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(株)サニックスホールディングス

東証STD 4651

決算:3月末日

20250605

CP&X

 

決算概要

2025年3月期は、売上高は453億5200万円で前期比3.8%減、営業利益は22億2700万円で同40.5%減、経常利益は19億5000万円で同43.7%減、親会社株主に帰属する当期純利益は14億8300万円で同45.0%減となり、減収減益。この減収減益の主要因は、前年度の発電事業における売電単価が一時的に高水準であったことの反動であると認識されている。売上は若干未達であったものの、営業利益は予算の129.8%、経常利益は同135.4%と計画を大幅に上回っており、会社としては予想以上の着地であったと捉えている。

 

セグメント別または事業別の増減要因

住環境領域は、売上高が前期比1.7%減少したものの、白蟻駆除事業の単価改定が奏功し営業利益は同5.8%増加した。これは、第3四半期以降に発生した訪問販売に関連する外部要因による売上減少がありながらも、収益性を維持した結果である。エネルギー領域(法人向け太陽光事業)は、案件ごとの収益管理を徹底し、採算性の低い案件の辞退にも取組み、売上高は同3.1%減少したが営業利益は同21.3%増加した。資源循環領域は、発電事業の単価下落とボイラー工事による稼働停止が影響し、売上・利益ともに減少したが、プラスチック系や廃液・埋立事業は堅調に利益を伸ばしている。

 

主要KPIの進捗と変化

当社では、事業モデルの多様性から会社全体で統一した主要KPIは設定していない。個別の事業においては、営業利益率を重要視しており、住環境領域では顧客数を重視している。エネルギー領域では、管理可能な原価のコントロールを通じた収益管理を徹底しており、太陽光パネルの価格下落により原価が想定よりも低下し、収益向上に寄与した。

 

季節性・一過性要因の有無と影響

2025年3月期の業績には、複数の季節性および一過性要因が影響した。前年度の発電事業における瞬間的な高水準な売電単価は、今期の減収減益の主たる要因となった一過性のものである。また、住環境領域においては、第3四半期および第4四半期に発生した訪問販売関連の社会情勢が売上減少に繋がる逆風として作用した。資源循環領域では、ボイラー工事に伴う稼働停止が2025年6月末まで継続予定であり、これも一時的な業績影響として予算に織り込み済みである。

 

通期見通しと進捗率・達成可能性

2026年3月期の業績予想は、売上高467億9100万円(前期比3.2%増)、営業利益28億300万円(同25.9%増)、経常利益24億3400万円(同24.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益17億7500万円(同19.7%増)と、増収増益を見込んでいる。この営業利益28億円は中期経営計画の最終年度目標値であり、各事業の堅実な成長を背景に、目標達成に向けて粘り強く取り組んでいる状況である。

 

トピックス

足元において進行中の特段大きなトピックスやニュースリリースはないが、主要株主である光通信が当社の株式を17%保有しており、密接なコミュニケーションを通じて事業運営へのアドバイスを受けている状況である。

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(株)サニックスホールディングス

東証STD 4651

決算:3月末日

20250605 CP&X

決算概要

2025年3月期は、売上高は453億5200万円で前期比3.8%減、営業利益は22億2700万円で同40.5%減、経常利益は19億5000万円で同43.7%減、親会社株主に帰属する当期純利益は14億8300万円で同45.0%減となり、減収減益。この減収減益の主要因は、前年度の発電事業における売電単価が一時的に高水準であったことの反動であると認識されている。売上は若干未達であったものの、営業利益は予算の129.8%、経常利益は同135.4%と計画を大幅に上回っており、会社としては予想以上の着地であったと捉えている。

 

セグメント別または事業別の増減要因

住環境領域は、売上高が前期比1.7%減少したものの、白蟻駆除事業の単価改定が奏功し営業利益は同5.8%増加した。これは、第3四半期以降に発生した訪問販売に関連する外部要因による売上減少がありながらも、収益性を維持した結果である。エネルギー領域(法人向け太陽光事業)は、案件ごとの収益管理を徹底し、採算性の低い案件の辞退にも取組み、売上高は同3.1%減少したが営業利益は同21.3%増加した。資源循環領域は、発電事業の単価下落とボイラー工事による稼働停止が影響し、売上・利益ともに減少したが、プラスチック系や廃液・埋立事業は堅調に利益を伸ばしている。

 

主要KPIの進捗と変化

当社では、事業モデルの多様性から会社全体で統一した主要KPIは設定していない。個別の事業においては、営業利益率を重要視しており、住環境領域では顧客数を重視している。エネルギー領域では、管理可能な原価のコントロールを通じた収益管理を徹底しており、太陽光パネルの価格下落により原価が想定よりも低下し、収益向上に寄与した。

 

季節性・一過性要因の有無と影響

2025年3月期の業績には、複数の季節性および一過性要因が影響した。前年度の発電事業における瞬間的な高水準な売電単価は、今期の減収減益の主たる要因となった一過性のものである。また、住環境領域においては、第3四半期および第4四半期に発生した訪問販売関連の社会情勢が売上減少に繋がる逆風として作用した。資源循環領域では、ボイラー工事に伴う稼働停止が2025年6月末まで継続予定であり、これも一時的な業績影響として予算に織り込み済みである。

 

通期見通しと進捗率・達成可能性

2026年3月期の業績予想は、売上高467億9100万円(前期比3.2%増)、営業利益28億300万円(同25.9%増)、経常利益24億3400万円(同24.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益17億7500万円(同19.7%増)と、増収増益を見込んでいる。この営業利益28億円は中期経営計画の最終年度目標値であり、各事業の堅実な成長を背景に、目標達成に向けて粘り強く取り組んでいる状況である。

 

トピックス

足元において進行中の特段大きなトピックスやニュースリリースはないが、主要株主である光通信が当社の株式を17%保有しており、密接なコミュニケーションを通じて事業運営へのアドバイスを受けている状況である。

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