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(株)fonfun

東証STD 2323

決算:3月末日

20250702

ビジネスモデルと事業内容

株式会社fonfunは、クラウドソリューションとDXソリューションの2つの事業セグメントを展開。クラウドソリューションは自社プロダクトやSaaSのストック型収益が中心であり、DXセグメントはエンジニア派遣やソフトウェア開発が中心である。両事業ともにインターネット関連で、複数企業のDXや業務改善を目的としている。


創業の経緯と転機となった出来事

当社は1997年にネットビレッジとして創業し、後にfonfunに社名変更。2002年に上場し、当初はフィーチャーフォン向けメールサービス「リモートメール」を中心に展開していた。2010年頃からはショートメッセージ配信サービスに注力。2023年にTOBにより経営体制が変更されたことが大きな転機となり、現社長が就任した。


直近の決算状況

2025年3月期の業績は、売上高12億6,800万円、営業利益1億4,900万円、経常利益1億6,300万円、当期純利益1億6,900万円と大幅な増収増益を達成。これは主にM&Aによる各セグメントの業績拡大が要因である。原則、黒字事業、あるいは黒字企業を買収のターゲットとしているため、のれん償却が発生しても利益を押し上げている。


成長戦略

成長戦略の柱はM&Aとエンジニア採用である。M&Aは経営体制変更後の2年間で6件を実施し、インターネット関連で将来予測がしやすいSaaS事業やエンジニア系SNS事業を中心に、黒字でストック性の高い事業を買収する方針である。エンジニア採用については、現状は国内に留まっているが、今後は海外展開も含めて採用枠を広げ、将来的には未経験者の採用・育成も視野に入れている。


株主還元策

株主還元の方針として、今回初めて記念配当を実施。今後は配当ではなく事業投資に資金を回し、企業価値を高め、株価を向上させることで投資家へ還元していくことを目指している。


中期経営計画

中期経営計画のROAD-01(2026年3月期)では、連結売上高20億円、EBITDA4億円、時価総額100億円、エンジニア数100名という目標を掲げている。連結売上高は、直近のM&Aにより20億円の目標達成が視野に入っており、エンジニア数も今後の採用活動によって達成可能と考えている。時価総額100億円については、市場へのPR強化を通じて達成を目指す。


今期の取り組みやトピックス

2026年3月期は、前年のM&Aにより取得した事業の通期寄与により増収増益を見込んでいる。特筆すべきトピックスとしては、上場来初の配当を実施したこと、連結売上高20億円の目標達成が視野に入ったこと、そして時価総額100億円達成に向けてメディア露出を含むPR強化を推進している点が挙げられる。また、定時株主総会を夜間に開催する珍しい取り組みも行った。エンジニア採用は引き続き課題ではあるものの、事業は概ね順調に推移している。将来的な海外展開も視野に入れている状況である。

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東証STD 2323

決算:3月末日

ビジネスモデルと事業内容

株式会社fonfunは、クラウドソリューションとDXソリューションの2つの事業セグメントを展開。クラウドソリューションは自社プロダクトやSaaSのストック型収益が中心であり、DXセグメントはエンジニア派遣やソフトウェア開発が中心である。両事業ともにインターネット関連で、複数企業のDXや業務改善を目的としている。


創業の経緯と転機となった出来事

当社は1997年にネットビレッジとして創業し、後にfonfunに社名変更。2002年に上場し、当初はフィーチャーフォン向けメールサービス「リモートメール」を中心に展開していた。2010年頃からはショートメッセージ配信サービスに注力。2023年にTOBにより経営体制が変更されたことが大きな転機となり、現社長が就任した。


直近の決算状況

2025年3月期の業績は、売上高12億6,800万円、営業利益1億4,900万円、経常利益1億6,300万円、当期純利益1億6,900万円と大幅な増収増益を達成。これは主にM&Aによる各セグメントの業績拡大が要因である。原則、黒字事業、あるいは黒字企業を買収のターゲットとしているため、のれん償却が発生しても利益を押し上げている。


成長戦略

成長戦略の柱はM&Aとエンジニア採用である。M&Aは経営体制変更後の2年間で6件を実施し、インターネット関連で将来予測がしやすいSaaS事業やエンジニア系SNS事業を中心に、黒字でストック性の高い事業を買収する方針である。エンジニア採用については、現状は国内に留まっているが、今後は海外展開も含めて採用枠を広げ、将来的には未経験者の採用・育成も視野に入れている。


株主還元策

株主還元の方針として、今回初めて記念配当を実施。今後は配当ではなく事業投資に資金を回し、企業価値を高め、株価を向上させることで投資家へ還元していくことを目指している。


中期経営計画

中期経営計画のROAD-01(2026年3月期)では、連結売上高20億円、EBITDA4億円、時価総額100億円、エンジニア数100名という目標を掲げている。連結売上高は、直近のM&Aにより20億円の目標達成が視野に入っており、エンジニア数も今後の採用活動によって達成可能と考えている。時価総額100億円については、市場へのPR強化を通じて達成を目指す。


今期の取り組みやトピックス

2026年3月期は、前年のM&Aにより取得した事業の通期寄与により増収増益を見込んでいる。特筆すべきトピックスとしては、上場来初の配当を実施したこと、連結売上高20億円の目標達成が視野に入ったこと、そして時価総額100億円達成に向けてメディア露出を含むPR強化を推進している点が挙げられる。また、定時株主総会を夜間に開催する珍しい取り組みも行った。エンジニア採用は引き続き課題ではあるものの、事業は概ね順調に推移している。将来的な海外展開も視野に入れている状況である。

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