思います。

    取材者: 広告戦略については、何か方針はありますか?

    回答者: これまでは、インターネット広告を中心に展開してきましたが、認知度向上に伴い、今後はインターネット以外の広告媒体にも力を入れていきたいと考えています。 ただし、自社ECでの販売を重視する方針は変わりませんので、インターネット広告は引き続き重要な役割を担います。 今後は、インターネット広告とその他の広告媒体を組み合わせながら、より効果的な広告展開を目指していきます。

    取材者: 海外事業の進捗状況について教えてください。

    回答者: 現在、日系のコンビニエンスストアで販売を進めていますが、国内事業に比べると優先順位は低いため、まだ黎明期です。 ただし、商品の認知度は徐々に上がっており、ユーザーニーズも高まっていることを確認しています。 今後は、成長投資を再開できるようになり次第、海外事業を加速させていきたいと考えています。

    取材者: ESGの取り組みについて、特に環境への配慮や原材料の入手経路について教えてください。

    回答者: 私たちは、自然食品を組み合わせて製品を作っているため、環境負荷の低減に貢献しています。 例えば、小麦のふすま部分など、通常は捨てられてしまう部分も有効活用しています。 また、プラントベースの食事は、地球環境への影響が大きいと言われていますが、私たちはそれを積極的に推進しています。 原材料の入手経路については、経済合理性を考慮しながら、商社などを通して購入しています。 特殊な栽培方法や製法の原料は使用していませんので、海外展開する場合でも、材料調達に困ることはありません。 今後も、海外で現地調達できる体制を構築していく予定です。

    取材者: 約1か月という賞味期限ですが、廃棄率は低いのでしょうか?

    回答者: 自社ECでは、お客様の多くが1か月周期で注文されるため、消費期限に合わせて商品開発を行いました。 また、いつでも個数を変えられるようにし、最低個数の制限も設けていないため、お客様のニーズに合わせて注文していただいています。 そのため、自社ECでの廃棄率は低くなっています。

    取材者: 商品ラインナップの拡充については、どのような方針をお持ちですか?

    回答者: 現在、パンの売上比率が92%ですが、他の商品も増やしていきたいと考えています。 今月からリニューアルしたカップ麺シリーズは、健康志向の方にもアピールできる商品だと考えています。 今後も、R&Dを継続し、商品ラインナップを拡充していく予定です。

    取材者: ベースフードスポーツプロジェクトの今後の展開について教えてください。

    回答者: これまではインターネット広告に注力してきましたが、今後はブランドをより身近な存在にするために、様々な取り組みを行っていきます。 例えば、スポーツ選手やアーティストとのコラボレーションなどを予定しています。 今後も、様々なイベントなどを開催していく予定です。

    取材者: 株主優待制度の導入を発表されましたが、今後の株主還元策の方針について教えてください。

    回答者: 今回の株主優待は、個人投資家のお客様に、弊社の製品をお試しいただく機会を提供するために導入しました。 今後は、黒字化を達成した上で、配当なども検討していきたいと考えています。 ただし、成長のための投資を優先するため、配当の実施はもう少し先になると思います。

    取材者: 最後に、今期期末が近いですが、何か新しい取り組みや業績に影響するようなトピックスはありますか?

    回答者: 今期は、自主回収を受けて、地盤を固める年と位置付けています。そのため、特にサプライズはありません。来期以降は、成長性をさらに高めていきたいと考えています。

    取材者: 本日はありがとうございました。

    回答者: こちらこそ、ありがとうございました。

  • IR担当

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