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(株)プログリット

東証GRT 9560

決算:8月末日

20250527

CP&X

決算概要

2025年8月期第2四半期(2024年12月~2025年2月)は、売上高13億8,700万円(前年同期比36.0%増)、営業利益3億5,700万円(同62.4%増)、四半期純利益2億5,900万円(同48.3%増)と、大幅な増収増益。売上高増加の主な要因は、売上の約64%を占める英語コーチングサービスの供給力向上(コンサルタント職の増加)と、安定的に純増を続けるサブスクサービスにある。営業利益率の改善は、利益率の高いサブスクサービスの売上構成比上昇が主な要因である。

 

セグメント別または事業別の増減要因

売上高の主要因は、英語コーチングサービスの供給力向上によるものであり、特に昨年度第3四半期および第4四半期におけるコンサルタント職の増加が、第2四半期の英語コーチング売上高成長に大きく寄与した。サブスクサービスは比較的安定した純増を継続しており、四半期ごとに着実に増収に貢献している。営業利益の増益は、英語コーチングサービスと比較して利益率の高いサブスクサービスの売上高に占める比率が継続的に高まっていることによる売上構成比の変化が最も大きな要因である。

 

主要KPIの進捗と変化

英語コーチングサービスでは、サービス満足度を示す指標として「アンケート結果」、「継続率」、「友人紹介率」を重視している。満足度は高水準で横ばいからやや右肩上がりの傾向にあり、4.5ポイントと概ね顧客からご満足いただけている状況である。最も重視する継続率は70%であり、約3分の2以上の顧客が英語コーチングサービスやサブスクサービスのシャドテンを継続している状況である。シャドテンの有料会員数は、第2四半期において月あたり200名強の純増に鈍化したが、第1四半期の伸びが大きかったため、上半期全体では400名強の純増ペースであり、上半期を通してみれば悪くない状況である。第2四半期の鈍化は、1月の広告キャンペーンが奏功しなかった特殊要因によるものである。

 

季節性・一過性要因の有無と影響

売上高の進捗率が例年通り50%に達していないのは、サブスクリプションサービスが積み上げ型であり下期に偏重する傾向があるためである。また、英語コーチングサービスの供給力ドライバーであるコンサルタント職が4月を含む第3四半期に増加する傾向があるため、供給力も下期に増えることに起因している。営業利益に関しては、第1四半期に堅実な運営で利益を確保した後、下期にマーケティングチャネル新規開拓(アドトラック、タレントコラボなど)へ投資を行うため、進捗は上期よりも緩やかになる見込みである。シャドテンの第2四半期における有料会員数純増の鈍化は、1月の広告キャンペーンの不調という一過性の要因によるものである 。

 

通期見通しと進捗率・達成可能性

通期の業績予想に対する売上高の進捗率は49%、営業利益は75%である 。売上高に関しては、例年と同じような推移であり、基本的に第3四半期と第4四半期で売上高が伸びる傾向にあるため、通期の業績予想に対して順調な進捗である。営業利益に関しても、前年よりも進捗率は良いものの、単年度の利益を最大化するよりも、上振れ分を投資に回し、来期以降の成長に繋げることが基本的な考え方である。

 

トピックス

第2四半期における最も大きな取り組みは、サブスクリプションサービスであるシャドテンにおけるTED Talksの教材活用である。これまで著作権の問題で活用が実現できなかったTED Talksを、粘り強い交渉の末、シャドテンの教材として活用することが許諾された。TED Talksは、各分野の第一人者による洗練された英語と興味深い内容が特徴であり、これを初級から上級まで、また同じレベル感でも複数の教材や様々な分野で提供することで、有料会員への転換率を高め、長期的な学習継続を促し、継続月数の伸長に繋げることが狙いである。この教材追加の効果は、第4四半期や来期第1四半期あたりから徐々に発現することが期待されている。加えて、ゲシピ株式会社への出資を含め、M&Aによる事業領域の拡大とEPS向上を意欲的に推進している。

・資料

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決算:8月末日

20250527  CP&X

決算概要

2025年8月期第2四半期(2024年12月~2025年2月)は、売上高13億8,700万円(前年同期比36.0%増)、営業利益3億5,700万円(同62.4%増)、四半期純利益2億5,900万円(同48.3%増)と、大幅な増収増益。売上高増加の主な要因は、売上の約64%を占める英語コーチングサービスの供給力向上(コンサルタント職の増加)と、安定的に純増を続けるサブスクサービスにある。営業利益率の改善は、利益率の高いサブスクサービスの売上構成比上昇が主な要因である。

 

セグメント別または事業別の増減要因

売上高の主要因は、英語コーチングサービスの供給力向上によるものであり、特に昨年度第3四半期および第4四半期におけるコンサルタント職の増加が、第2四半期の英語コーチング売上高成長に大きく寄与した。サブスクサービスは比較的安定した純増を継続しており、四半期ごとに着実に増収に貢献している。営業利益の増益は、英語コーチングサービスと比較して利益率の高いサブスクサービスの売上高に占める比率が継続的に高まっていることによる売上構成比の変化が最も大きな要因である。

 

主要KPIの進捗と変化

英語コーチングサービスでは、サービス満足度を示す指標として「アンケート結果」、「継続率」、「友人紹介率」を重視している。満足度は高水準で横ばいからやや右肩上がりの傾向にあり、4.5ポイントと概ね顧客からご満足いただけている状況である。最も重視する継続率は70%であり、約3分の2以上の顧客が英語コーチングサービスやサブスクサービスのシャドテンを継続している状況である。シャドテンの有料会員数は、第2四半期において月あたり200名強の純増に鈍化したが、第1四半期の伸びが大きかったため、上半期全体では400名強の純増ペースであり、上半期を通してみれば悪くない状況である。第2四半期の鈍化は、1月の広告キャンペーンが奏功しなかった特殊要因によるものである。

 

季節性・一過性要因の有無と影響

売上高の進捗率が例年通り50%に達していないのは、サブスクリプションサービスが積み上げ型であり下期に偏重する傾向があるためである。また、英語コーチングサービスの供給力ドライバーであるコンサルタント職が4月を含む第3四半期に増加する傾向があるため、供給力も下期に増えることに起因している。営業利益に関しては、第1四半期に堅実な運営で利益を確保した後、下期にマーケティングチャネル新規開拓(アドトラック、タレントコラボなど)へ投資を行うため、進捗は上期よりも緩やかになる見込みである。シャドテンの第2四半期における有料会員数純増の鈍化は、1月の広告キャンペーンの不調という一過性の要因によるものである 。

 

通期見通しと進捗率・達成可能性

通期の業績予想に対する売上高の進捗率は49%、営業利益は75%である 。売上高に関しては、例年と同じような推移であり、基本的に第3四半期と第4四半期で売上高が伸びる傾向にあるため、通期の業績予想に対して順調な進捗である。営業利益に関しても、前年よりも進捗率は良いものの、単年度の利益を最大化するよりも、上振れ分を投資に回し、来期以降の成長に繋げることが基本的な考え方である。

 

トピックス

第2四半期における最も大きな取り組みは、サブスクリプションサービスであるシャドテンにおけるTED Talksの教材活用である。これまで著作権の問題で活用が実現できなかったTED Talksを、粘り強い交渉の末、シャドテンの教材として活用することが許諾された。TED Talksは、各分野の第一人者による洗練された英語と興味深い内容が特徴であり、これを初級から上級まで、また同じレベル感でも複数の教材や様々な分野で提供することで、有料会員への転換率を高め、長期的な学習継続を促し、継続月数の伸長に繋げることが狙いである。この教材追加の効果は、第4四半期や来期第1四半期あたりから徐々に発現することが期待されている。加えて、ゲシピ株式会社への出資を含め、M&Aによる事業領域の拡大とEPS向上を意欲的に推進している。

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