
(株)ガーデン
東証STD 274A
決算:2月末日
20251126
CP&X
【2026年2月期2Q】
決算概要
2026年2月期第2四半期は、売上高8,823百万円(前年同期比3.5%増)、営業利益804百万円(同22.8%減)の増収減益での着地。第1四半期は計画通り推移したものの、第2四半期において猛暑や前年の値上げ影響により中核事業の客数が減少。回復策として実施した大幅値引き施策「感謝祭」の頻度を前年の約3倍に増やしたことでキャンペーン日の来客数は平時よりも大幅に伸長したが、粗利益率の悪化に加え、急激な客数増に対応するための人件費増加が響き減益となった状況。
セグメント別または事業別の増減要因
中核事業である「壱角家」において、昨年の値上げや夏場の猛暑による気温の高止まりに加え、新宿・渋谷など駅前周辺の人流減少といった外部環境が影響。この状況に対し、11月以降は原価への影響が大きい値引き施策を撤廃し、「大盛無料」や「ハイボール」提供など顧客満足度を高めつつ利益確保を重視する体制へ移行。売上規模の追求から、確実に利益を残す運営方針へ再帰。
主要KPIの進捗と変化
積極的なプロモーション施策の実施により、キャンペーン日の来客数は大幅な伸長を記録。一方で、過度な値引きによる粗利益率の低下や、オペレーション維持のための人件費率上昇が課題として顕在化。人材面では、業界トップクラスの給与水準や労働環境の整備により採用優位性を確立し、他社との差別化を実現している点。
季節性・一過性要因の有無と影響
夏場の猛暑および9月・10月まで続いた残暑が客足の鈍化を招く一過性のマイナス要因として作用。今後の季節要因としては、忘年会シーズンにおける二次会需要としてのラーメン業態の好調や、インバウンド需要を取り込める寿司(SUSHI PREMIUM 海王)・ワインダイニング(MARZAC)などの業態において、年末年始の売上拡大を想定。
通期見通しと進捗率・達成可能性
通期に関しては、第3四半期初月である9月の出足が鈍かったものの、11月以降および第4四半期でのリカバリーに注力する方針。現在はQSC(品質・サービス・清潔さ)の向上施策を推進しており、気温の低下とともに数字も徐々に上向いてきていることから、業績回復による目標達成を目指す構え。
トピックス
M&A戦略において、将来性が期待される「萬馬軒」の4店舗をリーズナブルな価格で取得し、自社のオペレーション効率化やDXノウハウを注入することで第3の柱へと育成する計画。海外展開については、財閥系シンハーグループと提携し、「山下本気うどん」の海外初出店に向けた物件選定を進行中で、来春の1号店開業を目指す段階。

企業名
上場市場 証券コード
決算日
取材アーカイブ
CP&X
決算概要
2025年2月期決算は、売上高171億5,900万円(前期比12.1%増)、営業利益18億4,900万円(同22.0%増)、経常利益17億2,200万円(同19.5%増)、当期純利益12億700万円(同13.3%増)と、売上高・利益ともに過去最高を更新する増収増益。予算比では、売上高がプラス4億4,900万円(達成率102.7%)、営業利益がプラス400万円(達成率100.3%)であった。営業利益と経常利益は、資本金増加に伴う税金費用区分の変更により、一部税金費用を販管費に計上したことで、計画通りの着地となった。
セグメント別または事業別の増減要因
増収増益の主な要因は、既存チェーンが前期比で売上を上回ったことと、新規店舗の増加によるものである 。新規開店店舗は、ラーメン店が8店舗、うどん店が7店舗、フランチャイズが3店舗であった 。直営店は主に首都圏での出店だが、岡山にもうどん店を出店し、計画通りの売上を達成している。
主要KPIの進捗と変化
KPIとして重視する営業利益率10%を確保している。原価高騰の影響は特に受けておらず、ファブレス経営により良質かつ安価な仕入れ先への切り替えが常に可能であることが強みである 。給与水準が業界トップクラスであり、上場やメディア露出により採用が順調に進捗しており、社員からの紹介も増加している 。スポットワーカーの活用も進んでおり、利便性とマニュアル化された働きやすさ、ドミナント戦略による柔軟な勤務地選択が、高いリピーター率に繋がっている。
通期見通しと進捗率・達成可能性
進行期2026年2月期の通期予想は、今期を上回る過去最高の業績を計画している。これは、毎年13店舗(壱角家8店舗、山下本気うどん5店舗)の直営店新規出店による売上と利益の積み重ねを主な要因としている 。既存店売上については、保守的に2%程度の減少を見込んでいるものの、既存店の努力次第で計画以上の数字を達成する可能性を秘めている 。物件取得は順調に進捗しており、計画達成への確度は高いと判断している。
トピックス
M&A戦略は非上場時から継続しており、現在も複数の案件を交渉中であり、タイミングや条件が合致すれば実行する方針である。M&Aは非連続的な成長の土台であり、今後もこの戦略を継続する 。株主還元としては、配当性向40%を目標とし毎年継続する方針であり、株主優待券の拡充も適切なタイミングで検討する。今期からIR担当を配置し、個人株主に対するIR・SR活動を強化している。3月にカンブリア宮殿に出演したことを皮切りに、多くの雑誌や撮影依頼に対応することで認知度向上を図っている。
Q:成長戦略のポイント(今後の取り組みやトピックス、計画にない新たな戦略的施策等を含む)はなんでしょうか?
A:当社の成長戦略は、M&Aによる非連続な成長が土台となっております。この方針は今後も継続していく所存です。常にM&Aの交渉を継続しており、適切なタイミングで条件が合致すれば、新たなM&Aを実行する考えです。既存事業においても、出店とM&Aを継続的に行うことで、増収増益を続ける見込みです。
Q:成長戦略のポイントについて、前提条件等での変化とその影響等をご説明ください。
A:成長戦略の前提条件においては、特段大きな変化はございません。当社はM&Aによる非連続な成長を基本的な戦略としており、この方針は今後も継続していきます。既存店に関しましては、計画上2%程度の売上減少を見込んでおりますが、これは保守的な見方であり、既存店の努力次第で計画以上の数字を達成できる可能性を秘めております。したがって、外部環境の変化に大きく左右されることなく、引き続きM&Aを軸とした成長を追求してまいります。
Q:通期予想の戦略と施策についてご説明ください。
A:今期の通期予想につきましては、出店を継続していくことを戦略の主軸としております。これにより、増収増益を維持できる見込みです。既存店につきましては、計画では売上が2%程度減少するとしておりますが、これは保守的な数字であり、既存店の努力によってこの減少分を埋め合わせることができれば、計画を上回る実績を達成することも可能です。
Q:M&A、業務提携などの実施または検討状況と、それに伴う影響についてご説明ください。
A:M&Aにつきましては、非上場時から継続して交渉を行っており、上場後も常に交渉を続けております。いくつかの案件について現在も交渉を継続している段階であり、タイミングや価格、条件面が合致すればM&Aを実行する方針です。業務提携や事業売却に関する具体的な実施または検討状況については、資料に記載がございませんでした。M&Aの実施は、当社の非連続な成長戦略の要であり、業績の拡大に大きく寄与するものと考えております。
Q:中期事業計画の内容や進捗状況等をご説明ください。
A:当社はM&Aによる非連続な成長を事業の土台としているため、現時点では中期事業計画を公表しておりません。今後も基本的にM&Aを軸とした成長戦略を継続していくことから、中期事業計画を公表する予定はございません。
Q:株主還元の方針をご説明ください。
A:株主還元の方針としましては、配当性向40%を目標としており、これを毎年継続していく所存です。また、株主優待券につきましては、適切なタイミングでの拡充を検討してまいります。
取材者:2025年2月期の決算につきまして、売上・利益ともに過去最高を更新する増収増益を達成されているかと存じますが、改めてこちらの売上高、利益の実数値、増減率、増減額の要因などについてご説明いただけますでしょうか。
回答者:計画通りの着地となりました。売上高は171億5900万円(+12.1%増 前期比)、営業利益は、18億4,900万円(+22.0%増)、経常利益は17億2,200万円(+19.5%増)、当期純利益は、12億700万円(+13.3%増)。予算と実績の比較は、売上高でプラス4億4,900万円、達成率102.7%、営業利益プラス400万円、達成率100.3%でした。経常利益はプラス600万円、達成率100.4% 。当期純利益がプラス900万円で達成率が100.8%という形になりました。
営業利益、経常利益に関しましては、資本金が1,000万円から23億7,800万円に増加したことにより、税金費用区分の変更があり、一部、税金費用を販管費に計上したことで、営業利益が計画通りの着地になったというところでございます。
取材者:その計画通りといったところで、今期の施策やKPIにつきまして、その達成状況や増減の要因について教えていただけますでしょうか。
回答者:増減の要因は、既存店が前期比で上回ったことと、店舗が増加した部分で増収増益になっています。KPIにつきましては、営業利益10%というところは確保しております。
取材者:店舗数の増加は1店舗でよろしかったでしょうか。
回答者:はい、そうです 。
取材者:新規の開店と閉店はどれくらいの数でしょうか。
回答者:新規の開店は、ラーメン店が8店舗、うどん店が7店舗、フランチャイズが3店舗となっております。
取材者:それぞれの出店地域としてはいかがでしょうか。
回答者:基本的に直営店は首都圏なのですが、今回岡山の方にうどん店を出店いたしました。
取材者:岡山の方の売上としてはいかがでしょうか。
回答者:岡山の方はものすごくオープン景気が良かったのですが、計画通りの数字でございました 。
取材者:出店計画は売上も含めて、予想通りという見方でよろしいでしょうか。
回答者:はい、その通りです 。
取材者:今後の成長戦略につきまして、例えば外部環境や内部環境について、何か前提条件などで変更がございましたら教えていただけますでしょうか。
回答者:特に前提条件としましては、色々な環境が変わることはあると思いますが、当社は基本的にそれに順応していくというスタイルでこれまで来ておりますので、環境に順応して計画通り成長していくというところにあります。
取材者:環境に順応していく、進んでいくといったところで、進行期、2026年2月期につきまして何か新しい施策や方針などございましたら教えていただけますでしょうか。
回答者:例えば原価につきましては、高騰が叫ばれており、外食業界で苦戦している企業もあると思いますが、当社は特に影響はございません 。これは、一定の量を確保したり、色々な購買体制をとっておりますので、良いものを安く仕入れれば良いだけだからです。当社はファブレス経営でクオリティが良くて安いところに常に切り替えていくということができます 。現状、原価にほぼ影響がなく、今期の計画におきましても前期とほぼ同じ原価のところで進む予定でございます。また、人材に関しましても、人材不足が業界全体に叫ばれていますが、当社は給与水準も業界トップクラスであり、環境も非常に良いです 。上場したことやテレビなどで取り上げられたことで、採用についても順調に進んでおり、現状の社員が友人などに当社の現状を話すことがあり、非常に紹介が多くなっています。また最近では、タイミーさんやシェアフルさんのようなスポットワーカーが非常に増えていますが、その方々も当社を使いやすいと評価してくださっています。使いやすい理由は二つあり、まず店舗の多くが駅前一等地立地で交通の便が良く使いやすいという点と、マニュアル化がしっかりしているので、その日から働きやすいという点があります。さらに、ドミナント戦略で出店していますので、例えば、駅周辺で働きたいというタイミーさんがいて、いつも行っている新宿店が埋まっていても、新宿駅周辺の他の店舗で働けるという利点があります 。タイミーさんの役員からもリピーター率が非常に高いとお話をいただいております。
取材者:先ほど、良いものを安く仕入れるため、仕入れ先もどんどん変えていくことができるというお話があったかと存じますが、そちらのフットワークの軽さやコネクションの強さといったものはどのようなところから生まれてくるのでしょうか。
回答者:仕入れにつきましては、常に交渉を続けているという状況です。どこにもとらわれないため、常に美味しくて安いものに切り替えることは昔から続けておりましたので、ファブレス化の良いところだと考えています 。
取材者:逆にファブレス化のデメリット的な部分は何かございますか。
回答者:仕入れ打ち切り、取引先倒産等の外部環境に対してコントロールをしにくい点と、他社が介在することで内製化されている状況よりは交渉・段取りなどが煩雑になる点が挙げられます。打ち切り等については、常に2社以上の複数社との購買を基本として、可能な限りリスク回避してコミュニケーションをとっています。
取材者:そうしますと、それも含めて何か競合の状況などがございましたら教えていただけますでしょうか。
回答者:競合の状況につきましては、当社が東京圏を抑えているところもあり、競合が出現しにくいという状況はございます。そのため、業績は安定しているところもございます。また、当社は3年ほど前から他社に先駆けて値上げをしてきた経緯がございます。それに対して、他社も当社の上場によって数字を把握しておりますので、追随して競合他社が値上げをどんどんしています。当社との価格差が現在狭まっていることで、一度当社が先駆けて値上げしたことで減少した来店客数が、やや回復基調の兆しにございます 。
取材者:進行期、2026年2月期につきまして、何か新規出店などに関して足元の状況としてはいかがでしょうか。
回答者:はい、物件の取得に関しましては順調に進んでおりまして、直営店で壱角屋
を8店舗、山下本気うどんを5店舗の年間13店舗という計画は順調に進んでおります 。
取材者:また通期のその業績予想に関しましても、今期を上回る、また過去最高を塗り替えるような形の予想を出しているかと存じますが、こちらについての目論見といいますか、要因としてはどのようなものがございますか。
回答者:基本的に先ほどお話ししました通り、毎年13店舗という直営店を出していきますので、その直営の新規出店部分の売上と利益が積み重なっていくところで、ずっと増収増益を続ける見込みです。既存店に関しましては、やや保守的に考えており、2%程度は下がるだろうという計画の中で発表しております。したがって、既存店の努力などによってその2%を埋めることができれば、計画以上の数字を出すことができるという努力次第のところが残っています。
取材者:また今後のM&A戦略や業務提携につきまして、方針や現在の進捗状況はございますでしょうか。
回答者:はい、M&Aにおきましては、非上場のときから常に交渉は続けております。上場後においても交渉は常に続けている状況ですので、価格面や条件面が合えばタイミングで決まるものがあると思っております。
取材者:今検討中というそういった段階にあるということで認識してもよろしいですか。
回答者:いくつか交渉は続けています。
取材者:貴社は何か中期経営計画を公表されていましたでしょうか。
回答者:当社は基本的にM&Aによる非連続な成長というところが土台になっていますので、中期経営計画は出しておりません。
取材者:今後、直近では出す予定はないようなイメージですか。
回答者:はい、基本的に土台がM&Aの非連続な成長ですので、公表する予定はございません。
取材者:株主還元の方針につきまして、何かご変更などございましたらご説明お願いできますでしょうか。
回答者:はい、基本的に配当性向は40%を目標としているところは毎年変わらず続けていきたいと考えております。また、優待券におきましては、拡充を適切なタイミングで行っていきたいと考えております。
取材者:承知いたしました。その他何か足元のニュースリリースやトピックスなどがございましたら教えていただけますでしょうか。
回答者:特に大きなものはございませんが、事業は堅調に推移しており、計画通りに進むよう邁進しております。また、M&Aにおいては交渉を続けておりますので、どこかのタイミングで着地できればと考えております。これは毎年変わらないと思います。それに加えて、社内の取り組みとしては、今期からIR担当を置きまして、これまでほとんどIR関係に手を付けてこなかったのですが、今後、個人株主様などに対して、よりIR・SRの観点からアプローチをかけていこうと考えております 。
取材者:そうしますと何かこのような取材の依頼や、その機関投資家とのタウンミーティングの状況としてはいかがでしょうか。
回答者:機関投資家様とのミーティングは毎週何回も予定が入っておりまして、ウェブ形式、直接対面問わず数十件こなしております。また、証券会社からの紹介もあり、個人投資家様向けのIR説明会などを動画等で配信することも始めております。まずは「ガーデン」という名前を知っていただくこと、当社の事業内容を知っていただくこと、投資家の方々、特に個人投資家の方々に広く知ってもらうことに着手しており、そこに重点を置いています。また、3月に当社はカンブリア宮殿という番組に出演いたしましたので、それを皮切りに、様々な雑誌や撮影等の依頼が入ってきています。これらもIR活動の一環として、しっかりと対応し、取材を受けていきたいと考えております。それにより、より多くの方々に当社の名前を知っていただくことに繋がるかと思います。
取材者:本日はお時間をいただきまして誠にありがとうございました。今後とも引き続き何卒よろしくお願いいたします。
回答者:はい、ありがとうございました。
代表取締役社長 川島賢 様

企業名
上場市場 証券コード
決算日
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CP&X
ビジネスモデル
当社は、「山下本気うどん」と「壱角家」という二つの主力ブランドを展開する飲食企業である。 「壱角家」は流行の横浜家系ラーメンを看板に、首都圏の駅前一等地を中心に展開している。 また、セントラルキッチン方式を採用することで、オペレーションの簡素化を実現している。 「山下本気うどん」も同様に駅前一等地を中心に展開し、落ち着いた内装で、従来のうどん店にはない雰囲気を打ち出している。 本場の香川県産の粉を使用した本格的なうどんを提供する一方、創作うどんにも力を入れている。
事業内容
当社は、飲食店の展開・経営を主な事業内容とし、多様なブランドを展開している。 特に、M&Aによる赤字企業の再生に強みを持ち、これまで12社の企業を再生してきた実績を持つ。 M&Aの手法としては、立地条件が良い物件の買収による業態転換と、質の高いブランドを持つ企業の買収によるブランド強化の二つを軸としている。
創業の経緯と転機
当社は、知人の紹介でカラオケボックスを譲り受けたことが創業のきっかけである。 当初から事業再生を目的としており、赤字のカラオケ店を低価格でサービスを提供することで再生してきた。 その後、外食産業にも進出し、赤字のラーメン店やステーキ事業の再生を成功させた。 上場を転機に、M&Aの対象を赤字企業だけでなく収支がトントンであったり黒字の企業もターゲットとし、更なる成長を目指している。
直近の決算状況
直近の決算では、店舗数が減少しているにもかかわらず、売上と利益が伸びている。 これは既存店の収益力向上と、閉店した店舗が主にフランチャイズ加盟店であったことが要因である。
特徴と強み
当社の強みは、駅前一等地への出店戦略、M&Aによる事業再生のノウハウ、そしてメディアへの露出によるブランド力の向上である。 これらの強みを活かすことで、高い収益性を実現している。
成長戦略
今後の成長戦略としては、国内では一等地や大型ショッピングセンターへの出店強化、海外では直営店、合弁会社、FC形態などを活用した積極的な展開を計画している。 また、人材戦略として、業界トップクラスの給与体系、働きやすい環境、スポットワークサービスの活用、オペレーションの簡素化などにより、人材の採用と定着率向上に取り組んでいる。
株主還元策
株主還元策として、株主配当性向40%を目標としている。 また、株主優待についても検討中である。
今期の取り組みとトピックス
今期は計画通りに順調に進んでおり、業績予想についても当初の発表通りと見込んでいる。
Q. 貴社のビジネスモデルについて、その特徴や強みを踏まえてご説明いただけますか。
A. 当社は、山下本気うどん、壱角家を中心に、M&Aを活用しながら飲食店を展開・経営しています。 壱角家は、現在流行の横浜家系ラーメンを看板としており、首都圏の駅前一等地を中心に展開しています。 セントラルキッチン方式を採用し、オペレーションを簡素化したことも強みの一つです。 山下本気うどんも駅前一等地を中心に展開しており、落ち着いた内装で、従来のうどん店にはない雰囲気を打ち出しています。 価格帯は大手ロードサイド店のような低価格帯でもなく、高級店ほど高くもなく、中間的な価格帯で、一般層をターゲットにしています。 味に関しましては、ブランド創業者が香川県出身で、本場の老舗から仕入れた粉を店内で製麺し、独自にブレンドした出汁で本格的なうどんを提供しています。 また、創作うどんにも力を入れており、白い明太チーズクリームうどんや、カレーとカルボナーラを合わせたカルボナーラうどんなどを提供しています。 これらがSNSなどで拡散され、女性を中心に人気を集めています。
Q. M&Aに非常に長けていると伺いましたが、その点について詳しくお聞かせください。
A. これまでに12社の主に赤字企業の再生型のM&Aを行ってきました。 その過程で、様々なノウハウと実績を蓄積しています。 今後も、M&Aによる成長を戦略の軸としていきます。
Q. M&Aの対象となる企業について、何か戦略や方針があれば教えていただけますか。
A. これまでは不採算企業をリーズナブルに買収し、黒字化してきました。 しかし、上場後は予算や数値目標の達成が重要になりますので、黒字企業または収支トントンの企業も対象に加え、黒字化を加速したり、黒字をさらに拡大できるようなM&Aを仕掛けていきます。
Q. 貴社のM&Aには、どのような手法があるのでしょうか。
A. 当社には、二つのM&Aの手法があります。 一つは、東京チカラめしや神戸らんぷ亭のように、立地条件が良いが衰退した牛丼店を買収し、業態転換を行う手法です。 これは、ブランドではなく物件を買収し、そこに自社のブランドを導入することで、黒字化を図るものです。 もう一つは、山下本気うどんのように、質の高いブランドを持つが、展開に苦労している企業を買収し、自社の得意な一等地戦略に合わせて出店したり、新商品を開発したりすることで、ブランドを強化していく手法です。
Q. 飲食業界の中でも、貴社の営業利益率は高いと思いますが、その要因はどこにあるのでしょうか。
A. 一等地戦略による利便性の良い物件を確保できていることが大きいですね。 外食産業において、立地条件が良いということは、それだけで大きな付加価値となります。 また、現在流行しているブランドであることも強みです。 さらに、当社はメディアにも頻繁に取り上げられており、一等地に出店していることから、広告宣伝費をかけずにSNSなどで拡散され、ブランド力が向上しています。 ブランド力が向上すると、顧客からの信用力や安心感にも繋がり、さらに収益が向上するという好循環を生み出しています。 また、上場したことによって、さらに信用力が向上し、良い物件を取得しやすい環境にもなっています。
Q. 貴社の創業の経緯についてお伺いしたいのですが、知人の紹介でカラオケボックスをもら い受けたところから事業が始まったと伺っています。そこから、ラーメン業態に参入したきっかけは何だったのでしょうか。
A. 当社は、当初から事業再生を目的としていました。 カラオケ業界は寡占化が進んでおり、中小のカラオケ店は苦戦を強いられていました。 カラオケは設備投資が大きく、1店舗に1億から3億円かかることもありました。 当社は、赤字のカラオケ店を無料で譲り受け、投資回収の必要がないというメリットを活かして、低価格でサービスを提供することで、事業再生を行ってきました。 その中で、周囲から外食産業の事業再生もできるのではないかという声があり、赤字のラーメン店やステーキ事業を再生したのが、外食産業に参入したきっかけです。
Q. 今期の決算状況についてお伺いしたいのですが、第3四半期は好調だったと伺っています。店舗数が減っているにもかかわらず、売上と利益が伸びている要因は何でしょうか。
A. 既存店の収益力が向上していることと、閉店した店舗は主にフランチャイズ加盟店であったことが要因です。 居酒屋系のフランチャイズ加盟店は、コロナ禍の影響で閉店が相次ぎました。 しかし、直営店は計画通りに出店を続けており、売上高と利益率に貢献しています。
Q. ショッピングモールのフードコートのような店舗は、収益性はどうなのでしょうか。
A. フードコートは、投資額が低いというメリットがあります。 専用の客席を作る必要がなく、狭いスペースで出店できるため、投資額は駅前一等地の店舗に比べて半分程度で済みます。 また、営業時間が短いため、人件費や光熱費などの管理コストも抑えられます。 さらに、三井アウトレットパークのような大型ショッピングセンターは、女性客が多く、山下本気うどんのターゲット層と合致しているため、集客力も高いです。
Q. 100店舗以上を展開する中で、飲食業界では人材の採用が課題だと思いますが、貴社ではどのような戦略をとっていますか。
A. 物価高騰もあり、2年前の2倍に賞与を増加しました。 その結果、業界トップクラスの給与体系となり、採用もしやすくなりました。 また、駅前一等地への出店を強化しているため、従業員にとっても働きやすい環境となっています。 さらに、スポットワークサービスを活用することで、アルバイトの確保にも力を入れています。 オペレーションの簡素化にも取り組んでおり、アルバイトでも働きやすい環境を整えています。 その結果、アルバイトの定着率も向上しています。 また、外食産業では中途採用も多いですが、当社は働きやすい環境や高待遇であることから、大手飲食店からの転職者も多いです。 またリファラルによる採用は、年々増加しており、大きな強みとなっています。 紹介による採用は、即戦力となる人材を獲得できるという点でもメリットがあります。
Q. ESG、特に環境に対する取り組みについてお伺いします。原材料の入手経路やフードロス対策など、何か戦略はありますか。
A. 当社は、ESGの中でも特に人材の問題に力を入れています。 エネルギーコストや原材料に関しても、他の上場企業と同様に、様々な取り組みを行っています。 今後は、日本の食文化を世界に発信するという観点からも、ESGに関する取り組みを強化していきたいと考えています。
取材者: まず初めに、貴社のビジネスモデルについてお伺いします。山下本気うどん、壱角家を中心に、M&Aを含めながら飲食店を展開・経営されていると伺っております。改めて、その特徴や強みを踏まえ、ビジネスモデルについてご説明いただけますか。
回答者: はい。壱角家につきましては、現在流行の横浜家系ラーメンを看板としており、首都圏の駅前一等地を中心に展開しています。また、セントラルキッチン方式を採用し、オペレーションを簡素化したことも強みの一つです。
取材者: 山下本気うどんに関しましてはいかがでしょうか。
回答者: 山下本気うどんも駅前一等地を中心に展開しており、落ち着いた内装で、従来のうどん店にはない雰囲気を打ち出しています。価格帯は大手ロードサイド店のような低価格帯でもなく、高級店ほど高くもなく、中間的な価格帯で、一般層をターゲットにしています。 味に関しましては、ブランド創業者が香川県出身で、本場の老舗から仕入れた粉を店内で製麺し、独自にブレンドした出汁で本格的なうどんを提供しています。 また、創作うどんにも力を入れており、白い明太チーズクリームうどんや、カレーとカルボナーラを合わせたカルボナーラうどんなどを提供しています。 これらがSNSなどで拡散され、女性を中心に人気を集めています。 その結果、商業施設からのオファーも増加しており、今期は大型ショッピングセンターに6店舗を出店しました。
取材者: もう一つ、貴社の特徴としてM&Aに非常に長けていると伺いましたが、その点について詳しくお聞かせください。
回答者: これまでに12社の主に赤字企業の再生型のM&Aを行ってきました。 その過程で、様々なノウハウと実績を蓄積しています。 今後も、M&Aによる成長を戦略の軸としていきます。
取材者:M&Aの対象となる企業について、何か戦略や方針があれば教えていただけますか。
回答者: これまでは不採算企業をリーズナブルに買収し、黒字化してきました。 しかし、上場後は予算や数値目標の達成が重要になりますので、黒字企業または収支トントンの企業も対象に加え、黒字化を加速したり、黒字をさらに拡大できるようなM&Aを仕掛けていきます。
取材者: 貴社のM&Aには、どのような手法があるのでしょうか。
回答者: 当社には、二つのM&Aの手法があります。 一つは、東京チカラめしや神戸らんぷ亭のように、立地条件が良いが衰退した牛丼店を買収し、業態転換を行う手法です。 これは、ブランドではなく物件を買収し、そこに自社のブランドを導入することで、黒字化を図るものです。 もう一つは、山下本気うどんのように、質の高いブランドを持つが、展開に苦労している企業を買収し、自社の得意な一等地戦略に合わせて出店したり、新商品を開発したりすることで、ブランドを強化していく手法です。
取材者: 物件を買収して、貴社の強いブランドを導入することで売上を伸ばしていくということですね。
回答者: その通りです。
取材者: 貴社のように強いブランドを複数持っているからこそ、地域に合ったブランドを選んで出店できるという強みもあるのでしょうか。
回答者: はい、その通りです。 また、当社はこれまでに様々なブランドを扱ってきましたが、その中で、展開性、将来性、市場性、そして高収益性があるブランドとして、麺事業に絞り込んでいます。 その中でも、特に高収益で持続性のあるブランドとして、横浜家系ラーメンと山下本気うどんを中核事業として展開しています。
取材者: 飲食業界の中でも、貴社の営業利益率は高いと思いますが、その要因はどこにあるのでしょうか。
回答者: やはり、一等地戦略による利便性の良い物件の確保が大きいですね。 外食産業において、立地条件が良いということは、それだけで大きな付加価値となります。 また、現在流行しているブランドであることも強みです。 さらに、当社はメディアにも頻繁に取り上げられており、一等地に出店していることから、広告宣伝費をかけずにSNSなどで拡散され、ブランド力が向上しています。 ブランド力が向上すると、顧客からの信用力や安心感にも繋がり、さらに収益が向上するという好循環を生み出しています。 また、上場したことによって、さらに信用力が向上し、良い物件を取得しやすい環境にもなっています。
取材者: 今後、店舗展開としては、一等地や大型ショッピングセンターへの出店を強化していくというイメージでよろしいでしょうか。
回答者: はい、そのイメージです。
取材者: ラーメンの壱角家においては、ドミナント戦略をとっているとのことですが、具体的な地域はありますか。
回答者: 壱角家は、首都圏の駅前一等地を中心に展開しています。 山下本気うどんは、地方での人気も高まっており、直近では茨城県、栃木県、岡山県にも出店しました。
取材者: 貴社の創業の経緯についてお伺いしたいのですが、知人の紹介でカラオケボックスをもらい受けたところから事業が始まったと伺っています。 そこから、ラーメン業態に参入したきっかけは何だったのでしょうか。
回答者: 当社は、当初から事業再生を目的としていました。 カラオケ業界は寡占化が進んでおり、中小のカラオケ店は苦戦を強いられていました。 カラオケは設備投資が大きく、1店舗に1億から3億円かかることもありました。 当社は、赤字のカラオケ店を無料で譲り受け、投資回収の必要がないというメリットを活かして、低価格でサービスを提供することで、事業再生を行ってきました。 その中で、周囲から外食産業の事業再生もできるのではないかという声があり、赤字のラーメン店やステーキ事業を再生したのが、外食産業に参入したきっかけです。
取材者: 社の沿革を拝見させていただきましたが、様々な企業の事業再生を成功させており、そのノウハウが強みになっていると感じました。創業当初から事業再生という部分が根底にあったのですね。
回答者: はい、そうです。
取材者: 今期の決算状況についてお伺いしたいのですが、第3四半期は好調だったと伺っています。店舗数が減っているにもかかわらず、売上と利益が伸びている要因は何でしょうか。
回答者: 既存店の収益力が向上していることと、閉店した店舗は主にフランチャイズ加盟店であったことが要因です。 居酒屋系のフランチャイズ加盟店は、コロナ禍の影響で閉店が相次ぎました。 しかし、直営店は計画通りに出店を続けており、売上高と利益率に貢献しています。
取材者: 先ほど、大型商業施設への出店が増えているというお話がありましたが、ショッピングモールのフードコートのような店舗は、収益性はどうなのでしょうか。
回答者: フードコートは、投資額が低いというメリットがあります。 専用の客席を作る必要がなく、狭いスペースで出店できるため、投資額は駅前一等地の店舗に比べて半分程度で済みます。 また、営業時間が短いため、人件費や光熱費などの管理コストも抑えられます。 さらに、三井アウトレットパークのような大型ショッピングセンターは、女性客が多く、山下本気うどんのターゲット層と合致しているため、集客力も高いです。
取材者: 初期投資が低く、収益性も高いということですね。ただ、やはり知名度がないとなかなか参入できないのでしょうか。
回答者: そうですね。商業施設は、ブランド力や集客力のあるテナントを求めていますので、ある程度の知名度が必要です。 当社は、100店舗以上を展開しており、駅前一等地を中心に出店しているため、商業施設からの認知度も高く、良い条件で出店できるようになっています。 特に、山下本気うどんは、商業施設で働く方々からの人気が高く、多くの引き合いをいただいています。
取材者: 山下本気うどんは、SNSでの拡散力も高く、ファンの獲得にも成功していますね。
回答者: はい。特に、渋谷のセンター街や道玄坂にある3店舗は、非常に注目度が高く、メディアにも頻繁に取り上げられています。
取材者: 渋谷に3店舗展開しているとのことですが、例えば新宿には壱角家が多数出店していますよね。同じ駅に複数店舗ある場合、売上は落ちないのでしょうか。
回答者: 新宿には、現在壱角家が13店舗あります。 新宿は、インバウンドや地方からの観光客など、様々な人が訪れる地域であり、地域によって客層も異なります。 また、道路一本違うだけでも人通りが大きく異なるため、出店場所を注意深く選定することで、新しく店舗を展開しても既存店の売上が下がるということは発生していません。 新宿はポテンシャルの高い地域であり、まだまだ出店余地はあると考えています。
取材者:100店舗以上を展開する中で、飲食業界では人材の採用が課題だと思いますが、貴社ではどのような戦略をとっていますか。
回答者: 物価高騰もあり、2年前の2倍に賞与を増加しました。 その結果、業界トップクラスの給与体系となり、採用もしやすくなりました。 また、駅前一等地への出店を強化しているため、従業員にとっても働きやすい環境となっています。 さらに、スポットワークサービスを活用することで、アルバイトの確保にも力を入れています。 オペレーションの簡素化にも取り組んでおり、アルバイトでも働きやすい環境を整えています。 その結果、アルバイトの定着率も向上しています。 また、外食産業では中途採用も多いですが、当社は働きやすい環境や高待遇であることから、大手飲食店からの転職者も多いです。 またリファラルによる採用は、年々増加しており、大きな強みとなっています。 紹介による採用は、即戦力となる人材を獲得できるという点でもメリットがあります。
取材者: まさに社員から見ても魅力的な企業だからこそ、紹介が増えるのですね。
回答者: はい。
取材者:ESG、特に環境に対する取り組みについてお伺いします。原材料の入手経路やフードロス対策など、何か戦略はありますか。
回答者: 当社は、ESGの中でも特に人材の問題に力を入れています。 エネルギーコストや原材料に関しても、他の上場企業と同様に、様々な取り組みを行っています。 今後は、日本の食文化を世界に発信するという観点からも、ESGに関する取り組みを強化していきたいと考えています。
取材者: 海外に3店舗展開されていますが、今後の海外戦略について教えてください。
回答者: 日本では、首都圏を中心に事業を展開していきますが、海外市場にも目を向けています。 試験的に3店舗を展開することで、海外展開のノウハウを蓄積しています。 上場によって、海外からの注目度も高まっており、海外企業からオファーもいただいています。 今後、海外戦略は成長戦略の重要な一部となると考えています。 まずは日本市場で収益基盤を固めながら、海外市場にも積極的に進出していきます。 海外展開では、直営店だけでなく、合弁会社やFC形態なども活用することで、海外企業との連携を強化し、事業を拡大していきたいと考えています。
取材者: 貴社の株主還元策について、方針があれば教えてください。
回答者: 株主還元については、現在発表している通り、株主配当性向40%を目標としています。 また、株主優待については、多くの要望をいただいているため、どのような内容で、どのようなタイミングで発表するのが最適か検討しています。
取材者: 最後に、今期の業績予想に対する見通しについてお伺いします。何か新しい取り組みやトピックスはありますか。
回答者: 特に計画通りに順調に進んでおり、業績予想についても当初の発表通りと考えています。 第3四半期の決算発表においては、説明不足で誤解を招いた部分もありましたが、その後しっかりと説明を行い、ご理解いただきました。 今後も、業績予想通りに推移すると考えています。
代表取締役社長 川島賢 様

(株)ガーデン
東証STD 274A
決算:2月末日
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【2026年2月期2Q】
決算概要
2026年2月期第2四半期は、売上高8,823百万円(前年同期比3.5%増)、営業利益804百万円(同22.8%減)の増収減益での着地。第1四半期は計画通り推移したものの、第2四半期において猛暑や前年の値上げ影響により中核事業の客数が減少。回復策として実施した大幅値引き施策「感謝祭」の頻度を前年の約3倍に増やしたことでキャンペーン日の来客数は平時よりも大幅に伸長したが、粗利益率の悪化に加え、急激な客数増に対応するための人件費増加が響き減益となった状況。
セグメント別または事業別の増減要因
中核事業である「壱角家」において、昨年の値上げや夏場の猛暑による気温の高止まりに加え、新宿・渋谷など駅前周辺の人流減少といった外部環境が影響。この状況に対し、11月以降は原価への影響が大きい値引き施策を撤廃し、「大盛無料」や「ハイボール」提供など顧客満足度を高めつつ利益確保を重視する体制へ移行。売上規模の追求から、確実に利益を残す運営方針へ再帰。
主要KPIの進捗と変化
積極的なプロモーション施策の実施により、キャンペーン日の来客数は大幅な伸長を記録。一方で、過度な値引きによる粗利益率の低下や、オペレーション維持のための人件費率上昇が課題として顕在化。人材面では、業界トップクラスの給与水準や労働環境の整備により採用優位性を確立し、他社との差別化を実現している点。
季節性・一過性要因の有無と影響
夏場の猛暑および9月・10月まで続いた残暑が客足の鈍化を招く一過性のマイナス要因として作用。今後の季節要因としては、忘年会シーズンにおける二次会需要としてのラーメン業態の好調や、インバウンド需要を取り込める寿司(SUSHI PREMIUM 海王)・ワインダイニング(MARZAC)などの業態において、年末年始の売上拡大を想定。
通期見通しと進捗率・達成可能性
通期に関しては、第3四半期初月である9月の出足が鈍かったものの、11月以降および第4四半期でのリカバリーに注力する方針。現在はQSC(品質・サービス・清潔さ)の向上施策を推進しており、気温の低下とともに数字も徐々に上向いてきていることから、業績回復による目標達成を目指す構え。
トピックス
M&A戦略において、将来性が期待される「萬馬軒」の4店舗をリーズナブルな価格で取得し、自社のオペレーション効率化やDXノウハウを注入することで第3の柱へと育成する計画。海外展開については、財閥系シンハーグループと提携し、「山下本気うどん」の海外初出店に向けた物件選定を進行中で、来春の1号店開業を目指す段階。
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決算概要
2025年2月期決算は、売上高171億5,900万円(前期比12.1%増)、営業利益18億4,900万円(同22.0%増)、経常利益17億2,200万円(同19.5%増)、当期純利益12億700万円(同13.3%増)と、売上高・利益ともに過去最高を更新する増収増益。予算比では、売上高がプラス4億4,900万円(達成率102.7%)、営業利益がプラス400万円(達成率100.3%)であった。営業利益と経常利益は、資本金増加に伴う税金費用区分の変更により、一部税金費用を販管費に計上したことで、計画通りの着地となった。
セグメント別または事業別の増減要因
増収増益の主な要因は、既存チェーンが前期比で売上を上回ったことと、新規店舗の増加によるものである 。新規開店店舗は、ラーメン店が8店舗、うどん店が7店舗、フランチャイズが3店舗であった 。直営店は主に首都圏での出店だが、岡山にもうどん店を出店し、計画通りの売上を達成している。
主要KPIの進捗と変化
KPIとして重視する営業利益率10%を確保している。原価高騰の影響は特に受けておらず、ファブレス経営により良質かつ安価な仕入れ先への切り替えが常に可能であることが強みである 。給与水準が業界トップクラスであり、上場やメディア露出により採用が順調に進捗しており、社員からの紹介も増加している 。スポットワーカーの活用も進んでおり、利便性とマニュアル化された働きやすさ、ドミナント戦略による柔軟な勤務地選択が、高いリピーター率に繋がっている。
通期見通しと進捗率・達成可能性
進行期2026年2月期の通期予想は、今期を上回る過去最高の業績を計画している。これは、毎年13店舗(壱角家8店舗、山下本気うどん5店舗)の直営店新規出店による売上と利益の積み重ねを主な要因としている 。既存店売上については、保守的に2%程度の減少を見込んでいるものの、既存店の努力次第で計画以上の数字を達成する可能性を秘めている 。物件取得は順調に進捗しており、計画達成への確度は高いと判断している。
トピックス
M&A戦略は非上場時から継続しており、現在も複数の案件を交渉中であり、タイミングや条件が合致すれば実行する方針である。M&Aは非連続的な成長の土台であり、今後もこの戦略を継続する 。株主還元としては、配当性向40%を目標とし毎年継続する方針であり、株主優待券の拡充も適切なタイミングで検討する。今期からIR担当を配置し、個人株主に対するIR・SR活動を強化している。3月にカンブリア宮殿に出演したことを皮切りに、多くの雑誌や撮影依頼に対応することで認知度向上を図っている。
Q:成長戦略のポイント(今後の取り組みやトピックス、計画にない新たな戦略的施策等を含む)はなんでしょうか?
A:当社の成長戦略は、M&Aによる非連続な成長が土台となっております。この方針は今後も継続していく所存です。常にM&Aの交渉を継続しており、適切なタイミングで条件が合致すれば、新たなM&Aを実行する考えです。既存事業においても、出店とM&Aを継続的に行うことで、増収増益を続ける見込みです。
Q:成長戦略のポイントについて、前提条件等での変化とその影響等をご説明ください。
A:成長戦略の前提条件においては、特段大きな変化はございません。当社はM&Aによる非連続な成長を基本的な戦略としており、この方針は今後も継続していきます。既存店に関しましては、計画上2%程度の売上減少を見込んでおりますが、これは保守的な見方であり、既存店の努力次第で計画以上の数字を達成できる可能性を秘めております。したがって、外部環境の変化に大きく左右されることなく、引き続きM&Aを軸とした成長を追求してまいります。
Q:通期予想の戦略と施策についてご説明ください。
A:今期の通期予想につきましては、出店を継続していくことを戦略の主軸としております。これにより、増収増益を維持できる見込みです。既存店につきましては、計画では売上が2%程度減少するとしておりますが、これは保守的な数字であり、既存店の努力によってこの減少分を埋め合わせることができれば、計画を上回る実績を達成することも可能です。
Q:M&A、業務提携などの実施または検討状況と、それに伴う影響についてご説明ください。
A:M&Aにつきましては、非上場時から継続して交渉を行っており、上場後も常に交渉を続けております。いくつかの案件について現在も交渉を継続している段階であり、タイミングや価格、条件面が合致すればM&Aを実行する方針です。業務提携や事業売却に関する具体的な実施または検討状況については、資料に記載がございませんでした。M&Aの実施は、当社の非連続な成長戦略の要であり、業績の拡大に大きく寄与するものと考えております。
Q:中期事業計画の内容や進捗状況等をご説明ください。
A:当社はM&Aによる非連続な成長を事業の土台としているため、現時点では中期事業計画を公表しておりません。今後も基本的にM&Aを軸とした成長戦略を継続していくことから、中期事業計画を公表する予定はございません。
Q:株主還元の方針をご説明ください。
A:株主還元の方針としましては、配当性向40%を目標としており、これを毎年継続していく所存です。また、株主優待券につきましては、適切なタイミングでの拡充を検討してまいります。
取材者:2025年2月期の決算につきまして、売上・利益ともに過去最高を更新する増収増益を達成されているかと存じますが、改めてこちらの売上高、利益の実数値、増減率、増減額の要因などについてご説明いただけますでしょうか。
回答者:計画通りの着地となりました。売上高は171億5900万円(+12.1%増 前期比)、営業利益は、18億4,900万円(+22.0%増)、経常利益は17億2,200万円(+19.5%増)、当期純利益は、12億700万円(+13.3%増)。予算と実績の比較は、売上高でプラス4億4,900万円、達成率102.7%、営業利益プラス400万円、達成率100.3%でした。経常利益はプラス600万円、達成率100.4% 。当期純利益がプラス900万円で達成率が100.8%という形になりました。
営業利益、経常利益に関しましては、資本金が1,000万円から23億7,800万円に増加したことにより、税金費用区分の変更があり、一部、税金費用を販管費に計上したことで、営業利益が計画通りの着地になったというところでございます。
取材者:その計画通りといったところで、今期の施策やKPIにつきまして、その達成状況や増減の要因について教えていただけますでしょうか。
回答者:増減の要因は、既存店が前期比で上回ったことと、店舗が増加した部分で増収増益になっています。KPIにつきましては、営業利益10%というところは確保しております。
取材者:店舗数の増加は1店舗でよろしかったでしょうか。
回答者:はい、そうです 。
取材者:新規の開店と閉店はどれくらいの数でしょうか。
回答者:新規の開店は、ラーメン店が8店舗、うどん店が7店舗、フランチャイズが3店舗となっております。
取材者:それぞれの出店地域としてはいかがでしょうか。
回答者:基本的に直営店は首都圏なのですが、今回岡山の方にうどん店を出店いたしました。
取材者:岡山の方の売上としてはいかがでしょうか。
回答者:岡山の方はものすごくオープン景気が良かったのですが、計画通りの数字でございました 。
取材者:出店計画は売上も含めて、予想通りという見方でよろしいでしょうか。
回答者:はい、その通りです 。
取材者:今後の成長戦略につきまして、例えば外部環境や内部環境について、何か前提条件などで変更がございましたら教えていただけますでしょうか。
回答者:特に前提条件としましては、色々な環境が変わることはあると思いますが、当社は基本的にそれに順応していくというスタイルでこれまで来ておりますので、環境に順応して計画通り成長していくというところにあります。
取材者:環境に順応していく、進んでいくといったところで、進行期、2026年2月期につきまして何か新しい施策や方針などございましたら教えていただけますでしょうか。
回答者:例えば原価につきましては、高騰が叫ばれており、外食業界で苦戦している企業もあると思いますが、当社は特に影響はございません 。これは、一定の量を確保したり、色々な購買体制をとっておりますので、良いものを安く仕入れれば良いだけだからです。当社はファブレス経営でクオリティが良くて安いところに常に切り替えていくということができます 。現状、原価にほぼ影響がなく、今期の計画におきましても前期とほぼ同じ原価のところで進む予定でございます。また、人材に関しましても、人材不足が業界全体に叫ばれていますが、当社は給与水準も業界トップクラスであり、環境も非常に良いです 。上場したことやテレビなどで取り上げられたことで、採用についても順調に進んでおり、現状の社員が友人などに当社の現状を話すことがあり、非常に紹介が多くなっています。また最近では、タイミーさんやシェアフルさんのようなスポットワーカーが非常に増えていますが、その方々も当社を使いやすいと評価してくださっています。使いやすい理由は二つあり、まず店舗の多くが駅前一等地立地で交通の便が良く使いやすいという点と、マニュアル化がしっかりしているので、その日から働きやすいという点があります。さらに、ドミナント戦略で出店していますので、例えば、駅周辺で働きたいというタイミーさんがいて、いつも行っている新宿店が埋まっていても、新宿駅周辺の他の店舗で働けるという利点があります 。タイミーさんの役員からもリピーター率が非常に高いとお話をいただいております。
取材者:先ほど、良いものを安く仕入れるため、仕入れ先もどんどん変えていくことができるというお話があったかと存じますが、そちらのフットワークの軽さやコネクションの強さといったものはどのようなところから生まれてくるのでしょうか。
回答者:仕入れにつきましては、常に交渉を続けているという状況です。どこにもとらわれないため、常に美味しくて安いものに切り替えることは昔から続けておりましたので、ファブレス化の良いところだと考えています 。
取材者:逆にファブレス化のデメリット的な部分は何かございますか。
回答者:仕入れ打ち切り、取引先倒産等の外部環境に対してコントロールをしにくい点と、他社が介在することで内製化されている状況よりは交渉・段取りなどが煩雑になる点が挙げられます。打ち切り等については、常に2社以上の複数社との購買を基本として、可能な限りリスク回避してコミュニケーションをとっています。
取材者:そうしますと、それも含めて何か競合の状況などがございましたら教えていただけますでしょうか。
回答者:競合の状況につきましては、当社が東京圏を抑えているところもあり、競合が出現しにくいという状況はございます。そのため、業績は安定しているところもございます。また、当社は3年ほど前から他社に先駆けて値上げをしてきた経緯がございます。それに対して、他社も当社の上場によって数字を把握しておりますので、追随して競合他社が値上げをどんどんしています。当社との価格差が現在狭まっていることで、一度当社が先駆けて値上げしたことで減少した来店客数が、やや回復基調の兆しにございます 。
取材者:進行期、2026年2月期につきまして、何か新規出店などに関して足元の状況としてはいかがでしょうか。
回答者:はい、物件の取得に関しましては順調に進んでおりまして、直営店で壱角屋
を8店舗、山下本気うどんを5店舗の年間13店舗という計画は順調に進んでおります 。
取材者:また通期のその業績予想に関しましても、今期を上回る、また過去最高を塗り替えるような形の予想を出しているかと存じますが、こちらについての目論見といいますか、要因としてはどのようなものがございますか。
回答者:基本的に先ほどお話ししました通り、毎年13店舗という直営店を出していきますので、その直営の新規出店部分の売上と利益が積み重なっていくところで、ずっと増収増益を続ける見込みです。既存店に関しましては、やや保守的に考えており、2%程度は下がるだろうという計画の中で発表しております。したがって、既存店の努力などによってその2%を埋めることができれば、計画以上の数字を出すことができるという努力次第のところが残っています。
取材者:また今後のM&A戦略や業務提携につきまして、方針や現在の進捗状況はございますでしょうか。
回答者:はい、M&Aにおきましては、非上場のときから常に交渉は続けております。上場後においても交渉は常に続けている状況ですので、価格面や条件面が合えばタイミングで決まるものがあると思っております。
取材者:今検討中というそういった段階にあるということで認識してもよろしいですか。
回答者:いくつか交渉は続けています。
取材者:貴社は何か中期経営計画を公表されていましたでしょうか。
回答者:当社は基本的にM&Aによる非連続な成長というところが土台になっていますので、中期経営計画は出しておりません。
取材者:今後、直近では出す予定はないようなイメージですか。
回答者:はい、基本的に土台がM&Aの非連続な成長ですので、公表する予定はございません。
取材者:株主還元の方針につきまして、何かご変更などございましたらご説明お願いできますでしょうか。
回答者:はい、基本的に配当性向は40%を目標としているところは毎年変わらず続けていきたいと考えております。また、優待券におきましては、拡充を適切なタイミングで行っていきたいと考えております。
取材者:承知いたしました。その他何か足元のニュースリリースやトピックスなどがございましたら教えていただけますでしょうか。
回答者:特に大きなものはございませんが、事業は堅調に推移しており、計画通りに進むよう邁進しております。また、M&Aにおいては交渉を続けておりますので、どこかのタイミングで着地できればと考えております。これは毎年変わらないと思います。それに加えて、社内の取り組みとしては、今期からIR担当を置きまして、これまでほとんどIR関係に手を付けてこなかったのですが、今後、個人株主様などに対して、よりIR・SRの観点からアプローチをかけていこうと考えております 。
取材者:そうしますと何かこのような取材の依頼や、その機関投資家とのタウンミーティングの状況としてはいかがでしょうか。
回答者:機関投資家様とのミーティングは毎週何回も予定が入っておりまして、ウェブ形式、直接対面問わず数十件こなしております。また、証券会社からの紹介もあり、個人投資家様向けのIR説明会などを動画等で配信することも始めております。まずは「ガーデン」という名前を知っていただくこと、当社の事業内容を知っていただくこと、投資家の方々、特に個人投資家の方々に広く知ってもらうことに着手しており、そこに重点を置いています。また、3月に当社はカンブリア宮殿という番組に出演いたしましたので、それを皮切りに、様々な雑誌や撮影等の依頼が入ってきています。これらもIR活動の一環として、しっかりと対応し、取材を受けていきたいと考えております。それにより、より多くの方々に当社の名前を知っていただくことに繋がるかと思います。
取材者:本日はお時間をいただきまして誠にありがとうございました。今後とも引き続き何卒よろしくお願いいたします。
回答者:はい、ありがとうございました。
代表取締役社長 川島賢 様
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ビジネスモデル
当社は、「山下本気うどん」と「壱角家」という二つの主力ブランドを展開する飲食企業である。 「壱角家」は流行の横浜家系ラーメンを看板に、首都圏の駅前一等地を中心に展開している。 また、セントラルキッチン方式を採用することで、オペレーションの簡素化を実現している。 「山下本気うどん」も同様に駅前一等地を中心に展開し、落ち着いた内装で、従来のうどん店にはない雰囲気を打ち出している。 本場の香川県産の粉を使用した本格的なうどんを提供する一方、創作うどんにも力を入れている。
事業内容
当社は、飲食店の展開・経営を主な事業内容とし、多様なブランドを展開している。 特に、M&Aによる赤字企業の再生に強みを持ち、これまで12社の企業を再生してきた実績を持つ。 M&Aの手法としては、立地条件が良い物件の買収による業態転換と、質の高いブランドを持つ企業の買収によるブランド強化の二つを軸としている。
創業の経緯と転機
当社は、知人の紹介でカラオケボックスを譲り受けたことが創業のきっかけである。 当初から事業再生を目的としており、赤字のカラオケ店を低価格でサービスを提供することで再生してきた。 その後、外食産業にも進出し、赤字のラーメン店やステーキ事業の再生を成功させた。 上場を転機に、M&Aの対象を赤字企業だけでなく収支がトントンであったり黒字の企業もターゲットとし、更なる成長を目指している。
直近の決算状況
直近の決算では、店舗数が減少しているにもかかわらず、売上と利益が伸びている。 これは既存店の収益力向上と、閉店した店舗が主にフランチャイズ加盟店であったことが要因である。
特徴と強み
当社の強みは、駅前一等地への出店戦略、M&Aによる事業再生のノウハウ、そしてメディアへの露出によるブランド力の向上である。 これらの強みを活かすことで、高い収益性を実現している。
成長戦略
今後の成長戦略としては、国内では一等地や大型ショッピングセンターへの出店強化、海外では直営店、合弁会社、FC形態などを活用した積極的な展開を計画している。 また、人材戦略として、業界トップクラスの給与体系、働きやすい環境、スポットワークサービスの活用、オペレーションの簡素化などにより、人材の採用と定着率向上に取り組んでいる。
株主還元策
株主還元策として、株主配当性向40%を目標としている。 また、株主優待についても検討中である。
今期の取り組みとトピックス
今期は計画通りに順調に進んでおり、業績予想についても当初の発表通りと見込んでいる。
Q. 貴社のビジネスモデルについて、その特徴や強みを踏まえてご説明いただけますか。
A. 当社は、山下本気うどん、壱角家を中心に、M&Aを活用しながら飲食店を展開・経営しています。 壱角家は、現在流行の横浜家系ラーメンを看板としており、首都圏の駅前一等地を中心に展開しています。 セントラルキッチン方式を採用し、オペレーションを簡素化したことも強みの一つです。 山下本気うどんも駅前一等地を中心に展開しており、落ち着いた内装で、従来のうどん店にはない雰囲気を打ち出しています。 価格帯は大手ロードサイド店のような低価格帯でもなく、高級店ほど高くもなく、中間的な価格帯で、一般層をターゲットにしています。 味に関しましては、ブランド創業者が香川県出身で、本場の老舗から仕入れた粉を店内で製麺し、独自にブレンドした出汁で本格的なうどんを提供しています。 また、創作うどんにも力を入れており、白い明太チーズクリームうどんや、カレーとカルボナーラを合わせたカルボナーラうどんなどを提供しています。 これらがSNSなどで拡散され、女性を中心に人気を集めています。
Q. M&Aに非常に長けていると伺いましたが、その点について詳しくお聞かせください。
A. これまでに12社の主に赤字企業の再生型のM&Aを行ってきました。 その過程で、様々なノウハウと実績を蓄積しています。 今後も、M&Aによる成長を戦略の軸としていきます。
Q. M&Aの対象となる企業について、何か戦略や方針があれば教えていただけますか。
A. これまでは不採算企業をリーズナブルに買収し、黒字化してきました。 しかし、上場後は予算や数値目標の達成が重要になりますので、黒字企業または収支トントンの企業も対象に加え、黒字化を加速したり、黒字をさらに拡大できるようなM&Aを仕掛けていきます。
Q. 貴社のM&Aには、どのような手法があるのでしょうか。
A. 当社には、二つのM&Aの手法があります。 一つは、東京チカラめしや神戸らんぷ亭のように、立地条件が良いが衰退した牛丼店を買収し、業態転換を行う手法です。 これは、ブランドではなく物件を買収し、そこに自社のブランドを導入することで、黒字化を図るものです。 もう一つは、山下本気うどんのように、質の高いブランドを持つが、展開に苦労している企業を買収し、自社の得意な一等地戦略に合わせて出店したり、新商品を開発したりすることで、ブランドを強化していく手法です。
Q. 飲食業界の中でも、貴社の営業利益率は高いと思いますが、その要因はどこにあるのでしょうか。
A. 一等地戦略による利便性の良い物件を確保できていることが大きいですね。 外食産業において、立地条件が良いということは、それだけで大きな付加価値となります。 また、現在流行しているブランドであることも強みです。 さらに、当社はメディアにも頻繁に取り上げられており、一等地に出店していることから、広告宣伝費をかけずにSNSなどで拡散され、ブランド力が向上しています。 ブランド力が向上すると、顧客からの信用力や安心感にも繋がり、さらに収益が向上するという好循環を生み出しています。 また、上場したことによって、さらに信用力が向上し、良い物件を取得しやすい環境にもなっています。
Q. 貴社の創業の経緯についてお伺いしたいのですが、知人の紹介でカラオケボックスをもら い受けたところから事業が始まったと伺っています。そこから、ラーメン業態に参入したきっかけは何だったのでしょうか。
A. 当社は、当初から事業再生を目的としていました。 カラオケ業界は寡占化が進んでおり、中小のカラオケ店は苦戦を強いられていました。 カラオケは設備投資が大きく、1店舗に1億から3億円かかることもありました。 当社は、赤字のカラオケ店を無料で譲り受け、投資回収の必要がないというメリットを活かして、低価格でサービスを提供することで、事業再生を行ってきました。 その中で、周囲から外食産業の事業再生もできるのではないかという声があり、赤字のラーメン店やステーキ事業を再生したのが、外食産業に参入したきっかけです。
Q. 今期の決算状況についてお伺いしたいのですが、第3四半期は好調だったと伺っています。店舗数が減っているにもかかわらず、売上と利益が伸びている要因は何でしょうか。
A. 既存店の収益力が向上していることと、閉店した店舗は主にフランチャイズ加盟店であったことが要因です。 居酒屋系のフランチャイズ加盟店は、コロナ禍の影響で閉店が相次ぎました。 しかし、直営店は計画通りに出店を続けており、売上高と利益率に貢献しています。
Q. ショッピングモールのフードコートのような店舗は、収益性はどうなのでしょうか。
A. フードコートは、投資額が低いというメリットがあります。 専用の客席を作る必要がなく、狭いスペースで出店できるため、投資額は駅前一等地の店舗に比べて半分程度で済みます。 また、営業時間が短いため、人件費や光熱費などの管理コストも抑えられます。 さらに、三井アウトレットパークのような大型ショッピングセンターは、女性客が多く、山下本気うどんのターゲット層と合致しているため、集客力も高いです。
Q. 100店舗以上を展開する中で、飲食業界では人材の採用が課題だと思いますが、貴社ではどのような戦略をとっていますか。
A. 物価高騰もあり、2年前の2倍に賞与を増加しました。 その結果、業界トップクラスの給与体系となり、採用もしやすくなりました。 また、駅前一等地への出店を強化しているため、従業員にとっても働きやすい環境となっています。 さらに、スポットワークサービスを活用することで、アルバイトの確保にも力を入れています。 オペレーションの簡素化にも取り組んでおり、アルバイトでも働きやすい環境を整えています。 その結果、アルバイトの定着率も向上しています。 また、外食産業では中途採用も多いですが、当社は働きやすい環境や高待遇であることから、大手飲食店からの転職者も多いです。 またリファラルによる採用は、年々増加しており、大きな強みとなっています。 紹介による採用は、即戦力となる人材を獲得できるという点でもメリットがあります。
Q. ESG、特に環境に対する取り組みについてお伺いします。原材料の入手経路やフードロス対策など、何か戦略はありますか。
A. 当社は、ESGの中でも特に人材の問題に力を入れています。 エネルギーコストや原材料に関しても、他の上場企業と同様に、様々な取り組みを行っています。 今後は、日本の食文化を世界に発信するという観点からも、ESGに関する取り組みを強化していきたいと考えています。
取材者: まず初めに、貴社のビジネスモデルについてお伺いします。山下本気うどん、壱角家を中心に、M&Aを含めながら飲食店を展開・経営されていると伺っております。改めて、その特徴や強みを踏まえ、ビジネスモデルについてご説明いただけますか。
回答者: はい。壱角家につきましては、現在流行の横浜家系ラーメンを看板としており、首都圏の駅前一等地を中心に展開しています。また、セントラルキッチン方式を採用し、オペレーションを簡素化したことも強みの一つです。
取材者: 山下本気うどんに関しましてはいかがでしょうか。
回答者: 山下本気うどんも駅前一等地を中心に展開しており、落ち着いた内装で、従来のうどん店にはない雰囲気を打ち出しています。価格帯は大手ロードサイド店のような低価格帯でもなく、高級店ほど高くもなく、中間的な価格帯で、一般層をターゲットにしています。 味に関しましては、ブランド創業者が香川県出身で、本場の老舗から仕入れた粉を店内で製麺し、独自にブレンドした出汁で本格的なうどんを提供しています。 また、創作うどんにも力を入れており、白い明太チーズクリームうどんや、カレーとカルボナーラを合わせたカルボナーラうどんなどを提供しています。 これらがSNSなどで拡散され、女性を中心に人気を集めています。 その結果、商業施設からのオファーも増加しており、今期は大型ショッピングセンターに6店舗を出店しました。
取材者: もう一つ、貴社の特徴としてM&Aに非常に長けていると伺いましたが、その点について詳しくお聞かせください。
回答者: これまでに12社の主に赤字企業の再生型のM&Aを行ってきました。 その過程で、様々なノウハウと実績を蓄積しています。 今後も、M&Aによる成長を戦略の軸としていきます。
取材者:M&Aの対象となる企業について、何か戦略や方針があれば教えていただけますか。
回答者: これまでは不採算企業をリーズナブルに買収し、黒字化してきました。 しかし、上場後は予算や数値目標の達成が重要になりますので、黒字企業または収支トントンの企業も対象に加え、黒字化を加速したり、黒字をさらに拡大できるようなM&Aを仕掛けていきます。
取材者: 貴社のM&Aには、どのような手法があるのでしょうか。
回答者: 当社には、二つのM&Aの手法があります。 一つは、東京チカラめしや神戸らんぷ亭のように、立地条件が良いが衰退した牛丼店を買収し、業態転換を行う手法です。 これは、ブランドではなく物件を買収し、そこに自社のブランドを導入することで、黒字化を図るものです。 もう一つは、山下本気うどんのように、質の高いブランドを持つが、展開に苦労している企業を買収し、自社の得意な一等地戦略に合わせて出店したり、新商品を開発したりすることで、ブランドを強化していく手法です。
取材者: 物件を買収して、貴社の強いブランドを導入することで売上を伸ばしていくということですね。
回答者: その通りです。
取材者: 貴社のように強いブランドを複数持っているからこそ、地域に合ったブランドを選んで出店できるという強みもあるのでしょうか。
回答者: はい、その通りです。 また、当社はこれまでに様々なブランドを扱ってきましたが、その中で、展開性、将来性、市場性、そして高収益性があるブランドとして、麺事業に絞り込んでいます。 その中でも、特に高収益で持続性のあるブランドとして、横浜家系ラーメンと山下本気うどんを中核事業として展開しています。
取材者: 飲食業界の中でも、貴社の営業利益率は高いと思いますが、その要因はどこにあるのでしょうか。
回答者: やはり、一等地戦略による利便性の良い物件の確保が大きいですね。 外食産業において、立地条件が良いということは、それだけで大きな付加価値となります。 また、現在流行しているブランドであることも強みです。 さらに、当社はメディアにも頻繁に取り上げられており、一等地に出店していることから、広告宣伝費をかけずにSNSなどで拡散され、ブランド力が向上しています。 ブランド力が向上すると、顧客からの信用力や安心感にも繋がり、さらに収益が向上するという好循環を生み出しています。 また、上場したことによって、さらに信用力が向上し、良い物件を取得しやすい環境にもなっています。
取材者: 今後、店舗展開としては、一等地や大型ショッピングセンターへの出店を強化していくというイメージでよろしいでしょうか。
回答者: はい、そのイメージです。
取材者: ラーメンの壱角家においては、ドミナント戦略をとっているとのことですが、具体的な地域はありますか。
回答者: 壱角家は、首都圏の駅前一等地を中心に展開しています。 山下本気うどんは、地方での人気も高まっており、直近では茨城県、栃木県、岡山県にも出店しました。
取材者: 貴社の創業の経緯についてお伺いしたいのですが、知人の紹介でカラオケボックスをもらい受けたところから事業が始まったと伺っています。 そこから、ラーメン業態に参入したきっかけは何だったのでしょうか。
回答者: 当社は、当初から事業再生を目的としていました。 カラオケ業界は寡占化が進んでおり、中小のカラオケ店は苦戦を強いられていました。 カラオケは設備投資が大きく、1店舗に1億から3億円かかることもありました。 当社は、赤字のカラオケ店を無料で譲り受け、投資回収の必要がないというメリットを活かして、低価格でサービスを提供することで、事業再生を行ってきました。 その中で、周囲から外食産業の事業再生もできるのではないかという声があり、赤字のラーメン店やステーキ事業を再生したのが、外食産業に参入したきっかけです。
取材者: 社の沿革を拝見させていただきましたが、様々な企業の事業再生を成功させており、そのノウハウが強みになっていると感じました。創業当初から事業再生という部分が根底にあったのですね。
回答者: はい、そうです。
取材者: 今期の決算状況についてお伺いしたいのですが、第3四半期は好調だったと伺っています。店舗数が減っているにもかかわらず、売上と利益が伸びている要因は何でしょうか。
回答者: 既存店の収益力が向上していることと、閉店した店舗は主にフランチャイズ加盟店であったことが要因です。 居酒屋系のフランチャイズ加盟店は、コロナ禍の影響で閉店が相次ぎました。 しかし、直営店は計画通りに出店を続けており、売上高と利益率に貢献しています。
取材者: 先ほど、大型商業施設への出店が増えているというお話がありましたが、ショッピングモールのフードコートのような店舗は、収益性はどうなのでしょうか。
回答者: フードコートは、投資額が低いというメリットがあります。 専用の客席を作る必要がなく、狭いスペースで出店できるため、投資額は駅前一等地の店舗に比べて半分程度で済みます。 また、営業時間が短いため、人件費や光熱費などの管理コストも抑えられます。 さらに、三井アウトレットパークのような大型ショッピングセンターは、女性客が多く、山下本気うどんのターゲット層と合致しているため、集客力も高いです。
取材者: 初期投資が低く、収益性も高いということですね。ただ、やはり知名度がないとなかなか参入できないのでしょうか。
回答者: そうですね。商業施設は、ブランド力や集客力のあるテナントを求めていますので、ある程度の知名度が必要です。 当社は、100店舗以上を展開しており、駅前一等地を中心に出店しているため、商業施設からの認知度も高く、良い条件で出店できるようになっています。 特に、山下本気うどんは、商業施設で働く方々からの人気が高く、多くの引き合いをいただいています。
取材者: 山下本気うどんは、SNSでの拡散力も高く、ファンの獲得にも成功していますね。
回答者: はい。特に、渋谷のセンター街や道玄坂にある3店舗は、非常に注目度が高く、メディアにも頻繁に取り上げられています。
取材者: 渋谷に3店舗展開しているとのことですが、例えば新宿には壱角家が多数出店していますよね。同じ駅に複数店舗ある場合、売上は落ちないのでしょうか。
回答者: 新宿には、現在壱角家が13店舗あります。 新宿は、インバウンドや地方からの観光客など、様々な人が訪れる地域であり、地域によって客層も異なります。 また、道路一本違うだけでも人通りが大きく異なるため、出店場所を注意深く選定することで、新しく店舗を展開しても既存店の売上が下がるということは発生していません。 新宿はポテンシャルの高い地域であり、まだまだ出店余地はあると考えています。
取材者:100店舗以上を展開する中で、飲食業界では人材の採用が課題だと思いますが、貴社ではどのような戦略をとっていますか。
回答者: 物価高騰もあり、2年前の2倍に賞与を増加しました。 その結果、業界トップクラスの給与体系となり、採用もしやすくなりました。 また、駅前一等地への出店を強化しているため、従業員にとっても働きやすい環境となっています。 さらに、スポットワークサービスを活用することで、アルバイトの確保にも力を入れています。 オペレーションの簡素化にも取り組んでおり、アルバイトでも働きやすい環境を整えています。 その結果、アルバイトの定着率も向上しています。 また、外食産業では中途採用も多いですが、当社は働きやすい環境や高待遇であることから、大手飲食店からの転職者も多いです。 またリファラルによる採用は、年々増加しており、大きな強みとなっています。 紹介による採用は、即戦力となる人材を獲得できるという点でもメリットがあります。
取材者: まさに社員から見ても魅力的な企業だからこそ、紹介が増えるのですね。
回答者: はい。
取材者:ESG、特に環境に対する取り組みについてお伺いします。原材料の入手経路やフードロス対策など、何か戦略はありますか。
回答者: 当社は、ESGの中でも特に人材の問題に力を入れています。 エネルギーコストや原材料に関しても、他の上場企業と同様に、様々な取り組みを行っています。 今後は、日本の食文化を世界に発信するという観点からも、ESGに関する取り組みを強化していきたいと考えています。
取材者: 海外に3店舗展開されていますが、今後の海外戦略について教えてください。
回答者: 日本では、首都圏を中心に事業を展開していきますが、海外市場にも目を向けています。 試験的に3店舗を展開することで、海外展開のノウハウを蓄積しています。 上場によって、海外からの注目度も高まっており、海外企業からオファーもいただいています。 今後、海外戦略は成長戦略の重要な一部となると考えています。 まずは日本市場で収益基盤を固めながら、海外市場にも積極的に進出していきます。 海外展開では、直営店だけでなく、合弁会社やFC形態なども活用することで、海外企業との連携を強化し、事業を拡大していきたいと考えています。
取材者: 貴社の株主還元策について、方針があれば教えてください。
回答者: 株主還元については、現在発表している通り、株主配当性向40%を目標としています。 また、株主優待については、多くの要望をいただいているため、どのような内容で、どのようなタイミングで発表するのが最適か検討しています。
取材者: 最後に、今期の業績予想に対する見通しについてお伺いします。何か新しい取り組みやトピックスはありますか。
回答者: 特に計画通りに順調に進んでおり、業績予想についても当初の発表通りと考えています。 第3四半期の決算発表においては、説明不足で誤解を招いた部分もありましたが、その後しっかりと説明を行い、ご理解いただきました。 今後も、業績予想通りに推移すると考えています。
代表取締役社長 川島賢 様
