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(株)タウンズ

東証STD 197A

決算:6月末日

20250313

20250313 CP&X


ビジネスモデルや事業内容

株式会社タウンズは、静岡県伊豆の国市に本社を置く体外診断用医薬品メーカーである。POCT(Point of Care Testing)の体外診断用医薬品、特に抗原検査キットの開発・製造に注力している。感染症検査キットは業績が感染症の流行に左右されやすい側面があるため、慢性疾患領域への展開も目指している。


創業の経緯と転機となった出来事

1987年に現社長の父が株式会社カイノスから独立する形で創業。創業当初は大手製薬会社から性能評価試験を受託する形で事業を運営していた。1990年代後半にイムノクロマト法に着目し、感染症検査への応用を構想、2000年代に入り抗原検査キットを市場に投入した。


直近の決算状況

2025年6月期は、コロナ・インフルエンザ共に流行規模が想定を下回ったものの、シェア拡大と単価上昇により、業績は概ね想定を上回る見込みである。コロナ・インフルコンボキットの保険点数が2024年6月に引き下げられたが、需給逼迫により単価は想定より堅調に推移している。


特徴や強み

感染症の抗原検査キットにおいては、主要製品で40%~45%のシェアを誇り、マーケットシェア1位を獲得している。特に。製品競争力として、高い検査精度(感度・特異性の両立)、短い判定時間、長い有効期限、検査の手技の簡便性などが挙げられる。効率的な販売体制も強みであり、卸売業者との連携とMRによる重点顧客への直接フォローを組み合わせている。


成長戦略

短期的には、コンボキットのシェア拡大と新工場稼働による生産能力向上、効率化を推進する。中長期的には、慢性疾患領域への事業拡大、予防・未病検査や治療後のモニタリング検査など、検査タイミングの拡張と対象疾患の拡大を目指す。


株主還元策

配当性向30%を基本方針とし、特別なイベント時には記念配当も実施する。中長期的な株主還元方針は、8月開示予定の中期経営計画で詳細を示す予定である。


今期の取り組みやトピックス

2024年6月に東証スタンダードに上場。塩野義製薬とのコ・プロモーション契約により、同社のMRを通じて製品の情報提供・認知度向上を図っている。2025年12月には新工場が稼働開始予定であり、生産能力の拡大と効率化を見込む。

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(株)タウンズ

東証STD 197A

決算:6月末日

20250313 CP&X


ビジネスモデルや事業内容

株式会社タウンズは、静岡県伊豆の国市に本社を置く体外診断用医薬品メーカーである。POCT(Point of Care Testing)の体外診断用医薬品、特に抗原検査キットの開発・製造に注力している。感染症検査キットは業績が感染症の流行に左右されやすい側面があるため、慢性疾患領域への展開も目指している。


創業の経緯と転機となった出来事

1987年に現社長の父が株式会社カイノスから独立する形で創業。創業当初は大手製薬会社から性能評価試験を受託する形で事業を運営していた。1990年代後半にイムノクロマト法に着目し、感染症検査への応用を構想、2000年代に入り抗原検査キットを市場に投入した。


直近の決算状況

2025年6月期は、コロナ・インフルエンザ共に流行規模が想定を下回ったものの、シェア拡大と単価上昇により、業績は概ね想定を上回る見込みである。コロナ・インフルコンボキットの保険点数が2024年6月に引き下げられたが、需給逼迫により単価は想定より堅調に推移している。


特徴や強み

感染症の抗原検査キットにおいては、主要製品で40%~45%のシェアを誇り、マーケットシェア1位を獲得している。特に。製品競争力として、高い検査精度(感度・特異性の両立)、短い判定時間、長い有効期限、検査の手技の簡便性などが挙げられる。効率的な販売体制も強みであり、卸売業者との連携とMRによる重点顧客への直接フォローを組み合わせている。


成長戦略

短期的には、コンボキットのシェア拡大と新工場稼働による生産能力向上、効率化を推進する。中長期的には、慢性疾患領域への事業拡大、予防・未病検査や治療後のモニタリング検査など、検査タイミングの拡張と対象疾患の拡大を目指す。


株主還元策

配当性向30%を基本方針とし、特別なイベント時には記念配当も実施する。中長期的な株主還元方針は、8月開示予定の中期経営計画で詳細を示す予定である。


今期の取り組みやトピックス

2024年6月に東証スタンダードに上場。塩野義製薬とのコ・プロモーション契約により、同社のMRを通じて製品の情報提供・認知度向上を図っている。2025年12月には新工場が稼働開始予定であり、生産能力の拡大と効率化を見込む。

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