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(株)ジンジブ

東証GRT 142A

決算:3月末日

20250319

20250319_CP&X


ビジネスモデルや事業内容

株式会社ジンジブは、高校生をメインとした新卒採用支援事業を展開しており、高校生の採用を行う会社の求人を掲載した「ジョブドラフトNavi」(求人ナビ)と「ジョブドラフトFes」(合同企業説明会)を二つの柱としている。主なマネタイズポイントは、企業からの掲載料、カスタマーサクセス費用、出展料等である。また、学校向けには「ジョブドラフトTeacher」(求人票DXアプリ)やキャリア教育の出前授業を無償で提供している。


特徴や強み

同社の特徴は、高校生の就職活動ルールに特化したサービスを提供している点である。高校生の就職活動は、「応募開始から一定期間、一人一社しかエントリーできない」というルールがあり、学校との連携が不可欠であるが、同社は学校との強固な関係性を構築している。紙の求人票だけでなく、会社の雰囲気や先輩の声など、多角的な情報提供により、高校生の企業選択を支援することも強みである。これらの独自サービス提供により、他社との差別化を実現している。


創業の経緯と転機となった出来事

株式会社ジンジブは、1998年に代表の佐々木氏が広告代理店を個人創業したところからスタート、当初は携帯電話業界に特化したセールスプロモーションを展開していた。その後、大卒採用を継続して行い事業を拡大してきたが、中小企業の人材不足の課題解決を目的に現在の高卒採用支援事業を開始し、2020年1月にグループ再編、現在の事業に一本化した。高卒採用の現状に対する問題意識が、事業開始の大きな動機となっている。


成長戦略

同社は、金融機関との連携強化、地方都市への展開、人事部パックの拡大を重点戦略としている。金融機関との連携においては、担当人員の増強や本部主導型の営業を推進する。地方都市への展開では、委託ワーカーや業務委託の活用により、固定費を抑制する方針である。人事部パックは、中小企業向けの人事BPOサービスであり、今後の成長が期待されている。


直近の決算状況

株式会社ジンジブの直近の決算状況として、人員拡大に伴う固定費の増加と、金融機関からの紹介減少が、業績に影響を与えている。同社は、従来の「膨張型」成長戦略から、収益性を重視した効率的な成長戦略へ転換し、今期については、下方修正後の計画に対しては順調に進捗している。


株主還元策

株式会社ジンジブは、現時点では、早期の配当還元は難しい状況であるが、配当可能な状況になれば早期に配当還元を実施することを目指している。


今期の取り組みやトピックス

同社は、今期から人事部パックを本格的に開始した。中小企業向けに人事関連の包括的な支援を提供しており、人事部パックはサブスクリプション型のビジネスモデルであり、収益体質の向上に貢献することが期待される。

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(株)ジンジブ

東証GRT 142A

決算:3月末日

20250319_CP&X


ビジネスモデルや事業内容

株式会社ジンジブは、高校生をメインとした新卒採用支援事業を展開しており、高校生の採用を行う会社の求人を掲載した「ジョブドラフトNavi」(求人ナビ)と「ジョブドラフトFes」(合同企業説明会)を二つの柱としている。主なマネタイズポイントは、企業からの掲載料、カスタマーサクセス費用、出展料等である。また、学校向けには「ジョブドラフトTeacher」(求人票DXアプリ)やキャリア教育の出前授業を無償で提供している。


特徴や強み

同社の特徴は、高校生の就職活動ルールに特化したサービスを提供している点である。高校生の就職活動は、「応募開始から一定期間、一人一社しかエントリーできない」というルールがあり、学校との連携が不可欠であるが、同社は学校との強固な関係性を構築している。紙の求人票だけでなく、会社の雰囲気や先輩の声など、多角的な情報提供により、高校生の企業選択を支援することも強みである。これらの独自サービス提供により、他社との差別化を実現している。


創業の経緯と転機となった出来事

株式会社ジンジブは、1998年に代表の佐々木氏が広告代理店を個人創業したところからスタート、当初は携帯電話業界に特化したセールスプロモーションを展開していた。その後、大卒採用を継続して行い事業を拡大してきたが、中小企業の人材不足の課題解決を目的に現在の高卒採用支援事業を開始し、2020年1月にグループ再編、現在の事業に一本化した。高卒採用の現状に対する問題意識が、事業開始の大きな動機となっている。


成長戦略

同社は、金融機関との連携強化、地方都市への展開、人事部パックの拡大を重点戦略としている。金融機関との連携においては、担当人員の増強や本部主導型の営業を推進する。地方都市への展開では、委託ワーカーや業務委託の活用により、固定費を抑制する方針である。人事部パックは、中小企業向けの人事BPOサービスであり、今後の成長が期待されている。


直近の決算状況

株式会社ジンジブの直近の決算状況として、人員拡大に伴う固定費の増加と、金融機関からの紹介減少が、業績に影響を与えている。同社は、従来の「膨張型」成長戦略から、収益性を重視した効率的な成長戦略へ転換し、今期については、下方修正後の計画に対しては順調に進捗している。


株主還元策

株式会社ジンジブは、現時点では、早期の配当還元は難しい状況であるが、配当可能な状況になれば早期に配当還元を実施することを目指している。


今期の取り組みやトピックス

同社は、今期から人事部パックを本格的に開始した。中小企業向けに人事関連の包括的な支援を提供しており、人事部パックはサブスクリプション型のビジネスモデルであり、収益体質の向上に貢献することが期待される。

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